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イイね!
2021年01月08日

NFL2020:Week17の感想~レギュラーシーズン終了!

最終週Week17は3試合を観戦

カージナルス@ラムズ 7-18

ラムズは、エースQBジャレット・ガフがWeek16の試合で利き腕の親指を骨折。
控えQBで2年目のジョン・ウォルフォードのデビュー戦となった。

一方カージナルスのエースQBカイラー・マレーも、序盤で足首を負傷。
控えQBでカナディアン・フットボール・リーグからNFL入りしたクリス・
ストレベラーが初先発となった。

試合経験の少ない控えQB同士で予想される通り、ロースコアゲームとなったが、
失点でNFL1位を誇るラムズ守備陣が1TDのみに抑え、ワイルドカード枠をゲット。
カージナルスは惜しくもプレイオフを逃し、自動的にベアーズのワイルドカード
入りが決定した。

カージナルスは今季、スーパーWRホプキンスの加入で一気に成績が良くなったが
あと1勝及ばず。Week16での49ers(今季6勝10敗)戦での敗戦が悔やまれる。


ワシントン@イーグルス 20-14

今季G+で4回、NHK-BSで1回と放送機会に恵まれたイーグルスだったが、
チーム状況は最悪。4勝11敗1分けと、2012年(4勝12敗)以来の大きく
負け越しシーズンとなってしまった。

チーム史上初となるスーパーボウル優勝をもたらしたピーダーソン監督だけど、
今季の出来は大きく批判されることになるだろう。やっぱり監督(HC)と
GMを兼任させてはダメだ。チップ・ケリーの件からチームがちっとも学んで
ないのは、ファンとして残念。

ピーダーソン監督自身はポケットパサー贔屓なんだろう。スーパーボウル優勝
シーズンは、レギュラーシーズンはウェンツ、ポストシーズンはフォールズという
優れたポケットパサーがいて、しかも攻撃ラインは奇跡的に完璧の出来。さらに
ブロントというパワーRBがいて理想的な攻撃陣だったが、今のピーダーソンは
その成功体験を夢見ているだけのようだ。

成功体験と言えば、4thダウンギャンブルや2ポイント挑戦を繰り返すのも同じ。
着実に進めることができる攻撃陣があるからこそできることで、今季悉く失敗
しているのに、全然懲りないのは優勝シーズンの成功体験が忘れられないからだ。

今季の攻撃ラインは2線級、RBはクィックネスタイプのみの攻撃陣では、
ポケットパサーが活躍できる基盤が成立しない。監督自身の哲学を追求する
だけでなく、チーム状況に応じた臨機応変なチーム作りも大事なことだ。
2つの違うチーム(イーグルスとチーフス)でプレイオフ常連となった
アンディ・リード監督は、その点でも優れた名将だと思う。

シーズン終盤でウェンツから、モバイルタイプの新人QBハーツを採用したのも
遅すぎると思うし、この試合ではパスは伸びなかったがランで稼いでいたハーツを、
3番手QBサドフェルドに替えてしまったのも悪手だった。ドラフト6巡指名
5年目のサドフェルドに経験を積ませるくらいなら、2巡指名のハーツに経験を
積ませたほうが良かったはずだ。ドラフト指名順を上げるためにわざと負けたのかと
揶揄されるくらいだ。だから監督とGMは兼任させてはいけないのだ。

守備陣は立て直しが進みつつあるも、今季で守備コーディネーター、シュワルツが
引退を表明
。来季は未知数だ。

ピーダーソン監督も来季が正念場だろう。最低でも勝ち越しできなければ、更迭も
ありうる。マクナブ時代からのイーグルスファンとしては、モバイルQBの
ハーツこそイーグルスに似合うと思うが、来季のエースQBはどうなるだろう・・・


パッカーズ@ベアーズ 35-16

前半途中までは、時間をかけたドライブでの点の取り合い。下位ながら守備の
強いベアーズにもチャンスはあったが、2Q後半でパッカーズが爆発。
敵陣10y以内からでも難なく・確実にTDを決めるところが、パッカーズQB
ロジャースの勝負強さだ。この試合で勝って、見事にNFC1位シードを獲得した。

この試合のベアーズ、先ほど述べたイーグルス同様、4thダウンギャンブルを
何度も繰り返したが、パッカーズの攻撃陣とは完成度が違う。結局TDには
結びつかず、序盤にエースRBモンテゴメリーのTDランを上げたきり、FGを
繰り返すだけでは、点差は開いていくばかりだった。

今のベアーズも、イーグルス同様モバイルQBのトラビスキーのほうが合っている。
フォールズは、ブレイディ率いるバッカニアーズに勝ったものの、先発した
試合では2勝5敗と大きく負け越し。貧弱な攻撃ラインでは、フォールズの真価を
発揮することができないのだろう。チームに恵まれなかったQBと言ったら
贔屓目すぎるだろうか・・・

安定してパフォーマンスを発揮するのも優れたQBの条件の一つだけど、残念ながら
フォールズにはそれが欠けているのだろう。でも、「閃光のように!」一瞬でも
輝きを放ち、スーパーボウル優勝&MVPとなったフォールズ、次のチームは
せめて攻撃ラインがしっかりしたチームだといいな~。。。


批判的なことばかりの観戦記事となってしまいました。
でも、明日からいよいよプレイオフ!選りすぐりのチーム同士の対決。
幸い、ホームステイ推奨の連休です。今季から1回戦は6試合!
NHK-BSでは日曜深夜から毎晩放送されます。楽しみですね!
ブログ一覧 | NFL | 日記
Posted at 2021/01/09 21:39:10

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この記事へのコメント

2021年1月10日 9:29
始まりますねぇ。プレイオフ。
今季もHNK全試合放送はありがたいです。

さてカージナルスですが、ゴフが負傷で出場出来ないから勝機は十分あるかも。とほくそ笑んでいたら、まさかのマレーが1Qで負傷退場。。
やはり相手の不幸を喜んでるとろくな事になりませんね。
それにしてもカージナルスはここ一番大事な試合に勝てない!
今季NHKで放映されたドルフィンズとの試合でも終了間際の逆転フィールドゴールを外して負けてるし。
後1勝上積みが有れば。。
ホント某関西プロ野球チームの◯神タイ◯ースと一緒ですわ。
因みにわたしは今は無き近鉄バッファローズの大ファンですけど。。

話が逸れましたが、ガオブルーさんの仰る通りどのような環境でもそれを見極めて、その中で実力を発揮するのが真の名将、名選手と言われる所以でしょうね。

アンディーリード、ブレイディが正にそうなのでしょう。
ブリーズやロジャースは同一チームでプレイオフ常連であるのもその証だと思います。

カートワーナーが好きなのは、せっかく活躍してもポジションが保証されず、少し調子を落とせば戦力外となり、移籍したチームではドラ1のルーキーにポジションを奪われ、それでも腐らず最後に所属したカージナルスであの弱小チームを初のスーパーボウル出場まで導いたから。その偉業を奢らず常に努力の人であった事。
そのカートワーナーが最後に所属したチームってだけでカージナルスを応援し続けてるので、どんだけワーナーが好きやねん!って感じですね。


またまた話が逸れましたが、とにかく今日からのプレイオフ観戦で寝不足が続きそうです。

最後にどのチームがスーパーボウルに出場してもアメフトの醍醐味を感じる名勝負を演じてもらいたいものですね。

本当にアメフトは面白い。試合だけでなく、各チームの状況や選手たちの経歴等を知ると更に面白みが増します。
なので、ガオブルーさんのアメフトブログも外せないのです。

とりとめのないコメントで申し訳ありませんでした。
😅
コメントへの返答
2021年1月10日 12:20
コメント、ありがとうございます~

カージナルスは本当に残念でした。マレーの負傷が痛かったですね。
一方で、ゴフが欠場してもラムズ守備陣は強かったです。こういうチームでないと、プレイオフに行けないのでしょう。

勝負強いチームがいれば、そうでないチームもいますね。どうすれば勝負強くなるかわかれば苦労はしませんが、一選手の加入、監督の交代で激変することもあれば、地味に少しずつ強くなるチームもあります。
だからこそ、NFLを長年見続ける楽しみがあります。マレーとホプキンスのホットラインがさらに成熟するのを楽しみに、来季を待ちましょう。

移籍してすぐに結果を残す選手や監督は、ほんとに大したものだと思います。
仰る通り、ブレイディはベリチック監督でなくても実力を発揮しました。
ブリーズはセインツに来て才能を開花させましたね。
ロジャースは、ファーブの後継者としてデビューし、安定して活躍してます。一時期攻撃ラインがボロボロの時もありましたが、見事に立て直してますね。

カートワーナーのラムズ時代は、自分がNFLを見始める前だったので、詳しくはないのですが、3年間連続でプレイオフ入り、そのうち2回スーパーボウル出場・1回優勝ですね。それからカージナルスでもう1回出場ですから、リジェンドの1人と言ってよいでしょう。スティーラーズとのスーパーボウルは覚えてます。良い試合でした。

今季のプレイオフは、NFCにスーパーボウル優勝経験のあるベテランQBが4人と、豪華なメンバーです。
他の3チームが彼らにどう挑むか、見どころのある1回戦ですね。

AFCでは、2回戦で待つ王者チーフスの相手は誰になるのか、ベテランQBから若手QBまで様々な思惑が行きかう1回戦になりそうです。

スーパーボウルまで、約1か月存分に楽しみましょう~!
2021年1月10日 14:43
こんにちは。
イーグルスのQBの件、どっちがいいんですかね?どちらになっても来年はなんとかプレイオフぐらいは頼むよって感じです。
最近は活躍できないとすぐ放出されちゃいますね。ニュートン、マリオタとか。システムが合わないのか?それとも能力落ちたのか?いろいろあるけど、厳しい世界ってことですかね。

さてQBのモバイルなのかポケットなのか問題。自分の持論は足があるのかは関係なく、いかに機転がきくかが良いQB(長く活躍できる)だと思ってます。でも足があるとカッコいいんですよね(笑)

シュワルツは以前ライオンズのHCやってた気がします。弱小チームで頑張ってる姿が好印象で、好きなタイプのコーチでした。

いよいよ今夜からプレイオフ放送ですね。とりあえずヘンリーのゴリゴリのランプレイを早く観たいです(タックルしたDB可哀想なやつ)
コメントへの返答
2021年1月11日 9:08
コメントありがとうございます~!

イーグルスのQBは、今の攻撃陣ならハーツが合っていると思います。一方来季もウェンツを使い続けるつもりなら、攻撃ラインとRBの補強は絶対必要なので、チームにはその決断と覚悟が迫られるところでしょう。
チームの顔となるQBは固定されていたほうがファンとしては嬉しいのですが、勝利が望まれる厳しい世界なのも事実ですね。。。

機転がきくことが必要というのは全く同感です。ポケットパサーのブレイディも、モバイルのウィルソンもどちらも機転がきくQBですね。ウェンツは足は速いけど機転がきかないタイプで、だからムチャしてケガしてしまうんだと思ってます。

シュワルツの引退は残念ですね。イーグルスのSB優勝にも大きく貢献しました。

ヘンリーのスティッフアームは凄い迫力ですよね!

今週は6試合、来週4試合、そして決勝戦2試合、スーパーボウル、いよいよクライマックスです!


プロフィール

「九重阿蘇ドライブ:その1~戸次本町 http://cvw.jp/b/285856/47431004/
何シテル?   12/27 04:47
前々愛車のライオンマークが、ハンドル名の由来です。
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