2019年07月01日
久し振りのコンサート。
クルマもバイクも大好きだけど、コンサートも大好き。
ライブでは無く、コンサートである。
ライブとは違う?
コンサートとライブの違いがよく分かっていない因幡屋です。
・・・・、そうは言っても、殆どコンサートにも行っていもいないのであまり強くは言い切れない。
私が中学生の頃・・・・、今で言う中二病と云う重い病に感染し、病状真っ盛りの時分である。
私が小学生の頃、世の中はデモだの大学闘争だの、赤軍派だのと、子供心に訳の分からない事が多かった様に思う。
中学生なった頃には少しばかり沈静化して「ラブ&ピース」な時代に突入していた。
今考えると面白い時代である、普通の大学生の人達が大学構内を占拠し、立て籠もる。
あげく機動隊や警察と揉み合い投石やゲバ棒、火炎瓶や、一部ではライフルなどで武装し国家に対して暴力をもって立ち向かう。
そんな時代が少しだけ沈静化した時期。
共産主義系の若者たちも落ち着きを取り戻し、闘争では無くフォークソングで、ヒッピーなどと言う、ホームレスに近い人達がラブでピースな時代を築こうとしている様な気配がしていた。
もう頭にはヘルメットでは無くバンダナを巻く様になり、手にはゲバ棒では無くフォークギターが握られていた。
そんな時代の中で過ごした中学生時代・・・・。
中学1年の頃に井上陽水さんの曲を聴き始めた。
子供には難解で、ニヒルな大人っぽい歌詞。
そう・・・・・、その当時はクールとかドライなどと言う表現では無く「ニヒル」と言う表現が適切だったと思う。
そして、フォークとロックが入り混じったその曲調も他のフォークシンガーとは一線を隔していたと思う。
まさに中二病真っ盛りの子供にはドンピシャの陽水さんであった。
当時20才過ぎの陽水さんの年齢を、遙かに超えてしまった現在57歳の私ではあるが、今聴いてもこの当時の陽水さんの歌詞は天才的であると思う。
私が尊敬する日本人アーティストでは五指に入る事は間違いない。
その後、中学2年生になってからは洋楽のロックに走ってしまい、フォークソングは聴かなくなってしまったのだが・・・・・・・。
昨日・・・・、そんな陽水さんのコンサートに百合子夫人と行って来た。
同年代の百合子夫人も陽水さんのファンである。
会場は鳥取市にある県民文化会館。
鳥取では一番大きなハコではあるのだが、収容人数は2000人と、それ程大きくは無い。
チケット申し込みが遅かったので3階の端っこの方の席しか取れなかった。
とは言え、アイドルのコンサートでも無いので、陽水さんの姿が見たい訳でも無く、場の雰囲気と陽水さんの歌が聴ければ良いので問題は無い。
コンサートそのものは凄く良かった(笑)
途中の喋りで若い時分のキヨシローとのエピソード「陽水さんのアパートで、炬燵に入り、陽水さんの手作りカレーライスを食べながら、2人で楽曲を作った。」話など、知ってはいたが直接本人が喋っている姿は感動を覚えた。
陽水さんのこの度のツアーは50周年のツアーであったらしい・・・・。
そして4月から始まったこのツアーの最終日が昨日の鳥取の会場であった。
50周年ツアーの締めくくり、最終日に鳥取のあまり大きくも無いハコを選んで貰ったのは鳥取の民としては素直に嬉しい(笑)
途中15分程度の休憩を挟んでも3時間に及ぶコンサートは聴きごたえもあり、最終日と言う事もあったのか、充分に満足の出来るイベントであった。
・・・・・・3階から眺める陽水さんは5cm位しかない小さなオジサンだったのだが、それでも楽しかった。
ただ、一つ不満もあった。
映画館に行ってもそうなのだが、どんなに面白い映画でも、周りのお客さんに拠り面白さが半減してしまう、と云う不満である。
昨日の楽しさが半減した理由は前の席に座るオジサンであった。
私と同年代の前の席のオジサン・・・・・・、やけに鬱陶しい。
何かやたらとリズムを取りたがる。
本人的には曲に乗り楽しんでいるのだろうが・・・・、やたらとリズムに合わせて首を振り、頭を前後左右に振る。
彼の頭が右に振られる度に、身長5センチの陽水さんの姿が隠れる。
あ~、鬱陶しい!
それも、まだ、リズムが合っていれば良いのだが、微妙にテンポが違う。
コンサートの最中、彼がテンポの狂った頭を振る度に陽水さんの姿が消える・・・・。
いい加減、文句言ってやろうかと思ったのだが、ウチの百合子夫人は私が揉め事を起こすと凄く怒る。
こちらに非が無くとも、怒って口も利いてくれなくなる。
これは悲しい・・・・・・。
私は3時間の間、ストレスに耐え続けながらコンサートの時間を過ごした。
せっかく、コンサートそのものは良かったのに残念である。
私が映画館もコンサートも縁遠くなった理由の一つがコレだ。
まあ、全体的には楽しめたので昨日は良かった(笑)
・・・・でっ、本日もいつもの様に画像の無い文章だけのブログなのだけど、コンサートは撮影禁止なので仕方が無いのだ。
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Posted at
2019/07/01 16:37:48
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