2008年08月16日
今日は久しぶりに吠えまくります
26日売りの連載原稿もなんとか編集部に送ったし、オリンピックも一段落したし、今日は久しぶりに吠えまくります。
昨日に続いて環状七号線の事故について。TV報道では法政大学の69才の教授が対向車線にはみ出してきたとのこと。なんで対向車線にはみ出したのかはまだ分かりませんが。
それでタンクローリーの運転手さんは思わず急ブレーキを踏みました。ここまでは当たり前の行動です。でも、トラックが急激に横転したとのこと。トラックの構造が分からないのですが、トレーラータイプでなければジャックナイフは起きません。でも、後輪がロックするとトラックテールが流れ自重に耐えれずに横転します。トラックは下り坂にさしかかっていたので、後輪荷重が減少気味だったようです。
重心が高いクルマで、後輪がロックすれば乗用車でも横転の可能性は高まります。もし、トラックの後輪がロックしなければ、テールも流れず、横転もしなかったはずです。その場合は対向車線をはみ出した乗用車がタンクローリーと正面衝突。乗用車のドライバーがベルトを装着し、エアバッグが展開していれば、致死には至らない程度の重傷から中傷くらいの怪我ですんだはず。もちろんタンクローリーの運転手さんはかすり傷も負わなかったでしょう。
ぞっとしたのは横転して首都高速のように燃えたら大惨事になっていたはずです。人の命は贖えないですが、中学生のお子さんが亡くなったことを決して忘れてはいけないと思います。この事故から沢山のことを学びたいと思うのです。このブログを読んだ自動車関係者の方、日本は技術は一流でも社会は二流です。経済性ばかり重んじるあまり、正しい技術が普及していないのです。軽自動車でABS装着率は60%くらい(定かではありませんが)、トラックではどのくらいなのでしょうか。本気で目を覚ましましょう。
さて、69才の教授の運転ミスはともかくも、私は急ブレーキも使えない大型車が危険物を搭載して日本中を動き回っていることに恐怖と怒りを覚えました。私が国土交通省の大臣なら即刻に次ぎの手を打ちます。
1)全国のトラックのブレーキにABSが備わっているか
2)後輪のロックを防止するバブル機構が正常に作動しているか
3)トラックの急ブレーキテスト(時速60Km/hからでも可)
4)運転手さんの急ブレーキテスト訓練の実施
そして安全技術ではトラックにタイヤの空気圧計とESCの義務化を法制化します。
これが私の緊急マニュフェストです。ご意見募集です
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Posted at
2008/08/16 10:38:15
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