今週のBYEは、コルツ 、チャージャース 、ファルコンズ 、49ers 。
ビルズ@ジェッツ 22-17

赤いきつねと緑のたぬきという言葉が真っ先に浮かんだこのジャージwww
今季試験的に導入されている企画の試合の一つらしい。
http://www.nfljapan.com/column/71550.html
ジェッツは新監督のもと、ベテランQBフィッツパトリックと守備が良いチームで、ここまで
5勝3敗となかなかの成績。一方4勝4敗のビルズ、レックス・ライアン監督にとっては
古巣との対決になる。自分はライアン監督はあまり好きではないが、イーグルスから
移籍したRBマッコイのファンなので、ビルズの試合も気になっていた。
そのマッコイが大活躍~!走っては19回112yで平均5.9y。レシーブでも5回52yでチームトップ。
ビルズのトータルゲイン280yのうち、半分以上がマッコイが稼いだ計算になる。とにかく
ラインが崩れて密集した地帯で、前後左右に動きまわって敵をかわすマッコイは凄かった。
試合は、先制こそジェッツのFGだが、2QにビルズがFG、ファンブルリカバーTD、FGと立て
続けに得点を重ねると、後半はランを多用し時間をコントロールして勝ち、というものだ。
お互いに300y・20点前後のゲームだから守備が良かったと言えるが、マッコイが目立った
ビルズに比べ、ジェッツの攻撃陣は稚拙なプレイがいくつかあって、それが明暗を分けた。
4Qに入ってすぐ、12点を追うジェッツは20y付近で4thダウンギャンブルを選択。しかも
そのプレイが、ブロッカー無しのWRへのサイドパスというのも良くない。解説の人も
4thダウンでするプレイではないと言っていた。ここでは定石通りFGで良かったと思う。
その返しのドライブをジェッツ守備陣が止めたあと、再びジェッツの攻撃では、3rdダウン
10yで、なんとQBスニーク!さすがにこれは予想できず6y稼ぎ、さらに4thダウンギャンブル
をショートパスで成功させるという思い切ったプレイにはビックリだ。
このドライブをTDに結び付けて5点差に迫り、逆転をかけたジェッツの3回目のドライブ。
残り3分で3回目の4thダウンギャンブル。エンドゾーンを狙ったパスは、レシーバーが
全然きづかず頭上を飛び越え勝負あり。こんな完成度の低いプレイでギャンブルを狙うとは・・・
前回ジェッツの試合を観た時はとても強い印象を受けたが、今回はそうでもなく。
普段見られないプレイがいろいろ観られて楽しかった、と言っておこう。
チーフス@ブロンコス 29-13
18年目QBマニングが鉄人ブレッド・ファーブ(キャリア20年)の通算パスヤードを抜いて
新記録を達成したものの、この日は絶不調、5/20で35yのみ、TDなしに4INTでレーティング
ゼロという最低の記録を残してしまい、まさに歴史的なゲームとなってしまった。
ここまでブロンコスの勝利を支えてきた守備陣も、LBウェアとCBタリブを欠き、チーフスの
攻撃を抑えることができなかった。
マニングは足の裏とわき腹にケガを抱えていたらしい。
http://www.nfljapan.com/column/71469.html
今シーズンにマニングの出番はあるか、来季はどうなるかとても気になるところだ。
シーズン終盤の試合までには復帰してほしいが・・・この試合が現役最後の試合になると
すれば、寂し過ぎる。。。
ペイトリオッツ@ジャイアンツ 27-26
イーライ・マニングはブレイディに対して3勝1敗(うち2勝はSB)というから凄い。
今季それほど勝ててないジャイアンツが、最強クラスのペイトリオッツをここまで追い詰める
のだから、チーム間の相性の良し悪しって確かにあると思えてくる。
先制はペイトリオッツ、ドライブを確実に進めてTDを奪うが、返しのジャイアンツの攻撃、
最初のプレイで87yのTDパスというビッグプレイを見せる。この爆発力もイーライの魅力だ。
2QはペイトリオッツがFGのみに対し、ジャイアンツはTDとFGを1本ずつで7点差。
3QはペイトリオッツがTDに対し、ジャイアンツはFG2本で6点差となる。
そして最終Q、巨人TEグロンコに76yTDパスが決まり逆転し、さらに追加点のチャンスと
思ったら痛恨のインターセプト。。。これをFGに結び付けられ勝負あったかとガックリ
したが、残り2分少々、タイムアウト1つのみの最後のドライブをギリギリFG圏内に
持ち込み、54yのサヨナラFGで勝ち。素晴らしい2ミニッツ・オフェンスだった。
解説の人は、ジャイアンツのタイムコントロールが甘いと言っていたが、それは結果論だと
思う。1点ビハインドなのだから、まずは得点を上げなければ負けるわけで、時間を使う
戦略はリードしているからこそ使えるものと考えるべきだ。
サヨナラFGを決めたペイトリオッツのKゴストコウスキーは、名Kビナティエリがコルツに
移籍以降10年間ずっとキッカーを務めてきた生え抜きの選手。飛距離は大したことないが、
今までデビューした年に1回しかエクストラポイントを失敗したことがないという確実性が
持ち味だ。さらに今季はここまでFGとエクトラポイントの両方で成功率100%だとか。
敵地のオープンフィールドという難しい条件だったこの試合でも、5本全てを決めた。
カージナルス@シーホークス 39-32
ロースコアゲームになると予想していたこの試合、30点以上のハイペースの点の取り合い
の好ゲームになった。
1Qは予想通りの守備合戦。どちらもドライブが続かずパントの蹴り合いで無得点だった。
2Qはカージナルスが爆発。FGで先制した後、シーホークスのQBウィルソンが味方の攻撃
ラインの選手と接触してボールをファンブル、セーフティとなってしまう。そこから
連続してTDを2つ奪い、シーホークスも何とかTDを1つ返すが、少ない残り時間で
カージナルスもFGを奪い、22-7と15点差をつけて後半を迎える。
3Q・4Qはシーホークスが爆発。両軍FGを1本ずつ取り合うと、シーホークスが3連続で
TDを奪って逆転、この間カージナルスはシーホークス守備陣に完全に抑えられていた。
しかしここから再びカージナルスが爆発。パスでロングゲインしてTDを奪った後に、
ランでもロングゲインを出して逆転のTD。時間はまだ残っていたが、シーホークスの
反撃はFG1本のみに抑えて、3点差で逃げ切った。
カージナルスは、エースWRフィッツジェラルドだけでなくWRフロイドもレシーブ100y越え、
TEグリシャムらなど多くのバックス陣に投げ分け、終わってみればシーホークス守備陣から
トータル451y奪った。
シーホークスは時折ロングゲインを許してしまったことから、セカンダリー陣に問題が
あるように思える。CBシャーマンの神通力も衰えてしまったのだろうか。
その他NFLウィークリーで観戦した試合
テキサンズ@ベンガルズ 10-6
観るまでもないと思って、同じ時間帯にG+で放送されたカージナルス@シーホークス戦を
優先したら、まさかの大番狂わせ・・・テキサンズの強力守備陣が復活したのだろうか。。。
ライオンズ@パッカーズ 18-16
こちらも大番狂わせ。相性が良いはずのライオンズ相手、しかもホームで負けとは驚き。
この3連敗でNFC北地区の首位を、バイキングスに譲ることになった。
次週この両チームがバイキングスのホームで対決。見逃せない試合になりそうだ。