2009年11月01日
オペル・GM連合の逆襲ありか!
最近、VWの開発者と会う機会が増えた。それはVWが次世代環境技術についてしっかりとした自信とビジョンがあるからだ。彼らは自分達の考えを世界中に発信している。
ところで、今年2009年の上期の販売台数ではGMとトヨタとVWが接近中。2008年はGMが激減したおかげでトヨタが販売台数では世界一となったが、トヨタの首脳陣は喜べない。というのは、後ろにピタリとついてくるVWの存在を感じているからだ。私の予想ではVWは来年2010年には世界一の座をしとめるだろう。もしかしたら、今年の下期で逆転するかもしれない。
自動車新興国ではVWの存在は大きい。VWのシュタイガー博士はブラジルや中国に何度も足を運び、VWの環境技術のロードマップやビジョンを説いている。日本の自動車メーカーに海外メーカーや新興国の政府関係者にロビーする人材が少ない。いや、私が知る限りトヨタの渡辺技監をおいて他にはいないだろう。当面はトヨタとVWが世界の2トップとなることは間違いないがGMも復活するだろう。というのは、オペルをGMの傘下に置き、あの「B.ルッツおじさん」がオペルをマネージメントするかもしれないというのだ。
もし、オペルがVWのような商品戦略をとるなら、GMは一気に生まれかわる。GMのフリッツ・ヘンダーソンCEOは欧州GMを経験していたし、B.ルッツおじさんはもともとオストリア人でBMWのエンジニアであった。こうしてアメリカで販売されるGMが欧州化され、オペルが自動車開発を担当するならGMのクルマは生まれ代わる。実は、フォードも欧州フォードの技術がアメリカフォードを支えている。
こうしたことを考えないと、トヨタもホンダもアメリカ市場でも新興国でも負けてしまう。本気で本物の自動車を作らないと、、、と思うのだ。でなければ、アジアの小国の自動車メーカーとなってしまうだろう。GMオペル連合は侮れないと思うのだが、、。
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Posted at
2009/11/08 18:42:18
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