昨日今日と、車で岩手県の陸前高田市に行ってきました。今年の3月に
乗り鉄で通過はしたものの立ち寄りはできなかったので、そのリベンジです。
まずは好天の中、北に向けてハンドルを切ります。この時期にしては暖かく、これ以上ないほどのドライブ日和でした。
窓を閉めてると暑いくらいだったので、思わず屋根を外しオープンドライブ。
途中経路は省略。寄り道込み5時間ほどで、陸前高田市の
高田松原津波復興祈念公園に到着しました。
ここではまず、
奇跡の一本松を見ました。前回通った際に遠目で見ましたが近くで見るのは初めてです。
樹木自体は既に枯れており、今はモニュメントとして残されている状態です。
聞いたときには「そこまでして残さなくても」と思いましたが、津波に耐えた一本松を見に今でも多数の人が訪れる現実を目の当たりにすると、どんな形であれ残したことに意味があったのだと感じました。
一本松の近くには震災遺構である
旧陸前高田ユースホステルもありました。
中には入れませんし近寄ることもできません。そのせいか関心を持つ人は少なかったように思えます。
一本松をバックに。この建物があったことで一本松が残ったらしいですね。
この後は堤防の上から海を眺めました。
天気が良かったこともあり、穏やかな海はとても美しいものでした。ここから十数メートルの高さの津波が押し寄せるなんて、当時の人々は思いも寄らなかったと思いますし、私も今見てそれが現実とはにわかに信じがたかったです。
津波で流された名勝
高田松原の復興を目指しているのでしょう。海と堤防の間に松の植樹を進めているようでした。
次に、
東日本大震災津波伝承館を観覧しました。
ここでは3.11の津波に関するうんちくのパネルや物品の関連展示、映像資料などがあり、かなり見応えのあるものでした。
私自身被災者でもありますので一つ一つが感慨深いと言いますか、身につまされるものがありました。観るのに夢中だったのか、一枚も写真を撮ってませんでした。
観終わる頃には夕暮れ空に。と言っても16時頃なんですけどね。すっかり日が短くなりました。ってことで、駐車場で山をバックにパチリ。
宿泊は市内の民宿にしました。いわゆる”漁師の宿”です。
漁村の民宿だけあって、夕食は魚介を中心に食べきれないほどのボリュームでした。
GoToの恩恵があるとは言え、これで一泊二食付き5000円少々なのだから驚きです。
ご飯代わりの米ジュースは酔仙の特別純米。一本松ラベルでした。
二日目。前日同様良い天気。
朝食をいただき、宿を出発。
一日目に行き損ねた震災遺構
旧道の駅高田松原・
旧陸前高田市立気仙中学校を見に行ったのですが、両方とも工事中で見ることができませんでした。残念・・・。
ちなみに、帰路で立ち寄る予定だった宮城県気仙沼市の震災遺構も、
月曜日はお休みでした。がっかりしたので寄り道もせずとんぼ返りでした。
と、こんな感じの一泊二日でした。
震災遺構巡りとしては若干消化不良気味でしたが、ドライブも楽しめたしおいしい食事も食べられたので有意義な二日間でした。
来春以降、今回行けなかったところも含め、改めて一回りできれば思います。次はバイクで行こうかな。
Posted at 2020/11/16 18:11:49 | |
トラックバック(0) |
車:旅・お出かけ | 日記