2009年03月13日
価格戦争の後には、、、
価格戦争
オレのブログを見たある自動車販売関係者から電話があった。
新型プリウス205万円というニュースにホンダが反応し、その反撃対策会議を開いたとか。もともとこの205万円をリークしたのはホンダにお客を取られたくないと思うメーカー以外の利害関係者という噂もありますが、根も葉もない情報でホンダが反撃にでたらそれこそ恐怖が恐怖を煽る最悪の状況になってしまうかもしれないのです。無益な価格戦争が勃発したら、いったい誰が特するでしょうか。そう、価格戦争と核戦争の後にはペンペン草も残らず焦土と化した焼け野原から立ち直るのは大変なことなのです。答えは誰も幸せになれないのです。でも、もし205万円が本当ならトヨタの収益性には脱帽です。今回の危機でも赤字にならなかったのでは?
トヨタもホンダもそれぞれ考えに考えたぬいた結果の価格決定ですから、販売現場はせこい値引きなど考えず、ディーラーへの報奨金も禁止し、自社登録もやめ、健全なビジネスをしてほしいと思います。むしろトヨタとホンダのディーラーで「プリウスとインサイト」の同時比較を提案したいくらいです。だって簡単に比較できますからね。その上で適正な価格で買うのが「winwin」のビジネスでは?
折角の未来を感じるハイブリッドカーを開発したのに、古い発想の販売手法では未来は切り拓けません。
プリウスを販売する人はインサイトを意識しないで、ちょっとプレミアムになった価値をユーザーに訴えてください。インサイトを販売する人は、5ナンバーとか安いという記号性だけではなく、エンジン屋のこだわりやホンダの合理性を訴えるべきです。
ハイブリッドカーで社会貢献できる、なんてセールストークはやめて下さいね。本当にそう思うなら今のクルマを大事に乗ってください。ハイブリッドは確かに燃費は良いかもしれませんが、素材や製造時に排出されるCO2も考慮するとカローラやフィットのほうが環境負荷は小さいです(LCAという考え方)。
とにかくあなたにとって何が魅力的なのか?です。作った人も売った人も乗った人も、みんなが良かったと思えるハイブリッドビジネスをして欲しいと思います。
そうそう、今月号のナビ(NAVI)でトヨタの岡本副会長とたっぷりインタビューしましたので、ご覧ください。アルファロメオ/MiToのDSTもあります。
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Posted at
2009/03/14 01:48:55
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