
こんにちは。昨日飲んだスパークリングワインのせいで頭痛が痛い黒ノ助です。
それでは道東の旅二日目いってみましょう。
8月12日(月)
帯広のホテルで朝を迎えます。曇り。夜のうちにちょっと雨が降ったみたいで路面とクルマが濡れています。
お天気イマイチなので、ランドスケープ系はやめて、昨日大変楽しかったエゾリス撮影をする事に。
(「え、またリスかよ〜、俺リスは苦手なんだよね」という方は14枚程写真を飛ばしてください)

曇り空の中、ちょっと走ってとある場所に。
駐車場に車を停めて、テクテク歩いて現場に行くと鬱蒼とした森が広がっています。
木の下を歩いていると、頭上でガサガサっと言う音が聞こえて、その後エゾリスの警戒音が。

木の上を見上げると早速いらっしゃいました!ムギューかわいい♪
あとから写真を確認すると、これはたぶん子エゾリスですね。

こちらの様子を伺っています。ありゃ、ちょっとアプローチをミスってテリトリーに入っちゃったみたい。ごめんなさい。
そーっと歩道に移動すると目の前にも!

盛んに土を掘り起こして何かを食べています。
しゃがんで静かーに撮影していると徐々に近づいてきます。

あれ、おっぱいがありますね。母エゾリスですね。

別カメラから。

ドアップ。近いです。何食べてるんですかね?草の芽?
そのうちカメラを提げたご夫婦が静かに撮影に加わり、4人でこの母エゾリスをそお〜っと撮影。
散歩の人が通りがかると木の裏に隠れたり、茂みに逃げ込んだり。

この立ち姿がいいんですよね。

お腹が白いのは何故なんでしょうね?おっぱいは八つあるそうです。
毎日御散歩されている近所のおじさんがクルミを投げると

スタタタ〜と走って来て咥えます。

大事そうに抱えて、茂みに埋めにいきます。

警戒中ですね。

今度は樹上でカリカリカリカリと木の実の殻を割っています。

前歯が鋭いんですね。
結局2時間あまりエゾリスさんを観察させて頂きました、あ〜かわいい!大満足。
(しかし、リスが車にひかれる事故も後を絶たず、
その原因の一端は人間が与えるエサだそうです。我々は以前から野生動物にエサをやる行為は控えています。気をつけなければ)
その後十勝牧場の白樺並林に

未舗装路っていうのがいいですね。
ついでに奥の十勝牧場展望台に車を進めますが

これがなかなかのダート。
爆走してくる対向車のフォレスターに怖れおののきながらじわじわ進み、

展望台に。うーん。
天気のせいか、あまり高度もないので展望台っちゅーにはどうなんだろう。
ガタガタブルブルしながら来た道を戻り

緬羊基地展望台に。

もっといっぱい居るのかと思ったけど、意外に少ないし、何より遠い…望遠換算600mmでようやくコレです。
ささ、じゃあ広域農道を乗り継いで東に向かいますか!

楽ナビは保守的なルート案内かと思ったら地元民しか知らないような素敵なルートも選べる事もありますね。
一気に池田町のまきばの家まで来ました。

ここも羊の牧場があります。

こちらは我々がイメージする羊さん。メーメー鳴いてはりました。
そろそろお腹減ったので、

池田町のワイン城に来ましたが…やはり夏休み期間中ということもあり観光客が多く、レストランは40分待ちの表示だったのでしばらく待ちますが…どうも団体さんのお食事の準備で忙しいらしく全然進まなそうなので、スパークリングワインを買って※近所のハッピネスデーリィというジェラートが美味しい牧場のお店に行ってみます。
(※冒頭の頭痛が痛いワインがコレです。安いスパークリングはどうも海外のワインを混ぜて作ってるみたい。非オススメです。ココを読むような人は買わないか・・・)
この日はパスタは無くてビザしかないというので注文。店内は元気なキッズがジェラートをムサボリ食ってます(笑)

黄色いジャガイモ、インカの目覚めが載ったピザ。イモが甘くて美味しかった♪
天気がイマイチだけど、海に行ってみますか〜

豊頃町を越えて十勝川沿いを南下すると道道沿いの麦畑にタンチョウヅルのツガイがエサを突っついていました。
居るんですね、野生のタンチョウヅル。初めて見ました。
(ほんとは車外に出て望遠レンズで撮影したかったけど、アブの襲来で車内から…)
そのまま南下して

十勝川の河口に付近にやってきました。遠くに見える大地は昆布刈石です。
西から吹く風が涼しくて、しばしのんびり。
すると集落の方に何かがいる!

キタキツネでした。あれ、おトイレ中??

河口の先端に。荒涼とした寒流の流れる海。どことなく寂しげなこの雰囲気が遠くに来たな〜という気持ちを引き立てます。

十勝川を渡るとこれまたタンチョウヅルが道路脇から見えました。今度は車内から望遠レンズで。

そして向かう先はもちろんあそこ。

昆布刈石展望台、三度目の訪問
今年は風があるせいか、それとも天気がイマイチなせいか、アブはほとんど寄ってこなかったです。

そよ風と波の音、グレーの水平線

やはりここは外せない場所です。

厚内トンネルを抜けると、海岸線の道。この道も大好きです。
若干きりっぽくなったと思ったら雨が降り出しました。
海岸線を堪能した後、

車を停めてセイコーマートのゆでとうきびをむしゃむしゃ。ああ美味い♪

国道38号線に合流して釧路を目指します。
市内に入ると雨が止み、行ったんホテルにチェックインしてから繁華街の鳥松に

ザンギをテイクアウトして部屋で酒盛りの計画です。

サッポロクラシックとザンギ。最高の夕食でした♪
8月13日(火)

翌朝も釧路の街は雨模様。
北太平洋シーサイドラインを走りたいのですが、天気予報はずーっと曇り、15時くらいに雨の予報。
どうしようか迷いましたが、天気悪くても行ってみる事に。

その前に釧路の港に寄り道。北の港の倉庫エリアはそりゃ風情がありますね。

ウミネコも「ここじゃ、こんな天気が当たり前だよ」とでも言っているよう。

米町展望台に寄ってみますがあんまり展望が望めないのでドライブスルー。

市内で給油。ハイオク158円でした。安い。

市内のコープに寄って、サッポロクラシックを自宅とシャチョー用(笑)に発送。
シャチョーに好きなビールの銘柄を訊いたら、「そりゃ北海道でしか飲めないクラシック!」という事でしたので。

そして、本日は昼食にありつけそうにないのでセイコーマートで買い込みます。ゆでとうきびを置いていなかったので「ありませんか?」って訊くと冷却中とのことなので、ちょっと待って二本だけ先に出してもらいました。ラッキー!

シーサイドラインを東に走り出しましたが、やっぱ霧&雨(泣)
車が少なくて走りやすいですけどね…

道中、ちょっくら海岸線に出てみると、お、意外といい感じじゃないですか。
ちょうど車を停めれるとこもあるし。

悪天候時のドラマチックトーン

手前のぽつっと立っているのがローソク岩、奥にタコ岩があるけど…よく見えませんね。
海岸線がなかなかかっこいいです。佐多射撃場からの海岸線っぽい。
ちなみにココは「入境学」という地名。読めないですよね。
この先には「初無敵」っていう地名もあります。
「にこまない」と「そんてき」だそうです。超難読。

朝ご飯を軽めにしたので、早速ぷりっぷりなゆでとうきびをむしゃむしゃ。嗚呼うまい・・・。

更に東に向かいますが、アチャー名物霧が濃くなって来ちゃった…
しかし負けちゃいかん。あきらめずに厚岸の街を越えてシーサイドライン行くぞ。

厚岸大橋を渡って

エゾマツの森を走り抜け

琵琶瀬展望台に辿り着きました。
雨は止んで霧もなく、上出来な天気。

展望台からは霧多布湿原が一望できます。以前来たんだけど、ほんとに霧で全然見えなかったんですよ。
初めての霧多布湿原!
望遠レンズでじっくり湿原を観察していると、お、あれは!

真ん中に二つ白い点がありますよね、タンチョウヅルですよ。またまた見つけた!
望遠レンズって楽しい♪

最後にロードスターと一緒に記念撮影。霧多布湿原、気に入りました。
この時点でお昼回っているので、次いきましょ。

北大平シーサイドラインのハイライト区間、浜中から初田牛までの海岸沿いのルート。
ここからは久々に屋根を開けてのドライブ。風が涼しくて気持ちいいです。

以前二回訪れましたが、二回とも濃霧。今回は霧無しで良かった〜。

こんなに爽快なルートだったんですね(笑)

今回はあまり馬がいませんでした。
(早くも幌閉じてますが(笑))

ありのままの沼がこんなに美しいものとは。

浜に打ち寄せる波が、どことなく寂しげで旅情を感じます。

牧場に馬がいたので休憩。

子馬がカワイイ♪

お昼寝子馬と初田牛の海岸線 心洗われる風景です。
ココからまっすぐ北上し、厚床経由で国道243号〜244号をひたすら北上します。

国道沿いの牧草地にまたまたタンチョウヅルがいます。意外と見かけるんですね。

晴れていれば見えるであろう野付半島を想像しながらひた走ります。
根来峠を越えてオホーツク海側に出ると、雨が止み、雲の切れ間に青空がちょっと見えてきました。

国道を避けて広域農道を西進します。峠の北側はえらい暑いです。

左手に雲に隠れた斜里岳が。

一気に網走の手前まで到達。感動の径なる農道を海に向かって走ります。
確かに、オホーツク海と知床半島がうっすら見えて、小感動しました。
漁港に立ち寄って、

知床半島を眺めます。

うっすら羅臼岳方面が見えます。

この雲はなかなか良かったです。

本日は網走市内に宿泊。ホテルから歩いて10分の回転寿しに足を運びます。ビールで乾杯!
入店後、続々とお客さんが来て、結局七時半にはオーダーストップ状態。

サロマ湖産の生ホタテ!抜群に肉厚で甘い!

カラスハモ、抜群に柔らかくて口の中で溶ける〜
お腹いっぱい食べて、ビール飲んで二人で4000円しません、こうでなくっちゃ。
つづく