2013年01月04日
NFLテレビ観戦の感想~Week16
この正月休みの間に一気に観戦。いよいよ最終週を残すのみになった。
ジャイアンツ@レイブンズ 14-33
後半になって急速に調子を落としたジャイアンツ。この日も攻撃・守備ともに不調。
前半7-24と大きくリードされ、後半見事にタイムコントロールされて完敗だった。
マニング弟の勝負強さ、前に厚い守備陣が特徴のジャイアンツだったが、見る影も
無かった。この敗戦でプレイオフの可能性は消滅、最終週はイーグルス戦となるが、
チームの状態がこのままなら敗戦濃厚だ。
レイブンズは調子を戻して連敗を3で止めた。最終週はベンガルズ戦と同地区対決。
プレイオフに向けて弾みをつけるため、きっちり勝って地区優勝を決めたいところ。
レッドスキンズ@イーグルス 27-20
これはなかなか好試合だった。レッドスキンズのQBグリフィンは、足のケガのため
持ち味のランを発揮できなかったものの、もう一つの武器の速いパスをガンガン通し
最大14点差をつけて逃げ切った。エースRBも22回のランで91yと活躍、走れない
グリフィンをサポートした。ジャイアンツが敗れたため、最終週のカウボーイズ戦に
勝てば地区優勝だ。
イーグルスにも十分勝機はあった。残り11秒で相手エンドゾーンぎりぎりまで攻め
込んだが、そこから4回の攻撃でタッチダウンをとれずゲームエンド。このような状況
で勝負強さを発揮できるようになれば、来年はもっと良い成績が期待できるだろう。
セインツ@カウボーイズ 31-31 OT:3-0
これも良い試合。いくつかのミスで最大14点差をつけられたものの、カウボーイズ
攻撃陣自慢の爆発力を発揮、残り15秒で4thダウンギャンブルを成功させて同点に
追いついた。しかし延長戦では先攻したもののあっさり攻撃権を手放し、セインツに
ロングドライブからのFGを決められてしまって負け。つまらないミスや反則で負ける
癖は変わってなかった。QBロモを変えたほうがいいとの声が上がりつつあるが、QB
変えたくらいではこのチームの悪いところは治らないと思う。カウボーイズは、
最終週のレッドスキンズに勝てば地区優勝。最後のイスを賭けて戦う大一番だ。
セインツは勝ったものの、プレイオフの可能性は消滅。残念なシーズンとなった。
監督が復帰して立て直しを期待したい。
バイキングス@テキサンズ 23-6
NFC最後のワイルドカード枠を狙うバイキングス。ここまで良いチームとは思って
なかった。何と言ってもテキサンズ攻撃陣をタッチダウンゼロに抑えるとは驚きだ。
その原動力は、3年連続1000yラッシャーのRBフォスターを10回15yと完全に封じ込んだ
ラン守備だ。パス守備でもQBショウブをサック4回も仕留めている。守備ラインは絶好調
と言えるだろう。攻撃ではやっぱりRBピーターソン。靭帯切断のケガから復帰した選手
とは思えない。最終週はパッカーズ戦。強敵だが、チームの状態・士気はNFCの中では
一番かも知れない。勝ってプレイオフ入りを決めたいところ。
テキサンズにとっては予想外の完敗。AFC1位のままではあるものの、最終週のコルツ
戦に負ければ2位シードも落としてしまう上、シーズン終盤の連敗はプレイオフにも
影響が出る可能性もある。
49ers@シーホークス 13-42
この週もう一つの大番狂わせがこの試合。弱点が無いと思ってた49ersが急失速、
前の週にペイトリオッツに競り勝ったチームとは思えなかった。シーホークスに
6個のタッチダウンを奪われ、終盤ぎりぎりにタッチダウンを1つ返すのが
精一杯。強豪チームもどんなことで歯車が狂うかわからない、アメフトの怖さだ。
QBケイパーニックは19/36で成功率は53%、1INTでレーティング72に終わり、ランも
エースRBゴアが6回28yに封じられていた。Kエイカースは1本FGをブロックされて
リターンタッチダウンを決められている。
逆にシーホークスは絶好調。バイキングス同様、チーム状態・士気はトップクラス。
パス・ラン・守備・スペシャルチームとバランスの取れたチームになっている。この
勝利でプレイオフ入りが確定。最終週の結果次第では、逆転地区優勝もありうる状況だ。
ベンガルズ@スティーラーズ 13-10
守備の強いチーム同士、予想通りのロースコアゲームになったが、勝ったのは予想に
反してベンガルズ。この結果スティーラーズはプレイオフを逃し、替わりにベンガルズ
がプレイオフ入りを果たした。
スティーラーズ守備陣は6サック2インターセプト、と完全復活、ベンガルズのランも
チーム全体で16回14yに抑えている。しかしベンガルズ守備陣も負けてはなかった。
4サック2インターセプトだが、どちらも喪失ヤード数ではスティーラーズを上回っている。
勝利を分けたのは、キッキング。スティーラーズのKスイシャムが3回中2本も外した
のに対し、ベンガルズは3回中失敗は1回だけ。パントで稼いだ距離も1回平均48y対
40yと差をつけた。
ベンガルズの最終週はレイブンズ戦。勝っても地区優勝にはならないが、同地区の優勝
チームに勝っておけば、プレイオフでの勢いにつながるだろう。
スティーラーズはシーズン後半から調子を落としてしまったのが災いした。やはり
主力選手の高齢化が顕在化した印象だ。来年の若返りをどう図るかが課題と言えよう。
ペイトリオッツ@ジャガーズ 23-16
下位チーム相手に楽勝かと思ってた試合だが、予想外に大苦戦。しかし、ゲーム中に
上手く修正して勝てるところがさすがペイトリオッツ。シーズン終盤の連敗を避ける
ことができた。QBブレイディは、Week14までで喫したインターセプトがわずかに4本
だったのに、Week16の49ers戦で2本、この試合でも1Qだけで2本とイヤな立ち上がり
だった。2Q終盤間際の2ミニッツドライブでタッチダウンを奪い同点に追いつけば、
後は普段通りの王者のゲーム。4Qには守備陣がインターセプト2本奪ってお返し。
2位シード争いに望みを残した。最終週はドルフィンズ戦。上位のテキサンズ・
ブロンコスの結果次第だが、きっちり勝ってプレイオフへの弾みとしたい。
ブラウンズ@ブロンコス 12-34
そのブロンコスは下位チーム相手に、危なげない横綱相撲。相手をタッチダウンゼロに
抑えた上で、毎Qにタッチダウンを1個ずつ重ねていくという磐石の試合展開だった。
ブロンコスは今AFCでは最強の状態だと思う。レギュラーシーズンでは勝ったペイトリ
オッツも、今対戦したら6-4でブロンコスのほうが有利と見ている。両者がシード
1位・2位となればその対戦が実現するのはAFC決勝戦。今から楽しみだ。
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NFL | 日記
Posted at
2013/01/05 10:05:13
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