
5月10日(日)、快晴夏日のなか、新潟県第二戦がR-SPEC柿崎にて行われました。
結果はNT4で有り難いことに優勝できました。
家族に本当に感謝です。
コース図を再掲します。
コース図を見ただけでは全然イメージできないくらい、普段の柿崎と様相が異なっています。主催者さんによると、柿崎を走り込んでいる人にだけ有利にならないようにしてみたとのことです。
実際に出来たコースを見ますとパイロンの林!未だかつてここまでパイロンの多い柿崎を見たことがありませんでした。コースが覚えられるか一抹の不安がよぎりました。
慣熟歩行。時間があったこともあり3回歩いて逆歩きも少しできました。とにかくコースを覚えるので手一杯で、走りをイメージしながらの攻略が出来ません。
本番前に、今回は参加台数39台ということもあるのか、あるいはコースが覚えにくいからなのか、慣熟走行が付きました。大変助かります。
さて、フレッシュマンクラスからの走行だったのですが、誰一人ミスコースしません。案外覚えやすかったのかな?少し安心しました。タイムは1分18秒台のyoheiさんがトップ。
自分の番になり、先週の関越のイメージのまま1コーナーに飛び込んだら全然止まりません曲がりません。柿崎の傾斜を忘れてました。それにしても喰わない。関越ってよっぽどグリップいいんでしょうね。
そのあとパイロンは踏むわ触るわオーバースピードで膨らむわで駄目駄目な走りでしたが1分16秒0が出ました。
これは本番は15秒台の争いか?なんて思ったのも束の間、前回県戦で一本目にタイムが残せなかった悪夢がよぎりました。と言うことで一本目はとにかくタイム残しを最優先で行こう!と誓ったのでした。
一本目。こんなに緊張したのも・・・、あ、いつもか。それにしても緊張しました。前のクラスで多くのミスコース、パイロンタッチ、脱輪が発生し、まさにサバイバルゲームというのがピッタリの争いになっていたからです。
スタート。ローリングスタートなのでクラッチがいたわれて大変ありがたいです。主催者さん本当にありがとう。
1コーナーは慣熟走行の突っ込みすぎを修正し、スラロームへ。
奥の三角おむすびは脱輪とパイロンタッチに気をつけて。
そのあとの円形コーナーへの戻って・行っても規制パイロンに気をつけて。
このあとのヘアピンまでの区間、アンダー気味でアクセル全開区間が短かくなりました。全開の県戦でも似たような症状があったので、何らかの治療が必要です。
真ん中に戻るまでの微妙なスラロームはとにかくタッチしないようそろ~っと抜けて。
四角パイロンの定常円もとにかく小さく。パイロン踏まないように。
270度はエイヤッとアドリブで。でも進入が下りなので行き過ぎないようにだけは気をつけて。
内周スラロームから外に出るところもパイロンと脱輪に最大限気をつけて。
外周のスラロームは進入で舵が当たってないようにすることに気をつけて。パイロン踏まないように。
外周から内周に入り、また外周に抜けていくところはアドリブ。もうここらへんで息が上がってきており集中力も切れ掛かってきています。
ゴール前のシケインは手前のパイロン目掛けてアプローチ。
タイムは1分16秒9。何と慣熟走行から約1秒も落ちてしまいました。パイロンと脱輪に気をつけてぬるい走りをしただけでここまで落ちるとは。走っていて自覚はありましたが・・・。
それでも何とかトップタイム。一本目でタイムを残すという課題はクリアできました。
午後の二本目に向け、慣熟歩行は作戦を練りに練りました。今回は良く見ると大小さまざまなスラロームの繰り返しです。そこで歩行中、ハンドルを切る仕草をして何回ハンドル切るかを体に覚えこませました。しかしここに落とし穴が。覚え込みが少なかったスラロームでやっちゃいました。後述します。
二本目が始まり、NTFのEF8潤選手が何とNT勢でただ一人の1分15秒9に入れてきました。これには俄然燃えました。自分の一本目より1秒速いのですが、自分も慣熟走行では1分16秒0を出せているので、何とか上回りたいと密かに闘志を燃やしました。
二本目は、G6のとき痛い目にあって課題になった、1本目のパイロンを上手くクリアしてリズムを掴む、ということをまず念頭に置きました。これは何とか課題クリア。
三角おむすびまでいい感じです。
円形コーナーからの立ち上がりもあえてブレーキで頭を入れてクリア。
奥のヘアピンまでの加速区間は相変わらず踏めず。何が悪いんだろう?今度古田オーナーに聞いてみましょう。
真ん中に戻る微妙なスラロームは事前仕草練習どおりすばやくクリア。
ここで少しスピードが乗ってしまっため定常円入り口前の段差で跳ねてブレーキを掛け損ないオーバースピードになって少しはらんでしまいました。
遅れを取り戻すべく定常円はとにかく小回り。パイロンタッチの恐怖との戦いです。
270度はガッツリとサイドを引くことを事前に意識しておいたため上手く小さく回れました。
ここでスピードが乗っていたせいか、そのあとから噛み合わなくなりました。
潤選手がバッチリ決めた外周スラローム入り口への進入を上手く決めようとしただけでなく欲張って2速にもいれたもんだから、操作が追いつかなくなっていきました。
遂に外周スラロームで後輪がパイロンを踏んだ感触が分かると、次のパイロンが目の前に。もう手が間に合いません。仕方なく突撃。パイロンさんごめん。
ここから生タイム競争だと頭を切り替えたものの集中力とリズムは切れてしまい、外周から内周へ入った後のアクセル操作がラフになり上り坂でスムースに踏めていません。
最後のシケインは何とかおさわりせずにゴール。
1分16秒1&パイロンタッチ2本。潤さんに及ばなかったばかりか自分の慣熟走行タイムも抜けませんでした。
パイロンタッチでリズムが乱れなかったらとタラレバを思いましたが、振り返ると外周のスラロームは事前のイメトレが不足していました。やはり努力不足は結果に現れるようです。
【最後に負け惜しみ】
今回主催者さんが手動で中間タイムを計ってくださったのですが、潤さんとの比較でこんな感じ。
潤さん 自分
一本目 中間 41"610 41"800 0"190負け
後半 35"324 35"110 0"214勝ち
合計 1'16"934 1'16"910 0"021勝ち
二本目 中間 41"540 41"200 0"340勝ち
後半 34"381 34"909 0"528負け
合計 1'15"921 1'16"109 0"188負け
二本目の中間はNT勢でベスト出してたんですよ、あのコテコテで。
後半、270度ターンで幾分負けはあるでしょうけど、やはり外周スラロームで踏んで行けたかが差を分けたのではと反省しています。
【今回の課題】
今振り返るとパイロンタッチした外周スラロームは目の前のパイロン処理に必死でリズムが崩れただけでなく、目の前のパイロンしか見えていませんでした。しかも手が間に合っていませんでした。
今後の課題としては、狭い区間ほど走行ラインをイメージして先々に意識を向けるということ。そして狭い区間でもハンドル操作を間に合わせられるよう特訓すること。
これが分かっただけでも収穫です。
これらは恐らく相模湖では絶対条件になると思います。今のうちに意識して特訓していこうと思います。
【クルマやセッティングのこと】
またいつものように別掲します。