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2016年09月27日

今日のJMRC千葉ジムカーナ部会に上奏するタイヤ意見書

2016年9月26日
JMRC千葉ジムカーナ部会御中
JMRC関東チャンピオンシリーズ
NT4クラスドライバー
某○○


タイヤに関する意見書


いつも大変お世話になっております。

2017年シーズンに向け、JMRC関東共通規則内の「NTクラスのタイヤ規定」につき改訂の検討が行われていると聞き及び、現役ドライバーとしてご意見申し上げたく存じます。

まず始めに、2016年シーズン現在のNTクラスのタイヤ規定に対し不満は感じておりません。2017年シーズンも同じ内容での規定を継続頂けましたら大変幸いに存じます。

しかしながら、現在のNTクラスのタイヤ規定ではJMRC関東内の各NTクラスの存続が容易ではないとの声も伺ったことが御座います。

具体的には、現在のNTクラスのタイヤ規定では使用不可タイヤとなっていないDL、β02の問題と捉えています。

このタイヤを現在使用しておりますが、NT4クラスで使用する限りにおいては特段の不満、問題点は感じておりません。

しかしながらこのタイヤの持つ問題点として以下が挙げられるかと考えます。

・磨耗が他のタイヤより早い(一例では公道を移動しただけで分かるほど減るとも)

磨耗が早いと言う問題点は、NTクラス創設の趣旨から言って考慮すべき点と考えます。

今後、タイヤ開発競争の中でβ02を超える競争性能を持つと同時に磨耗が早いと言う問題点をも持ったタイヤが他に生まれる可能性も有り得ると考えます。

そこで、仮に現在のNTクラスのタイヤ規定を今後改訂する場合、今後は磨耗に着目した数値規定を設けては如何かと存じます。

改訂の目的はNTクラス参加者の経済的負担の減少と考えております。

幸い、海外にはU.T.Q.G.(Uniform Tyre Quality Grading)と言うアメリカの運輸省が規定した「タイヤのトレッド摩耗とトラクションと耐熱性」を示す基準値があり、その中に「トレッドウェア」と言う米国政府指定テストコースの一定の管理条件下で行ったテストの摩耗率に基づいた比較格付けでタイヤの寿命をある程度数値化した指標が御座います。

このトレッドウェアの数字が小さいほど磨耗が早く、数字が大きいほど磨耗は相対的に遅くなるとのことです。

よって今後はトレッドウェア指標を以って、一定の基準値より数値が小さい、あるいは数値表示が無いタイヤを使用不可タイヤとしては如何かと考えます。

この場合「一定の基準値」の設定が容易でないことは承知致しております。数値を無闇に大きくすると、使用出来なくなる安価なアジア製タイヤが発生し、NTクラスの趣旨から逸れてしまうことを懸念致しております。

この基準値は今後熟慮と議論が必要と考えておりますが、例えばの案として「140」を挙げてみたいと存じます。
理由は、表示値統一前のTY R1Rの小さい方の値を念頭に置いてみました(2014年度の途中まで140と200が混在していましたが、2014年度途中より200に統一表示されました)。

ただ、タイヤ開発競争は日進月歩のため、「一定の基準値」をクリアしつつも競争力が高い、その一方で付加価値の対価として高価なタイヤが産まれ出る可能性もあるかと存じます。
そのため、トレッドウェアによる規定が絶対正しいとは考えておらず、今後のタイヤ開発動静を睨みながら規定を変化させていく必要が有り得るとも考えております。

今後の益々のJMRC関東ジムカーナの発展を祈念致しまして、意見を申し述べさせて頂きました。
ご検討賜れましたら大変幸いに存じます。


以 上
ブログ一覧 | ジムカーナ | 日記
Posted at 2016/09/27 15:37:02

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この記事へのコメント

2016年9月27日 17:56
このまま出して下さい♪
コメントへの返答
2016年9月27日 17:56
もうpdfで出したやつです。
2016年9月28日 1:23
初めまして。

海外勤務の傍らジムカーナのレギュレーションについて真摯に考えている事に敬服します。
とかくβ02のグリップ(と摩耗)に対しての不満が多い中、冷静にジムカーナ全体のレギュレーションの内容を考慮して、具体的な案を提示した事は素晴らしいことだと思います。

β02の登場した時は騒いでいた話題も、ヨコハマA052を発売して様子を見る機運になってきたのか、最近は鎮静化したかのように感じます。
(もともと、問題視してない人は特に騒ぎになってないからでしょうか。)


誰しもコストは(特に高額タイヤの様な消耗品は)下がるに越した事は無いと思います。
が、コスト優先でその他の項目が蔑ろになる様な事にはなってもらいたくとも考えます。

万人が納得する落としどころは、なかなか見つかるものでは無いでしょう。
が、今回熟慮されてこの意見書を作成されたことは立派なことだと思います。

個人的には、最新のタイヤについて悪い点だけでは無いと考えています。
冷寒時や雨天時の時の安全性は、やはりタイヤ性能が肝心です。
(最近の関東のコースは小さいコースばかりになりましたが、他地区ではもっとハイスピードのコースがたくさんあります。)
スライドした後のリカバリー性も性能が上がっていると言う話も聞いた事があります。

関東部会でもイロイロ検討されているようですが、いい落としどころが決まらない様ですね。
あまりにも、ハイグリップタイヤ憎しありきのやり方にはならない方がいいとは思いますが、PNクラス、NTクラスの多くの参加者が賛同できる様に決まれば良いと思います。

今後も、タイヤコストだけを目の敵にして考えるのではなく、各々の大会に関連することも考慮して規則を考えて行くべきだと考えています。
コメントへの返答
2016年9月28日 18:08
コメント誠にありがとうございます。

時々美味しそうな晩御飯の写真を拝見致しております。

昨日今日と千葉ジムカーナ部会のメーリングリスト上で意見を述べさせていただいたのですが、いざ本腰を入れて考えて見ますと、本当に難しいと言うことが良く分かりました。
関東部会の皆様方が長い時間を掛けて悩まれていることがほんの少し分かった気がします。

簡単に言えば「あちらを立てればこちらが立たず」です。
例えばサイズラインナップで縛る案にしても、もしFD2などの純正装着RE070で出場したい方が居た場合、買い替えを余儀なくされてしまいます。
その救済策として「純正装着は可とする」とした瞬間、純正装着のSタイヤもOKとなってしまいます(ここは従来のJMRC関東共通規則の使用不可タイヤで縛れるかとは思いますが)。

私自身もトレッドウェアが100点満点の解だとは思っておりません。確かにメーカーの自己申告ですので公平性と言う点では完璧ではないと思っています。
それでも何らかの客観的な尺度、特に、誰が見ても明らかな尺度を設けないとどうしようもない、と思ってあくまで案として挙げてみました。
なお既にお気づきの方も多いと存じますが、トレッドウェア規定は随分前にアルファの中村社長殿が提唱されたものです。
当時良く理解出来ませんでしたが、今思えば足元のような状況を見通して先んじて考えておられたのだと良く分かりました。

翻ってタイヤの性能に着目した考え方ですが、223さんは以前から行き過ぎたタイヤ性能制限には意見を唱えられていたと存じます。
私もそのお考えには同感しております。
仮にβ02、A052に絞ってみた場合、先々週のCH戦マルチではウォータースプラッシュが上がるような状況にも関わらず、両タイヤは素晴らしいグリップ性能を発揮していました。マルチの路面が多少特殊とは言え、これらタイヤがWETでは危険なのではと言う意見を真っ向から覆すに十分な事実がありました。
「ハイドロは?」と言われるかも知れませんが、ハイドロが起きそうな状況になれば自動車専用道路は速度規制されますし、一般公道はそもそも速度制限があります。それら制限速度内であれば、必要十分以上の安全性能を持っていると思います。

話を戻してタイヤ規定の検討ですが、前述しましたように実際に考えて行きますと本当に何度も壁に突き当たると実感致しております。この難局は出来るだけ多くの方の英知で克服しなければならないと実感しております。

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