2012年F1第17戦インドGPは現地時間28日、首都 ニューデリー近郊にあるブッダ・インターナショナ ルサーキットで60周の決勝レースが行われ、レッド ブルのセバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウ インで今季5勝目を挙げた。ザウバーの小林可夢偉 は14位に終わった。
2012年も残りはわずか4戦。シーズン17戦目のイ ンドGPはドライバーズランキング首位のベッテル と、6ポイント差で2位につけるフェルナンド・アロ ンソによるタイトル争いに注目が集まった。前日の 予選ではベッテルがポールを獲得し、マーク・ウ エーバーも2番手と、コンストラクターズ選手権で も首位に立つレッドブルが3戦連続で決勝の最前列 を独占した。対するフェラーリは、アロンソが3列 目5番手からのスタートとなり、前列にはマクラー レン2台が並ぶなど、厳しいレースが予想された。
そのアロンソはスタートで4番手に上がると、 DRSが解禁となった3周目には早くもジェンソン・ バトンをパスして3番手に浮上、レッドブル追撃態 勢を整えたかに見えた。しかし、先頭をいくベッテ ルはライバルの予想を大きく上回るハイペースで周 回を重ね、序盤からレースを独走。10周目には3番 手アロンソを7秒以上引き離すと、25周目には2番手 のウエーバーにも10秒のギャップを築いていった。
その後もペースを落とさないベッテルは上位陣の 中で最後となる33周目にこのレース唯一のピットス トップを行い、レースリーダーのままコースに復帰 すると、後半のベッテルは後続との差をコントロー ルしながら盤石のレースを展開し、今季5度目とな るトップチェッカーを受けた。
一方、ライバルのアロンソはレース中盤にペース の落ちたウエーバーにDRSが使える1秒差まで迫っ たが、ここではウエーバーの防戦にあいオーバーテ イクならず。だが、残り20周を切ったところでウ エーバーのKERSが不能になるトラブルが発生。再度 プッシュを試みたアロンソはロングストレートエン ドでウエーバーをオーバーテイク。かろうじて2位 に入り、ポイント上のダメージを最小限に留めた。 3位はKERSが使えない状態でルイス・ハミルトンの 猛追を凌ぎきったウエーバーが入った。
17番手からスタートしたザウバーの小林可夢偉は ポイント争いに絡むことができず、14位でフィニッ シュ。チームランキング5位のメルセデス越えを目 指したザウバーは接触でリタイアしたセルジオ・ペ レスとともにノーポイント。メルセデスはニコ・ロ ズベルグが11位、ミハエル・シューマッハーはリタ イアに終わり、20ポイント差は変わらず。
チャンピオン争いではランキング首位のベッテル が25ポイントを加算して、18ポイントを加えたアロ ンソとの差を6ポイントから13ポイントに広げてい る。
☆ 2012 ドライバーズランキング 上位3人の状況 ☆
1 セバスチャン・ベッテル 240
2 フェルナンド・アロンソ 227
3 キミ・ライコネン 173
~インドGP 決勝結果~
1 1 セバスチャン・ベッテル (GER) レッドブル 1:31'10.744
2 5 フェルナンド・アロンソ (ESP) フェラーリ 1:31'20.181 +9.437
3 2 マーク・ウェバー (AUS) レッドブル 1:31'23.961 +13.217
4 4 ルイス・ハミルトン (GBR) マクラーレン 1:31'24.653 +13.909
5 3 ジェンソン・バトン (GBR) マクラーレン 1:31'37.010 +26.266
6 6 フェリペ・マッサ (BRA) フェラーリ 1:31'55.418 +44.674
7 9 キミ・ライコネン (FIN) ロータス 1:31'55.971+45.227
8 12 ニコ・ヒュルケンベルグ (GER) フォース・インディア 1:32'05.742 +54.998
9 10 ロマン・グロージャン (FRA) ロータス 1:32'06.847 +56.103
10 19 ブルーノ・セナ (BRA) ウィリアムズ 1:32'25.719 +1'14.975
11 8 ニコ・ロズベルグ (GER) メルセデス 1:32'32.438 +1'21.694
12 11 ポール・ディ・レスタ (GBR) フォース・インディア 1:32'33.559 +1'22.815
13 16 ダニエル・リカルド (AUS) トロ・ロッソ 1:32'36.808 +1'26.064
14 14 小林 可夢偉 (JPN) ザウバー 1:32'37.239 +1'26.495
15 17 ジャン-エリック・ベルヌ (FRA) トロ・ロッソ +1周
16 18 パストール・マルドナド (VEN) ウィリアムズ +1周
17 21 ヴィタリー・ペトロフ (RUS) ケータハム +1周
18 20 ヘイキ・コバライネン (FIN) ケータハム +1周
19 25 シャルル・ピック (FRA) マルシャ +1周
20 24 ティモ・グロック (GER) マルシャ +2周
21 23 ナレイン・カーティケヤン (IND) HRT +2周
22 7 ミハエル・シューマッハ (GER) メルセデス +5周 リタイア --
23 22 ペドロ・デ・ラ・ロサ (ESP) HRT 42周リタイア
24 15 セルジオ・ペレス (MEX) ザウバー 20周リタイア
決勝は、思った通りのレッドブルの1-2かと思いきや、まさかKERSがおかしくなって、アロンソにオーバーテイクを許してしまうとは・・・・(^。^;)
決勝で一番良くやったのはアロンソかもと見ていて思ったな。一番魅せてたんじゃないかと思う(^_^)/てか、タイトルへのダメージは、少なく済んだらからまだまだ何が起こるか分からないな。
ライコネンは、やっぱりアロンソとかに意識されてブロックすごいされたな。マッサは、抜けると思ったけど、アンダーカットも、オーバーテイクも失敗したからずっとマッサの後ろで終わっちゃったな~(^_^;)ちょっと残念(^_^;)
~勝手にスターティンググリッド in アブダビ~
1 ベッテル 2 ウェーバー 3 アロンソ 4 バトン
多分、レッドブルがまたフロントロー独占すると思います。
シーズンも後3戦ですね。まだまだ何が起こるか分からないから見逃せないな。