2012年F1第8戦ヨーロッパGPが6月24日(日)、バレンシア市街地サーキット(1周/5.419km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた決勝でフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が今季2勝目を記録した。
コース上での追い抜きが難しく、退屈なレースになることが多いと言われていたバレンシア。しかし、今年は波乱の展開となった。ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がレースをリードしたものの、レース中盤に導入されたセーフティカーが解除された直後、ベッテルがコース上にクルマを止める。
これで首位に立ったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)をロメ・グロジャン(ロータス)が追い詰めていたが、グロジャンもトラブルのためストップ。アロンソはそのまま逃げきって母国で今季2勝目を記録。母国の英雄とも言えるアロンソの母国優勝にバレンシアの観客が大歓声をあげた。また、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が3位に入り、2010年のF1復帰以来初の表彰台を獲得している。
アロンソはレース後、コースマーシャルからスペイン国旗を受け取り、国旗を空に突き上げながらウイニングラップ。観客席の前にクルマを止め、クルマから降りて集まった観客からの祝福に応えた。
2位から10位までの結果は次のとおり。
2位キミ・ライコネン(ロータス)、3位ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、4位マーク・ウェバー(レッドブル)、5位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、6位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、7位ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、8位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、9位セルジオ・ペレス(ザウバー)、10位パストール・マルドナード(ウィリアムズ)。
小林可夢偉(ザウバー)は、7番手スタートから2周目には4番手まで浮上したものの、ピットストップに手間取って順位を落とした。その後、まずはブルーノ・セナ(ウィリアムズ)と接触。この接触では、セナにペナルティーが科されている。そしてその後はフェリペ・マッサ(フェラーリ)とも接触してリタイア。マッサとの接触では、可夢偉に次戦イギリスGPでの5グリッド降格ペナルティーが科された。
このレースのファステストラップは、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が54周目に記録した1分42秒163だった。
~ヨーロッパGP 決勝結果~
1 F.アロンソ フェラーリ 1:44:16.649
2 K.ライコネン ロータス +6.4
3 M.シューマッハ メルセデスAMG +12.6
4 M.ウェバー レッドブル +13.6
5 N.ヒュルケンベルグ フォース・インディア +19.9
6 N.ロズベルグ メルセデスAMG +21.1
7 P.ディ・レスタ フォース・インディア +22.8
8 J.バトン マクラーレン +24.6
9 S.ペレス ザウバー +27.7
10 B.セナ ウィリアムズ +35.9
11 D.リチャルド トロ・ロッソ +37.0
12 P.マルドナード ウィリアムズ +54.6
13 V.ペトロフ ケーターハム +1:15.8
14 H.コバライネン ケーターハム +1:34.6
15 C.ピック マルシャ +1:36.5
16 F.マッサ フェラーリ +1Lap
17 P.デ・ラ・ロサ HRT +1Lap
18 N.カーティケヤン HRT +1Lap
19 L.ハミルトン マクラーレン +2Laps
20 R.グロジャン ロータス +17Laps
21 S.ベッテル レッドブル +24Laps
22 小林可夢偉 ザウバー +24Laps
23 J-E.ベルニュ トロ・ロッソ +31Laps
※T.グロック(マルシャ)は体調不良のため、決勝を欠場
※F.マッサ(フェラーリ)と接触した小林可夢偉(ザウバー)は、次戦イギリスGPで5グリッド降格ペナルティー
※H.コバライネン(ケーターハム)と接触したJ-E.ベルニュ(トロ・ロッソ)は、罰金と次戦イギリスGPで10グリッド降格ペナルティー
※L.ハミルトン(マクラーレン)と接触したP.マルドナード(ウィリアムズ)は、20秒加算で12位
こんなにペナルティ出るのも珍しい?
表彰台の顔ぶれが2005年シーズンみたいで懐かしい。てか、この3人ってみんなフェラーリ乗ったドライバーだね。しかも、三人ともワールドチャンピオン経験者だし
さて、レーススタート時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度は45℃。ポールポジションのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)と2番手スタートのルイス・ハミルトン(マクラーレン)は順位を守ったまま1コーナーへ。しかし、4番手スタートのロメ・グロジャン(ロータス)が、3番手スタートのパストール・マルドナード(ウィリアムズ)抜いた。また、7番手スタートの小林可夢偉(ザウバー)が5番手に浮上している。
可夢偉は1周目にマルドナードを抜いて4番手に浮上。2番手ハミルトンはベッテルから少し離され、背後にグロジャンと可夢偉が迫っている状態。ベッテルはファステストラップを更新しながら一気にハミルトントンとの差を広げていく。一方のハミルトンは、ペースが上がらないのか、それともあえて抑えているのか、4周目終了時に両者の差が6.8秒まで広がった。
ハミルトンの後ろは6番手キミ・ライコネン(ロータス)までが隊列になり、やや離れてニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)がフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が続いている。
9周終了時、ベッテルとハミルトンの差がついに10秒へ。また、10周目にはグロジャンがハミルトンを抜いて2番手に浮上。可夢偉はハミルトンからやや離され1秒強の差になっている。13周目終了時ハミルトンが1回目のピットストップ。ハミルトンはソフト側からハード側のタイヤに交換し、9番手でコースに戻った。
次の周には3番手の可夢偉、4番手のライコネンがピットへ。このピットストップで可夢偉は時間がかかり、ライコネンに抜かれてしまった。ライコネンは10番手、可夢偉は11番手でコースへ復帰している。可夢偉とライコネンはともにソフト側からソフト側のタイヤへ交換した。
15周目終了時には3番手に浮上していたアロンソがピットへ。アロンソもソフト側からソフト側のタイヤへ交換し、ライコネンの前9番手でコースへ復帰した。次の周にトップのベッテルと2番手グロジャンがピットイン。両者ともソフト側からソフト側タイヤへ交換しながら、ベッテルはトップのままコースへ。グロジャンはハミルトンの前、4番手でコースへ復帰している。
20周目、まだピットインしておらず、ペースの上がらないクルマがいることから数珠つなぎの状態になった集団の中で、ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)と可夢偉が接触。可夢偉はペースの上がらないセナに並びかけようとしたが、セナが可夢偉の方へステアリングを切ったことから可夢偉は壁とセナに挟まれる形に。可夢偉のフロントウイングがセナの右リアタイヤと接触し、セナはパンクしてスピン。可夢偉もフロントウイングを壊したため、ピットへ戻ってウイングを交換した。
これにより可夢偉は18番手に後退。また、セナは最後尾まで落ち、接触の原因を作ったとしてセナにドライブスルーのペナルティーが科された。トップでは、相変わらずベッテルが速いペースで周回を重ねており、2番手グロジャンとの差は24周目終了時に20.6秒。グロジャンはファステストラップを更新しながらベッテルとの差を詰め始めた。
29周目、ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)とジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)が接触し、タイヤをパンクさせたベルニュがタイヤの破片をまき散らしながら走行しているため、セーフティカーが出動。ここで、上位勢のほとんどが2回目のピットストップを行ったが、ハミルトンはピット作業に手間取り、6番手に後退した。トップはベッテルのまま、2番手グロジャン、アロンソが3番手に浮上している。
また、ここでピットインしなかったダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)が4番手に。だが、リチャルドはハード側のタイヤをまだ使っていないため、もう1度ピットインする必要がある。可夢偉もここでピットインせず、13番手につけた。レースは34周目から再開となった。
レース再開と同時にアロンソがグロジャンを抜いて2番手に浮上。そして35周目、ベッテルが急にスローダウンしてコース上にクルマを止めた。これにより、アロンソが首位に立ち、グランドスタンドの観客は大歓声。また、可夢偉とフェリペ・マッサ(フェラーリ)が接触し、両者ともクルマを修復するためピットへ。可夢偉はそのままリタイアとなった。
アロンソがファステストラップを更新しながらグロジャンとの差を広げようとするものの、グロジャンも離されずについていく。だが41周目、グロジャンがまさかのスローダウン。グロジャン担当の小松エンジニアは無線で、オルタネーターのトラブルが発生したとグロジャンに伝えていた。
その後、アロンソと2番手ハミルトンは同じようなペースで走行。両者の間には4.2秒の差がある。また、マッサとのクラッシュについて可夢偉へ次戦イギリスGPでの5グリッド降格ペナルティーが科された。
残り数周になると、ハミルトンはリアタイヤがつらいような走りになり、アロンソから離されていく。55周目にはライコネンがハミルトンを抜いて2番手に浮上。そして、56周目にマルドナードがハミルトンを抜こうとして両者が接触。ハミルトンがはじき飛ばされるような形になり、ハミルトンは壁にクラッシュ。これにより、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が3番手に浮上した。
結局、アロンソがトップのままチェッカーフラッグを受けて今季2勝目を記録。ゴール後は、コースマーシャルからスペイン国旗を受け取って、スペイン国旗を掲げながらウイニングラップを走った。そして、観客スタンド前でクルマを止め、クルマを降りて大歓声に応えていた。2位はライコネン、3位にシューマッハが入り、シューマッハは復帰以来初の表彰台を獲得した。
トップがリタイアするし、まったく予想の出来ない結果゛面白いレースだったな。
アロンソは、ライコネンをアンダーカットできたのがポイントだったよな。あれがなかったらライコネンだったのかな?これでアロンソ今季2勝目だから連続勝者違う記録7人でストップだなー。個人的には、更新して欲しかったなー残念。グロジャンが止まらなきゃなーまぁ、仕方ない。
ライコネンは、2位だったな。もう少しで優勝なポジションには、来れるんだけどな。
やっぱ本領発揮するのは、スパなんだろうか?勝つなら鈴鹿でも勝って欲しいな。
シューマッハは、久しぶりの表彰台。待ってましたって感じ。終盤の勢いすごかったもんなー。この勢いでシルバーストンもいけるといいな。
2013Formula1 Belgium Grand Prix 予選レポート カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2013/08/25 18:38:33 |
![]() |
DANDYな車椅子Life カテゴリ:おもしろそうなブログ 2006/11/01 22:37:37 |
|
モヒカン日記 リローデット カテゴリ:おもしろそうなブログ 2006/11/01 22:33:41 |
![]() |
トヨタ アルファード いつも職場や出かけるところへ、俺を運んでくれる車です。本当は、色は、青が良かったのに・・ ... |
2017年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2016年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2015年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2014年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2013年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2012年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2011年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2010年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2009年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2008年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2007年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2006年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |