安徳天皇西市御陵墓（参考地）

その友達が行ってみたいというところが、安徳天皇御陵墓。
一足先に山口に帰ってた自分が新下関駅でピックアップして、豊田湖をめざす。

聞いてみると、最近日本の古代史にハマっていて、邪馬台国やら古墳やら日本神話やら
神社などをいろいろ調べているとのこと。

月曜日は福岡は糸島の平原遺跡を見てきたそうで、嬉しそうにその様子を話す。
今回の彼の旅は、卑弥呼伝説を追うというテーマがあるそうだ。

安徳天皇は、壇ノ浦の戦いで平家とともに沈んだのだけど、その御遺骸が埋葬されたと
される地がこの御陵墓。本当の御陵墓は、下関の赤間神宮にあるらしいのだけど、
日本のあちこちにこういう御陵墓があるらしく、赤間神宮以外のものは（参考地）がつく
とのことだ。

それと卑弥呼とどういう関係があるかと言うと、安徳天皇が埋葬されたときにこの古墳が
作られたのでは無くて、卑弥呼のためにつくられたこの古墳に一緒に埋葬されたのでは
ないか、という説があるらしい。

源平合戦があった頃の時代のものとしては、この古墳の形式が古すぎる、というのが
根拠だとか。へぇ～・・


到着して、嬉しそうにいろんな角度から写真を撮る。大河ドラマのおかげか、後から
もう一台観光客らしいクルマが到着。山口にこんな古墳があるなんて知らんかったよ。


まずは、真正面からお参り。神社のように二礼二拍手一礼するべきか、お墓のように
静かに合掌すべきか悩む。常識がなくて、恐縮だ・・・



この地の説明の碑。


周辺図。左下のピーナッツ形の地が、古墳。



周りの道路から古墳を望む。小山のような茂みだ。



面白い場所を教えてくれたお返しに、この間行ってきたばかりの弁天池に案内する。
この間と違って駐車場はクルマで一杯。とても賑わっていた。
喜んでもらえただけでなく、神社マニアらしくいろいろと薀蓄を語ってくれて面白かった。

さらに湯田温泉で一風呂浴びて汗を流す。明るいうちから温泉に入ると贅沢な気分だ。
夕食は友達の希望通り、焼き鳥屋へ。喜んでもらえたようで、こちらも嬉しい。

翌朝、新山口駅で再会を誓ってお見送り。
友遠方より来たり、また楽しからずや。良い夏休みだった。