2008年08月04日
数日前から書いている入院体験談は昨年の夏の出来事です。
元気になると病院生活はとても退屈です。一応、私の病気は心臓疾患なので院内を歩き回ることは禁止されていました。心臓に負担がかかるからなのですね。でもクルマ椅子では好きなところに探検にいけないし、ゆっくり歩くふりをして院内を色々と探索しました。元気になると好奇心が湧いてきたのです。
でも子供達が入院しているフロアはとてもかわいそうです。このフロアだけは探検しませんでした。タバコや生活病が原因で病気になった人はある意味で自業自得ですが、生まれながらにして心臓疾患を持つ子供達は気の毒でした。夏休みなのに、外で元気に飛び回ることができないのですから。早くなおって退院できればと祈りました。
気がつくとこの病院はいわゆる臭い匂いがありません。無臭で機能的で衛生的。廊下も病室もゆったりと作られているのです。看護師曰わく泌尿器課がないからとのこと。でも心臓が悪い人は、臭いどころではないでしょう。
一回の受付では毎日何名かの患者さんが入院の手続きを取ってます。その多くはカテーテル手技を受けに来た人達だと思いますが、たまに重篤な疾患で苦しんでいる人もいます。この病院は日本でも相当に有名な専門病院ですが、心臓疾患なら誰でも診察を受け入院することができるのです。
ところで、自分の病気はどうなったのかというと、体力はすっかりと回復し、ウイルスをやっつけたのかもしれません。といいうのも白血球の数が減少したのです。でも、ドクターはまだ納得できてないようです。私の担当は若いドクターですが、心膜炎は初めて見る症例だったみたいです。そうそうこの病室はLAN接続でネットが使えるのです。締め切りの原稿を書かなくてはいけません。取材活動はキャンセルしたのですが、原稿は一本も堕とさなかったのです。
Posted at 2008/08/04 02:28:35 |
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