• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

しんげん神奈川のブログ一覧

2012年10月12日 イイね!

振り向く暗闇の中にソレは居た・・・ “青い女”編 幕間狂言⑪

振り向く暗闇の中にソレは居た・・・ “青い女”編 幕間狂言⑪ 抵抗する“彼女”を、誰もいない社務所に連れ込むと、俺はその

体に覆いかぶさった。

 「い、イヤ! やめて……君、イヤよ!」

室内は、寂れた外観とは正反対の、激しく、しかし若い獣の沸騰

する青い欲情が迸っていた。

 「ダメ! い、イヤ! …君…お願い、やめて!」

必死に抵抗する“彼女”の手や足を振り払い、俺の手はスカートの中を弄る。全くのチェリーボー

イだった俺が、その時は何故か迷う事無く“牡”としての本能に身を委ねていた。そして考える間

もなく、次の動きに取り掛かる。喚く“彼女”の口を俺の口で塞ぎながら、首の後ろに回した左手

で“彼女”の左腕を押さえつけ、固く閉じようとする両足に、俺の右足を捻じり込ませ、その空いた

隙間に俺の右手を忍び込ませると、その付け根にピッタリと身に纏った下着の中へ侵入した俺の

手が、指先にざわめく“彼女”の淡い草むらをかき分けながら、まさに女性自身に辿り着いた。

 「ウグッ…だ、ダメ…ウ…ウン…いや!」

籠る声と同時に、“彼女”の身体はビクッと仰け反った! 女陰に初めて触れた俺も、まるで電流

が流れたかのように全身がしびれた。“彼女”の肉唇はしっとりと濡れていたのだ。慌てて一旦ス

カートから手を抜き出す。一呼吸置き、花蜜に塗れた指を見て、俺自身も爆発的に、膨張した。

“彼女”の愛液で濡れた震える手で、ズボンのベルトを慌ただしく外すと、パンツごと一気にズボ

ンを下ろした。猛々しく反り立つ俺自身を確認すると、更に獰猛なオスと化した! 下半身を剥き

出しにして迫りくる俺を見た“彼女”は、一瞬目尻が裂ける程見開いたが、見てはいけないものを

見たといった風情で縮こまり、恥ずかしげに俯いた。そんな“彼女”の様子にも容赦無く再度圧し

掛かった。

 「もう、もう…堪忍…して」

“彼女”が抵抗の言葉を発すればするほど、逆に俺の中の獣が吠えたぎった。

今度は両手をスカートの中に潜り込ませ下着を掴むと、一気に脱がしにかかった!“彼女”の懸

命な抵抗を嘲笑うかのように、スルスルとパンティーが抜き取られていった…。


 黄昏の筋が何本か差し込む社務所の中、壁にもたれながら床にへたり込み、いつの間にか髪

を下ろしていた“彼女”が、気怠そうに、しかし魂が抜けたような表情で、剥ぎ取られた下着を集め、

静々と身に着けていた。床には、“彼女”が処女であった証と、俺の迸った欲情の痕が点々と滴り

落ちていた。俺は未だ下半身を剥き出しにしたまま何かの箱に凭れ掛り、肩で息をしていた…。

 コトが済んだ直後、俺は強烈な頭痛に見舞われた。すると、今まで霞がかっていた視界が、徐々

に晴れていくと、今度は急激に後悔の念に苛まれた。

 「何故俺は、こんな事をしてしまったのだろう……」

先程までの俺は、全く自分で自分をコントロールしていた覚えがない。呆然としたまま項垂れると、

先程までの状態と比べ、見る影もなく縮こまった俺自身の情けない姿が目に飛び込んで来た。俺

は慌てて埃塗れになっているパンツとズボンを穿いた。カチャカチャとベルトを締める音だけが社

務所内響いていた・・・。


 自分の身支度を済ませると、俺は恐る恐る“彼女”の方を見た。“彼女”は既に身支度を終え、

体育座りをしている膝小僧の上に、ちょこんと顎を乗せていた。視線はぼんやりと黄昏の差し込

む穴に向けられている。俺はゆっくりと立ち上がり、出口の扉に向かおうとした。

その時、キッ!と“彼女”が、俺を正面に見据えた。

 「ゼッタイ・・・・絶対…許さんけんね!」

決して大きな声ではない言葉であったが、それは直接、俺の腹に響くような声だった。“彼女”の

瞳の奥に、青く冷たい炎のようなものが見えた。“彼女”の言葉に平静を装いながら背を向けた

俺だったが、背筋には冷たい汗が流れていた。

 「俺は多分もう逃げられない、取り返しのつかない事をしてしまったのだろう…」

加害者であるはずの俺だったが、寧ろ肉食獣を目前にした草食動物の状態に陥っていた。

俺は敢えて余裕を感じさせる動作を意識して、黄昏が夕暮れに変わる中、社務所を後にした。

すると、

 「……君!」

俺を呼び止める“彼女”の声が境内に響き渡った。ここから逃れたい一心で、俺は返事をする事

無く、黙々と歩き出した。すると今度は、俺の背に“彼女”が話しかけるように呟いた。

 「明日も…ここに…来て…」

意外にも、その声の中に怒りの要素は入っておらず、それは俺を思わず立ち止ませるに十分な

感情の変化だった。ふと振り向く俺の視界に飛び込んできたのは、まるで魔性の様な微笑みを

たたえた、別人の様な“彼女”の姿だった。

 「いいわね?」

畳み掛けるように、しかし楽しげな声が、俺の胸に突き刺さる……。


 それからは学校から帰ると、俺は社務所の中で毎日“彼女”と交わった。その時だけは、お互

い中学生とは思えない、まるで獣のような交わりとなっていた。俺は“彼女”と交わる度に、寿命

が縮まる感覚に襲われた。しかし、拒否は出来なかった。この頃から、俺は“彼女”に見つめら

れるだけで、自分自身の感覚を失う状態になっていたのだ。ひたすら、ただひたすら毎日、俺は

“彼女”に精を注ぎ込み続けた…。


 そうして奇妙な大人の仲になった俺達は、共に中学を卒業した…。


   つづく
Posted at 2012/10/12 07:53:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 私小説 | その他
2012年10月11日 イイね!

がっつり系も時には必要!13

がっつり系も時には必要!13 たまに無性に食べたくモノがある。私の場合、それはKFC

とびっくりドンキーだ! 前者はオリジナルチキンの “ドラム”

と、“サイ” であり、後者は、“エッグカリーバーグディッシュ”

(300gご飯大盛、もしくはガリバーバグディッシュ) と、“みるく

愛すカフェ” である。KFCで、ドラムとサイを食べるには、最

低4本以上注文しなければならないので、私の場合通常の注文は5ピース以上の注文となる。この

場合は大抵ドラムが2本入る確率が高いのである。

 ドンキーは、単純にハンバーグパティの味付けと大きさが、私にマッチしているに尽きる!(爆)

 みるく愛すカフェは、私が昔飲んでいた、“コーヒー牛乳” と同じ味がしたため、一気にファンと

なった。今でこそグラスは小さくなったが、ちょっと前までは馬鹿デカいグラスになみなみとそそ

がれていたので、量的にも大満足であった。これ1杯で、5時間粘ったこともあるくらいだ(苦爆)

 しかし本日、サラダを大盛にするのに気をとられ、初めて“みるく愛すカフェ” の注文を忘れる

という大失態をしてしまった!

 あー!くそー! やはり歳なのか・・・・。

 そして気づいた!

 「そっか、これからもう一度行けばいいんだ!(爆)」

という訳で、店を出てからわずか十分後、再訪問する私であった!(爆)



 ボクに、お留守番させて、一人で食べて、ずるいワン!


   でわでわ!
Posted at 2012/10/11 14:13:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | がっつり系 | グルメ/料理
2012年10月10日 イイね!

振り向く暗闇の中にソレは居た・・・ “青い女”編 幕間狂言⑩

振り向く暗闇の中にソレは居た・・・ “青い女”編 幕間狂言⑩ 「ババァは、このアタシが、一人で焼いて喰うたんじゃー!」

乱れた髪を更に振り回しながら、母が警官達を睨み回した。

 「だが、お前らの思い通りにはならんぞ!」

そう言うと警官達を振り払い、中年女の動きとは思えない速さで台所

に移動すると、凶器として証拠写真を撮っていた鑑識官を突き飛ばし、

包丁をその手につかんだ!

 「やめろ!」

 「直ぐに包丁を置け!」

 「この野郎!」

狭い室内に怒号が飛び交った。

 「アホがッ! お前らなんかにゃ、殺されねーぞ! あーっはっはっはっは!!」

そして衆人環視の中、母親は柄と刃先を両手で持った包丁の刃を自分のうなじに当て、一気に

前に倒れこんだ!

 「うわぁー!」

 「キャー!!」

骨が砕ける嫌な音と共に、切り離された母の頭部が、勢いよく飛んで行った!

頭部の無い首の付け根から、噴水の様に鮮血が舞う。阿鼻叫喚が支配する室内の空気をあざ

笑うかの様に、切り取られた母親の生首は、ゴロゴロと玄関を通り過ぎ、外へと転がっていった。

外を固めていた警官や野次馬から絶叫にも似た悲鳴が上がった。唖然とする“彼女”の膝はガク

ガクと震え、その両足の付け根からは、本日2回目となる失禁の滴を迸らせていた・・・。


 その日、一応保護の目的で“彼女”は警察署に留置された。とはいえ、当事者達がいなくなって

しまった今となっては、“彼女”に対する取り調べは否応なく中止された…。後で聞いた話だが、警

察による鑑識が進む中、未だ呆然とへたり込む母親への、容赦ない事情聴取を受けていた母親は、

言葉にならない嗚咽を繰り返していたという。さらに警官からの質問に対しては、事ある毎に、

 「自分が自分では無くなる感情に支配された」

等と言っていたという。この言動から警察の中では、この母親を精神鑑定に回すかどうかで議論

していたらしい。その最中での凶行に、警察内でも納得するような雰囲気が流れ、早急にこの事

件の幕を下ろそうとする空気が支配しつつあった・・・。


 相変わらず学校ではこの話題で持ちきりだった。まったく収まる気配はない。引っ切り無しにその

後の情報を聞き出そうと、俺の元には各クラスからゴシップ好きが集まるようになっていた。そして

その様相は、村でも同じ事だった。

 当然と言うべきか、“彼女”の姿はその日から学校に無かった。事件の内容に加え、“彼女”の

保護者が皆一気にいなくなってしまったからだ。それはつまり学校だけでなく、狭い村故に“彼女”

の村での居場所が無くなるという事を意味する…。


 事件から1週間も経ったある日、学校から帰るバスに揺られながら、俺はぼんやりと外の景色を

見ていた。すると未だに立ち入り禁止のロープが張られた寂れた廃屋のような“彼女”の家…事件

現場が遠く視界に入ってきた。もうすぐ夕方という事もあり、その周辺に人影は見当たらなかった。

勿論“彼女”の家の中に明りが灯る事も無い…。

 俺はバス停に降り立つと、しばらくは黙って空を見上げ、自分の頭の中を整理していた。そして

考えがまとまった時、俺は、ある決意を胸に、家とは反対方向へと歩き出した・・・。


 やはり神社の裏に“彼女”はいた。制服を着たままだった。いつものように手すりに腰掛け、足を

ブラブラさせていた・・・。

 俺はしばらくその情景を眺めた後、ゆっくりと“彼女”に近づいて行った。“彼女”は俺の姿を見て、

ブラブラさせている足を止めた。俺はいつものように“彼女”の横に座った。ススキのざわめく音や、

カラスの鳴き声が辺りに響き渡っていた。お互い無言で時は過ぎていく。

 「あの…ね…」

第一声を発したのは“彼女”の方からだった。俺は返答せず、表情で先を促した。

 「あのね…、私、中学卒業したら働くけん…」

 「え?」

 「あのね、村の外れに新しいホテルが建ったでしょ。あそこのホテルの支配人さんが、

                           学校卒業したらウチにおいでって、言ってくれたんよ」

俺は最近出来たばかりの、村に似つかわしくない、小洒落た外観のホテルを思い出した。世間は

バブルといわれる時代に入りつつあった。その余波は、こんな田舎の山奥までやってきていた。

 「その支配人さんが、私の卒業までも面倒見てくれることになって…」

 「そうか…」

またしばらく二人の間に沈黙の時が流れた。

 「ねえ、…君」

“彼女”が先に口を開いた。

 「な…に…」

 「こんな私になっても…」

 「……」

 「私と…、私の事、好きでいてくれる?」

俺が最も恐れていた言葉に、俺はとっさに言葉が出なかった。

押し黙る俺に、“彼女”が先回りするように言った。

 「ごめんごめん! そうだよね、むりだよね!」

“彼女”が作り笑いをしながら、懸命に明るく話そうとしていた。そしてまた、沈黙の神が降りて来た。

 暫くはお互い無言で座っていた。すると“彼女”は止まっていた足をブラブラさせ始めた。それを

見た俺は、しかし今日は足をブラブラさせる事はなかった。“彼女”がブラブラのスピードを落とした。

 「やっぱり…だめ…か…」

“彼女”は足を止め、急速に曇る顔が項垂れた。俺は既に決意していた。“彼女”と別れようと…。

 こんな事件が起こらなければ、もっと早く言っていた。ただ“彼女”の心中を思うあまり、ダラダラと

先延ばしていたに過ぎなかったのだ。しかし、この事件があったからでは無い事だけは、“彼女”に

伝えたかった…。

 今思えば、まったくの蛇足で、そんな事を言う必要もなかったのだが、若い俺は、ケジメにはこだ

わった。その方が寧ろ“彼女”を傷つける事など、当時の俺は解らなかったのだ。

 しばらく俺の話を黙って聞いていた“彼女”であったが、俺が最後の結論を言おうとした時、キッと

涙に濡れた顔をあげ、俺を見つめた。

 「お願い…お願い…その先は…言わないで…。私を…私を、嫌いにならないで…」

いつの間にか“彼女”は俺の腕を両手で掴み震えていた。

 「お願い!お願い!」

“彼女”の手に増々力がこもる。

初めて見せる“彼女”の必死の形相に、俺は動揺した。だが中坊の俺は、それをなだめる術を知ら

なかった。俺の中に、ほんの少し恐怖混じりの感情が沸き起こり、思わず“彼女”を突き飛ばした。

俺に振り払われ、床に倒れこんだ“彼女”のセーラー服のスカートがはだけ、チラリと綺麗な太もも

の奥にある下着が見えた。俺の視線を感じた“彼女”が慌てて、しかし恥ずかしそうにスカートの裾

を整えた。その被虐美に染まった艶めかしい“彼女”を見て、突然、俺の中の何かが弾けた。次の

瞬間、俺は“彼女”を 押し倒していた…。

自分が自分で無くなる感覚…。今後幾度となく俺を襲う感覚の、初めて経験した最初の日であった。


                 ――― その日、俺は“彼女”を犯した ―――


   つづく
Posted at 2012/10/10 18:20:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 私小説 | その他
2012年10月09日 イイね!

疑惑払拭!

疑惑払拭! 先日のPC入替について、複数の方よりメールやコメや

メッセージにて、「新しく買ったんじゃねーの?」との疑惑

が押し寄せました(苦笑) その疑問にお答えするべく、

私が実はPC創成期からユーザーであった事を含め、

ここに画像をアップ致します!

 私のPC履歴は、“Apple II” から始まりました。小学校高学年で既に簡単なプログラミングなん

ぞ出来ました。次に国産PC(当時は“マイコン”と言っておりました)に目を向け、NECの、“PC-

8001mkII” や、松下電器の、“CF-2000” で、遊んでいました。当時はOSなんぞ使わなくても、自

力で動かせた時代でした。DOSが出てきたのはこの頃からです。そして時代は一気に下り、私に

とってセンセーショナルな機種が発売されます。それが、アップルの、“Macintosh Color Classic”

でした。画面は小さいでしたが、当時は珍しかった一体型のPCで、インターフェイスも、“GUI” と



なっていて、その使用の容易さに、ものすごい衝撃を受けた覚えがあります。それからは、一気

にマックファンとなり、その後のハイエンドモデルたる、“Macintosh Performa 5420” を購入する

に至りました。なのでマイクロソフトがウィンドウズ95を出した時も、「何をいまさら」と、冷笑して



いたくらいです。間違いなく当時はマックの方が優れておりました。が、ここからアップル社の凋

落が始まります。私も、必死にマックを応援していたのですが、製品はともかく、とにかくアフター

サービスがお粗末なうえに、ユーザーに対しての態度が横柄で、いわゆる大名商売に陥ってい

たので、これでは先は長くないなと、あきらめの気持ちが芽生えた時期でもありました。勿論そ

の後、アップル社は“i Mac” で、復活を遂げますが、その頃には既にマックからは心が離れ、

VAIOユーザーとなっておりました。VAIOは性能は言うまでもなく、とにかくそのデザイン性に惹

かれました。その美しさは、あのジョブズでさえ、ジャパンマックエキスポでのカンファレンスで、

わざわざVAIOの写真を大画面で披露して絶賛していたくらいでしたから!(私はその場にいました) 

そんな訳で、VAIOは、計5台持っています。今でも全て動きます。なので、入れ替えたこの青い

VAIOが壊れても、白いVAIOと、黒いVAIOと、藍色VAIOがまだ控えているので、しばしのお別れ

は出来ない状態となっております(自爆) 以下、各部屋に散らばっている“VAIO”の画像です!(爆)







  でわでわ!
Posted at 2012/10/09 04:45:10 | コメント(7) | トラックバック(0) | 身近な事 | パソコン/インターネット
2012年10月08日 イイね!

終わらない祝杯!

終わらない祝杯! いや~! めでたい、めでたいぃ!! 可夢偉が、母国

GPでポディウムに上がるとは! いや~! めでたいめで

たい!(爆) 思わず「俺が奢るから!」 と、知合いを強引

に呼び寄せ、近くの居酒屋で祝杯をあげました! 今回の

3位表彰台は、2位を取れなくての3位ではなく、元ワール

ドチャンピオン&現最強チームのユニットに対して勝ち取った3位なのです! その価値たるや、

ハンパない!(笑) 一人ハシャグ私をさらに盛り上げるように、乾杯の嵐が続いた。ハッキリ言って

F1なんか知らねえくせに! というオナゴも、いつの間にか混じってはいたが、祝杯は大勢であげ

た方がイイに決まってる! 皆俺の驕りだと思って、どんどん空のグラスが林立していく・・・。

 「まあ、いい。俺は、“奢る” とは言ったが、“払う” とは言わなかったから、

                                  チョーシこいてるアイツに払わせよう」

と、私も杯を重ねていった・・・。


 バカ騒ぎも一段落ついたところで、私はレシートをアイツのポケットに入れて、一足先に店を出た。

一緒に店を出たオナゴ達に、次はカラオケにと誘われたが、次はどうしても或る人と、ある場所で

飲みたかった為、その申し出を断り、一人繁華街の海の中へ消えて行った・・・。


 と言う事で私の2次会は、河岸を変え、車大好き!レース大好きの、或る年上のナイスミドルと、

しっとりとしたBarで久しぶりに再会し、今度は静かに祝杯をあげました。

 「うれしいな・・・」

 「そうですね・・・」

 「前に亜久里がポディウムに乗った時、確かお前、店にいたよな?」

 「そうです。あの時は確か、配達から帰った途端に、元ヤンキーの同僚が息せき切って

         飛び出してきて、“しんげんさんっ!亜久里3位!!” って報告を受けたんですよ」

 「ああ、いたな~、そんな奴が・・・」

ナイスミドルはそう言って懐かしげにグラスを見つめていた。

 「あれから、もう22年か・・・」

 「22年ですよ・・・経ちましたねぇ」

今度は私が懐かしげな顔で、露のついたビールジョッキを眺めていた。すると私の体を、しげしげと

見ていたナイスミドルは、しみじみと“のたもうた”。

 「そういえばお前、腹出たなぁ~」

 「そういう○○さんだって、腹出た上に、ハゲてるじゃないですか!」

 「うるせぇ! お前だって結構“頭皮”見えてんぞ!」

 「あのですねぇ、私は、今だに鼻やおでこに“ニキビ”が出来る歳なんですよ!」

 「お前のは“吹き出モノ”っつーんだよ!」

 「“加齢臭”漂う○○さんに言われたくないですよ!」

 「なにぃー!お前だって・・・・・」

しばらくオッサン同士の“不毛で情けない罵り合い” が続いたが、ふとあることに気が付いた・・・。

 「・・・お互い自爆&共倒れする話題はやめましょう・・・」

そう言って再度、チン!っとグラスを触れ合わせた。

煙草の煙がたゆむ中、しばらくの沈黙が下りてきた。



 「あの時は、お前がチーフに上がったばかりで・・・」

ナイスミドルが、楽しげに口を開いた。

 「はい、そして○○さんが店長でした・・・」

二人がニヤリと顔を見合わせた。

 「じゃ、俺は明日早いから!」

 「休日出勤ご苦労様です!」

 「ちゃかすな!」

 「失礼いたしやした!」

私がそう言った時、ナイスミドルが、さりげなくレシートをつかんで席を立った。

 「ゴチになりまーす!」

あの頃のように、私は久しぶりに声を張って、去りゆく背中に投げかけた。

背中は振り向く事も無く、ただレシートを掲げ、そのまま手を振って私の視界から消えて行った・・・。

ナイスミドルは、今や大手となった、その某ピザチェーンの、お偉さんとなっている・・・。


 P.S

   結局一番楽しんだ私が、一銭も払わなかった事に、改めて可夢偉に感謝します!


             ―― 可夢偉! ありがとー!(爆) ――


   でわでわ!

 ※今回も、某みん友Jaguarさん風に、お送りしました!って結構この文体気に入っています(自爆)
Posted at 2012/10/08 01:54:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | モータースポーツ | ニュース

プロフィール

犬、クルマ、バイク、食べ歩き等で常に忙しい休日を送っている、渋谷生まれの代々木育ち。でも今は川崎(笑) 遊びの資格を、結構持っているので(スキューバ、ボート、ス...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

ACドレンパイプの延長 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/08 03:16:02
凄い偉業ですよコレは!!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/07 07:59:57
≪“ダンディズム”・・・男の幸せとは・・・≫ Epilogue  そして・・・重大発表・・・ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/08/29 22:01:45

愛車一覧

ホンダ CB1100 ホンダ CB1100
バイク最高! バイクも仕事柄たくさん乗ってきましたが、やっぱり国産がいいですね~(笑) ...
ポルシェ 911 カブリオレ ポルシェ 911 カブリオレ
アップするの時間掛かったなぁ~(苦笑) 今まで様々なクルマに乗ってきましたが、私なりに ...
ホンダ フィット ホンダ フィット
実質的にはメインクルマです。個人的に私のクルマ選びの必須条件は、“コンパクト”で“4WD ...
BMW 7シリーズ BMW 7シリーズ
 実は、750iLを下取りにパジェロミニを購入した後、今度は其のパジェロミニを下取りに7 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation