AFC
ジャガーズ@ペイトリオッツ 20-24
ペイトリオッツ強し。2Qに2TDを奪われるも、前半終了間際にTD、4Qに2TDを上げて逆転。
続くジャガーズの反撃を抑え、ランランランでジャガーズのタイムアウトを奪った上で
1stダウン獲得。勝利へのニーダウンを決めた。
21世紀になってのペイトリオッツの戦績は・・・カッコ内は最後の試合の対戦相手とQB
2001年 地区優勝 シード2位 スーパーボウル優勝(ラムズ:QBワーナー)
2002年 地区2位
2003年 地区優勝 シード1位 スーパーボウル優勝(パンサーズ:QBデローム)
2004年 地区優勝 シード2位 スーパーボウル優勝(イーグルス:QBマクナブ)
2005年 地区優勝 シード4位 プレイオフ2回戦敗退(ブロンコス:QBプラマー)
2006年 地区優勝 シード4位 プレイオフ決勝戦敗退(コルツ:QBマニング兄)
2007年 地区優勝 シード1位 スーパーボウル敗退(ジャイアンツ:QBマニング弟)
2008年 地区2位 (ブレイディWeek1のケガで欠場)
2009年 地区優勝 シード3位 プレイオフ1回戦敗退(レイブンズ:QBフラッコ)
2010年 地区優勝 シード1位 プレイオフ2回戦敗退(ジェッツ:QBサンチェス)
2011年 地区優勝 シード1位 スーパーボウル敗退(ジャイアンツ:QBマニング弟)
2012年 地区優勝 シード2位 プレイオフ決勝戦敗退(レイブンズ:QBフラッコ)
2013年 地区優勝 シード2位 プレイオフ決勝戦敗退(ブロンコス:QBマニング兄)
2014年 地区優勝 シード1位 スーパーボウル優勝(シーホークス:QBウィルソン)
2015年 地区優勝 シード2位 プレイオフ決勝戦敗退(ブロンコス:QBマニング兄)
2016年 地区優勝 シード1位 スーパーボウル優勝(ファルコンズ:QBライアン)
2017年 地区優勝 シード1位 スーパーボウル
なんかおかしいだろ、これ。化け物か・・・他のチームだったら、プレイオフ入りするだけ
でも一苦労するのに、ペイトリオッツにとってはそれは当たり前、という別次元のチーム。
まさに将棋の羽生先生のような別格の強さだ。
ブレイディも、練習中に右手をケガしたというニュースがあって、右手にテープを
巻いていたがそれを全く感じさせないパフォーマンスだった。実はそれはウソで、
新開発の滑り止めテープを巻く言い訳だった、としてもこのチームならやりかねないww
ブレイディにとっては8回目のスーパーボウル!(あと何回出るつもりだろ・・・?)
果たしてその対戦相手は・・・
NFC
バイキングス@イーグルス 7-38
我らがイーグルスでした~\(^o^)/
【追記】ダイジェスト動画を発見
オープニングドライブこそ、バイキングスのTDに対しイーグルスはパントと差がついた
ものの、返しのバイキングスのドライブでは、強力パスラッシュでコントロールミスを誘い、
CBロビンソンがすっぽりキャッチ。味方の選手を上手くブロッカーに使って50yリターンTDを
上げてからは、すっかりイーグルスペースになった。
守っては、3&アウトの連発+自陣まで攻め込まれたらファンブルフォースやインター
セプト、4thダウンギャンブルも全て止めて追加点を許さず。。
攻めては、ロングとショートのパス、そしてランを巧みに使い分け、毎QTDを上げる
ペースで、最強守備のバイキングスから40点近くをもぎ取って、圧勝~!
今季最高のゲームを、そしてイーグルスの良いところ全てを、この決勝戦の場で披露した。
今回も下馬評は良くなかったが、見事にひっくり返したよ。ざまぁ見ろ!

ただ、G+解説の村田さんは、イーグルスやフォールズを高く評価していて、嬉しかったぞ。
QBフォールズは、この試合のレーティング141点を達成。2013年シーズンのプレイオフ
1回戦では、惜しくも負けた(24-26)ものの、レーティングは105点を記録しており、
プレイオフでの3試合連続100点越えを果たした。大試合に強いQBなのだ。
チーム戦術も良かったと思う。シーズン終盤に心配していたが、ウェンツ仕様だった
攻撃陣をフォールズ仕様に修正して、フォールズの良いところを発揮できるような
フォーメーションを使っていた。強い攻撃ラインだからこそできたことだし、
1回戦免除で十分修正する時間があったのも良かったと思う。最終週のWeek17では
やはり手の内を隠していたわけだ。
特に印象的だったのは、前半終了間際。残り時間30秒ちょっとでイーグル陣内深く
からの攻撃スタートで、きっちりFG3点に結びつけたところ。
AFC決勝戦で、ジャガーズが50秒タイムアウト2つ残していたのに、早々に攻撃を
諦めたのとは対照的だった。ジャガーズはこれでモメンタムを失う切欠になったのに
対し、イーグルスはさらに士気を上げたと思う。
チップ・ケリー監督の遺産、アップテンポオフェンスがこういうところで生かされた
と考えると、RBマッコイやフォールズを放出した罪は重いが、あの時代も悪いこと
ばかりじゃないとも思えてしまう。
試合後のシーン。

「かませ犬」「負け犬」のような意味で使われる「アンダードッグ」に対して、
イーグルスの選手が被った犬のマスクが大流行り!ww
フィラデルフィアの街では、売り切れ続出だってwwホントかよ。。。
夜遅くまで、イーグルスファンで大賑わいだったそうです。

怖いけど、一緒に大騒ぎしたかったww

スーパーボウルでは、ペイトリオッツ相手にこんな大量リードは奪えないだろう。
おそらくはじっくり我慢する時間帯があると思う。焦らず、丁寧に、イーグルスの
強い守備ライン・攻撃ラインを生かしたプレイを重ねられれば、十分勝機はあるはずだ。
ペイトリオッツを苦しめたチームは、かつてのレイブンズ・ジャイアンツ、そして
マニング時代のブロンコスだが、いずれも守備ライン4人のプレッシャーが強い守備の
チームだった。そして今のイーグルスの守備陣も、十分それらに匹敵する強さがある。
逆にペイトリオッツにブリッツを多用してはいけない。ブレイディは、その空いたスペースに
ウェルカーやエデルマン(今はアメンドーラがその役割を果たせる)やグロンコウスキーを
走らせて投げ込むのが得意なのだ。スティーラーズがよくその餌食になっていた。
イーグルスにとっては、スーパーボウルは2004年シーズン以来のこと。あの時も、
順番は違うがバイキングス・ファルコンズを破ってスーパーボウル出場を決めている。
また、ペイトリオッツにとっては、2004年の時と同様、SB連覇がかかる試合だ。
イーグルスが、マクナブ⇒ビック⇒フォールズ⇒ブラッドフォード⇒ウェンツとQBを
代替わりしてきたのに対し、ペイトリオッツはその間もブレイディただ一人。これも凄い。
年齢による衰えも感じさせないし、まさに、魔王かラスボスかという感じだ。
ペイトリオッツ相手に、スーパーボウルで敗れたチームは最近ではシーホークスと
ファルコンズがいるが、奇しくも鳥系チームのNFCのライバルたち。

2004年のリベンジ、そして鳥系チームの敵討ちも懸かった今回のスーパーボウル。
百戦錬磨の監督&QBに、若き2年目監督と苦節を味わった控えQBが挑む構図に加え、
そんな意味合いを感じながら観戦したい。
2月の決戦の日が待ち遠しいぞ!