
明日6月6日、朝のNHK番組経済ワイド「ビジョンe」 に生出演します。テーマはもちろん新GM再生なるか?。世間で言われているGMクラッシュ報道はほとんどが間違ってますからね。
その1 ハイブリッドがないから
そんなことはありません。アメリカではハイブリッドは売れてませんから。GMもフォードもハイブリッドを商品化してますが(サターンオーラとフォードエスケープ)売れてません。ホンダのアコードハイブリッドは2007年に生産中止、初代インサイトも生産中止、シビックハイブリッドも芳しくありません。トヨタもプリウス以外のハイブリッドは苦戦してます。売れているのはせいぜいプリウスだけですが年間20万台くらいです(すべてのハイブリッドを合わせても)つまりハイブリッドなどエコカーを作ればよいのではなく、ユーザーが買いたいと思う魅力があるかどうか、ですよね。
その2小型化が遅れたから
GMはすでで小型車を販売してます。スズキや大字やオペルのリスキン車をシボレーブランドで販売してます。でも、あまり売れてません。リスキンして現地から持ってきたかけですからね。
その3ではなぜGMはもうからないの?
GMが儲からないというよりも日本と韓国は安い円とウオンという追い風が影響してました。しかもGMはレガシィコストがのしかかり高コストでした。トヨタもGMも収益構造は同じで大きなクルマにシフトして日本メーカーは利益を上げてきました。
その3 新生GMのシナリオ
このようにGMがなぜ衰退したのかと言う本質的な問題を精査しないと、新GMも見えてこないと思うのです。ただ合理化とスリム化だけでは無理です。課題はどんな魅力的なクルマを作るのか、ミシガンに飛んでいってフリッツ・ヘンダーソンに聞いてみたいです(元GMジャパン社長)。
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持続可能なモビリティ | 日記
Posted at
2009/06/05 13:04:47