最近サーキットに出動する機会もなくなり、週末に10キロ走る程度の我が家のS2000。あまり乗らないと足回りや駆動系がやけに経たった感じになるものですね。12万キロ近くエンジンマウントやサスペンションブッシュ替えてないから当たり前か?最高速もイマイチだから富士では辛いし。
そろそろ潮時かなあ?なんてね。
そこで買い替えるとしたら何だろう?
刺激の強い激辛マシンしか受け付けない体になってしまった私。ライトウエイト、ハイパワーな車しか目に入りません。
500Kgクラス、200Hp以上だと
Radical、Ariel、Caterham... etc.
やっぱり英国式の屋根なし。しかも新車で諭吉八百人以上。およそ家族には受け入れられない車ばっかですね。
また、これらの車は危険な香りがプンプンする。クラッシュしたら命が無いのはもちろんだけど、信頼性という点でも疑問符が10個位まわりを取り囲んでいる。購入したは良いがオイル漏れが止まらないとか、アイドリングが維持できなくて慣らしどころでは無いとか、1000キロ毎にOH必要とか?
サーキット遊びを長く楽しめる可能性はやけに低そう(爆)。心と財布に相当な余裕がないとダメだな。
かと言って他に欲しい車無いなあ。
話し変わって…
最近雑誌等でよく取り上げられる過給器チューン。スイフトが富士をポルシェに迫るタイムで走るなんてちょっと凄いですね。際限なく金をかければとんな車もミサイルみたいにできるんだろうけど、現実的なのかどうかという話しですよ。
車に使う過給器にはターボとスーチャーがある。ターボはブーストを上げるのは楽だけど、熱の問題が大きい。設計段階でそこまでの排熱を意識していないNA車にポン付けターボをやってもサーキット一周するまえにパワーダウンしてしまうらしい。まともに走らせるには冷却系に凄いコストがかかるだろう。
スーチャーはウチのExigeにも付いている。ウチのはEaton製ルーツ式チャージャーだ。どうもこれはショボイらしい。大きくて場所を取るうえ、ミャーミャーとうるさく、過給圧をあげると回転抵抗が大きくなりエンジンの負担が増えてパワーがそれほど上がらない。せいぜい190馬力を220~250馬力に上げる程度の安物システムだ。
スーチャーにはいくつかの方式があり、最も効率が良いのはリショルム式だという。これはアウディやベンツが載せているブルジョワな装置でかなり高額らしい。ポン付けには向かないだろう。
そこで今、脚光を浴びているのが遠心式だ。従来は遠心式はエンジンの回転をかなり増速させる必要があり効率が悪いと言われていた。それがRotrex社によってローラーと特殊なオイルを併用する増速法が採用され安価、高効率、コンパクト、低騒音とデメリットの少ないシステムになった。
これを用いたキットがでまわっている。ポルシェ関係ではRufのR Kompressar、ロータスではKomo-tec turbo drive。Komo-tecを搭載したJIMさんの211はブッチギリの最高速を出している。
日本ではHKSがOEMで作っているらしく、S2000にも搭載実績あり、パワーはなんと380馬力。
キットのおねだんは63諭吉、もちろん、これだけのパワーを受け止めるためには他も弄らないとイケないだろうけど買い替えより安いよね。
S2000でやり残したのは富士2分切り。腕では達成できなかった部分を金の力でなんとかするというのが大人のやり方か?(爆)
Posted at 2010/07/30 15:27:27 | |
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