2009年09月20日
ナローポルシェの価値上昇中!
最近、欧州の大きな都市で「ナローポルシェ」をよく見る。古さの中にもモダンさがあるし、小さな子供なら家族四人で使うことも可能だ。中古価格はナローが高い値段を維持しているらしい。なぜだろう?
日本は新車から13年経つとスクラップ・インセンティブが与えられ、その後エコカー減税を使いならが燃費の悪い大きなミニバンを手に入れることができる。スクラップ・インセンティブはドイツの制度を真似たものだが、こちらではもう終わりだ。
だが、欧州では25年以上も前に作られた古いクルマは「オールドタイマー」と呼ばれナンバープレートで識別される。こうした古いクルマには様々な優遇措置が与えらている。その一例を挙げるとローマでは市内にクルマで入ることができるのは住居人だけで、違反すると罰金だ。だが、古いクルマは街に自由に出入りできる。その理由を聞いてみると、古いクルマは文化的財産だし市内の景観も良くなる。その結果、観光都市ローマの価値を高めることができると考えている。その気になればローマ時代の馬車も走っているのだから。古いクルマが格好良いと思う感覚、古いクルマを大切にする発想。まるでお年寄りを大切にすることと同じなのだ。
もし、日本の豊田市で同じ政策を実行するとどうなるだろうか。ハチロクやスターレット、TE27レヴインやコロナGT、セリカやパブリカを多く見ることができるし、市内から大きなミニバン軍団が消え、市内の景観はきっとよくなるだろう。ついでに交差点のサラ金や居酒屋の看板もなくせば、もっとよい。こうした政策で事故も減り大気汚染もよくなる。もちろん無益な渋滞もなくなるのだ。章男社長に考えてもらいたいのですが。
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Posted at
2009/09/20 16:43:31
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