今年も無事に終えることができそうです。お疲れ様でした~m(__)m
仕事納めの後、自宅でゆっくりNFL観戦楽しみました。
ビルズ@ペイトリオッツ 16-37
AFC1位シードを目指すペイトリオッツと、プレイオフ入りの可能性を残すビルズ。
こういう時はより必死な下位のチームのほうが勝ちそうな気もするが、それも前半までだった。。。
1QペイトリオッツのQBブレイディが、微妙にパスの精度が合わずドライブに苦しんで
いたのに対し、ビルズは先制のFGを決めた。
2Qに入ってすぐペイトリオッツもFGで同点に追いつく。このままのペースで言えばロー
スコアゲームになりそうな雰囲気だった。返しのビルズのドライブではレッドゾーンまで
進むも、4thダウン&1の状況、ここまでの流れを観ればFGで良しとすべきだったが、
その流れを変えたかったのか、4thダウンギャンブルを選択するが失敗。。。
その直後のペイトリオッツのドライブで、ビルズは値千金のインターセプトリターンTD!
4thダウンギャンブルの失敗を取り返してもお釣りの来るビッグプレイだった。
逆にこれで開き直れたのか、ペイトリオッツは次の攻撃では確実にドライブを進め、
巨人グロンコへのTDパスを決めると、さらにFGを追加して逆転に成功。
しかし前半終了前の2ミニッツオフェンスで、ビルズはFGを上げて同点に追いつく。
良い攻防の試合で、ビルズの大番狂わせもありうると予感された前半だった。
3Qに入ってビルズの最初のドライブ、スーパーRBマッコイのショートパスからの
ロングゲインでエンドゾーン手前まで攻め込むも、TDはならずFGで終わる。
この辺からビルズの雲行きが怪しくなる。
ペイトリオッツもFG、さらにTDを上げて7点差とリードを奪って、4Qに突入。
7点差を追うビルズは50y台のFGを狙うが失敗。ペイトリオッツに良い地点からの
攻撃を与えてしまう。
ここがこのゲームの分かれ目だったと思う。前半3-3のレッドゾーンでの4thダウン
ギャンブルを狙うのなら、ここでも、さらに言えば3QのFGの時点でも4thダウン
ギャンブルをすべきだったし、ここでFGを狙うのなら前半のあの時点でFGを蹴る
べきだった。この戦略の一貫性の無さが、強豪チームになれない理由の一つだ。
結局このFGの失敗で、試合のモメンタムは一気にペイトリオッツへ傾く。こういう
相手のミスにつけこむのが上手いのがペイトリオッツだ。ビルズの攻撃陣はこの
試合1回もTDを上げられず、大差を許してしまった。
あとは、エースRBルイスでゴリゴリ時間と距離を稼いで勝負あり。
前半終了時点で互角だったスタッツも、大きな差がついて試合終了となった。
この試合でもTDとフィールド上でコールされたパスキャッチが、オフィシャルレビューで
覆ったことがあった。明らかにボールが手からこぼれていたとか、お手玉状態だった
とかでないと、観客が見た印象と反対になってしまい、後味の悪いものになってしまう。
この辺、何とかならないものか。
これでペイトリオッツは最終週のジェッツ戦に勝てば1位シード確定。何年連続とか
解説の人は言っていたけど、SB出場の翌シーズンのジンクスや
マッデンの呪いとは
無縁なのがペイトリオッツだ。
ビルズがプレイオフ入りするためには、最終週の@ドルフィンズ戦に勝った上で、
上位のレイブンズが負けるか、同率のタイタンズとチャージャーズの両方が負ける、
という条件が必要になってしまった。
ファルコンズ@セインツ 13-23
今季一番の混戦となったNFC南地区、1位2位のセインツ・パンサーズを1ゲームで
追うファルコンズだったが、好守揃ったセインツに力及ばず敗戦。最終週でワイルド
カード入りを目指してパンサーズと戦うこととなった。
なお、パンサーズはこの週の勝利でワイルドカード以上でのプレイオフ入りが確定。
最終週でセインツが敗戦した上でパンサーズが勝利すればパンサーズが地区優勝と
なり、それ以外ならセインツが地区優勝だ。
ファルコンズもセインツも、良いQB&WR+良いRBコンビを特徴とする攻撃陣と平均
以上の守備陣でバランスの良さが特徴的なチームだが、この日はセインツのほうが
上回っていた印象だ。
試合後のスタッツはほぼ同じだったのだが、大きく差がついたのは反則。ファルコンズが
10回91yに対し、セインツはわずか3回30yだった。特に前半、反則で攻撃のリズムを乱し、
ファルコンズは得点できず、0-13と差をつけられたのが大きかったし、後半ファルコンズは
それを修正できなかった。
セインツはスキが少ない良いチームに仕上がってきたと思う。我らがイーグルスが
スーパーボウルに進むための最大の難関がセインツ、次いでバイキングスだと思う。
投走揃ったセインツのこの攻撃をどう止めるか、大きな課題だ。
ラムズ@タイタンズ 27-23
この試合勝てば地区優勝のラムズと、ジャガーズに地区優勝を取られたためにワイルド
カード入りを狙うタイタンズ。お互いの意地のぶつかり合いの好ゲームとなった。
ラムズの強みは、2年目QBガフと、今季シーズンMVP候補と噂されるRBガーリーを軸に
備え、NFL最多得点31.0/Gを誇る攻撃陣と、失点19.7/Gと一流以上の守備陣のバランスだ。
一方のタイタンズは、走れるモバイル型のQBマリオタと強力RBデマルコ・マレーを擁する
ラン主体のチーム。守備はやや見劣りするも、ラン守備に限れば89.1y/Gで5位にランクされる。
試合は両軍の好守が共に活躍。その中で、この試合デビュー戦のラムズのKフィッケンが、
初PATと初FGを外し、大きなマイナスイメージを残した。幸い試合には勝ったのだが、
ラムズのプレイオフ入りも久しぶりとあって、不安要素となってしまった。
Kのミスはあれど、ラムズ攻撃陣の両輪ガフが301y、4TDでレーティング118点、ガーリーは
10回118y走り、10回158yのパスレシーブと大活躍。
一方のタイタンズは、マリオタが275yながらTDなしの1INTでレーティング68点、マレーは
15回48y止まりだった。
これでラムズは地区優勝。2位以上の目は無いので、最終週はおそらく主力を休ませる
ことになるだろう。プレイオフ1回戦で、ワイルドカード入りしたチームと対戦することになる。
タイタンズのプレイオフ入りは最終週に持越し。自力でワイルドカード入りが可能な順位では
あるが、相手は地区優勝を決めたジャガーズ。ジャガーズも2位以上の目が無いので、
主力を休ませてくれれば可能性も高くなる。NHK-BSで放送予定の試合だが、どうなるだろうか。
レイダース@イーグルス 10-19
レギュラーシーズン最後のイーグルス戦中継、QBフォールズの出来をチェックする
チャンスだったが、この日は不調。。。プレイオフに大きな不安を残してしまった。
この日解説していた生沢さんが、公式サイトにこんなコラムを書いている。
2試合先発出場で見えてきたイーグルスQBフォールズの弱点
生沢さんはイーグルスに関してこんなに多くのコラムを書いてるので、イーグルスに
大きく期待していたのだろう・・・
「Fly, Eagles, Fly!」NFLトップを走るイーグルスの快進撃
連勝ストップのイーグルス、敗戦から学ぶことは?
カーソン・ウェンツが今季絶望、昨季レイダースの悪夢再び?
控えQBのフォールズがケガしてしまえば、いよいよイーグルスは厳しくなるので、
それを避けるために消極的なプレイになってしまうのは止むを得ないと思う。
今のフォールズの最大の使命はケガをしないことと、ターンオーバーを与えないこと。
ちょうど昨季までのチーフスQBスミスのようなプレイだ。
それを徹底さえすれば、豊富なRB陣と攻撃的な守備陣が何とかしてくれると信じよう。
今のイーグルス守備陣は、ラン守備75.9y/Gで1位、喪失ヤード307y/Gで5位、
失点19.3/Gで6位、ターンオーバーマージン+12で4位と頼れるものとなっている。
この試合では、その守備陣が躍動。QBカー率いるレイダースを10点に抑え、勝利
を引き寄せた。この勝利でイーグルスは1位シードが確定、ホッと一安心。
Week13まででチーム最多TDパスを記録したウェンツはもういない。プレイオフを
フォールズで戦い抜くための準備期間は、幸い3週間もある。攻撃ラインやシステムを
上手くアジャストしてプレイオフに挑んでほしい。
この週終了時点でのランキングはこんな感じ。

総合で3位、NFCでは1位なものの・・・
「フォールズでは勝てない」と言い切られてしまったよorz
下馬評を覆せ、フォールズ!