
前日練は、お金が無いのと無駄なあがきはせず平常心を保つためパス。でもカートランド関越にカートしに行ったという大バカ者。これがあとあと大きく響くとは・・・。
当日、受付でコース図をもらう。う~ん、前半部分が頭に入って行かない。やべ~、またMCかあ?
もう色塗りすんのやめよう。かえって分かりにくいわ。
慣熟歩行時、前半はグリップで回せるイメージを得てしまう。でも今思うとカートじゃないんだからそんなに曲がるわけ無かった。
試走のワニさん、県戦エントリーのポンコツSWさんの頃もまだ走るイメージが湧いてなかったので、漠然と見てただけ。
1本目。今思えば今日は6位以内でチャンピオン決まるんだから、力を抜いて走ればいいんだ、と言う思いに支配されてた。
スタート。千葉戦以来、なんかジャダる。奥で柿崎の1~2コーナーをイメージして前半ブレーキ、後半加速にしてみるが、何かグリップが悪い。
2本引っ掛けの立ち上がりで向きは変わらないのにリアが落ち着かない。
6番パイロンをグリップで回るがなんかすごく頭が入らない。まだ体がカートと比べてる。
5番パイロンのあと7番パイロンまでの間、踏みっきりで行って大ロス。しかも進入でふらつく。
焦って7番パイロン立ち上がりで踏みすぎて直線でリアを出してカウンター。この時点で今日は全然乗れてないことに気付く。
また最初と同じように奥の外周を左回りで行き、2本のパイロン間シケインをサイドで抜けるが、引いた瞬間カッと効かず、そのまま引いてたらカウンター(涙)
外周区間は火の玉のように踏みまくったら止まり切れず奥のパイロン2本とも離してしまった。
5番パイロン後直線的に次に向かおうとして手前で何とチョンブレ。12番パイロンでサイドを引いて最短距離のつもり。
13番パイロンでまたもサイドがカツンと効かず、長引きのため後半グリップ気味。
一番手前の14番パイロンのサイドでテールが出過ぎてカウンター当ててしまい次から離れてしまう。想像以上にここの手前への下り傾斜の影響はあるみたい。
11番パイロンの270度からは進入で大きく離れてしまったのでヤケクソで取り敢えず回る。
最後のジグザグもとにかくパイロンに当たらないようにと大きく振り過ぎてしまい、全然パイロンに付けず終了。
5位とは言え8台中MCの方が2台いたので、実質ビリ手前。かつ、みんなに抜かれそうなどうしようもないタイム。
前戦富士のときみたいに落ち込みましたねー。で、公式通知見て表彰が4位までと知る。やべー、表彰式出れなくてチャンピオン決定はカッコわる~、とマジで焦る。
お昼の慣熟歩行では、自分がランサーになったつもりでサイド多用の走りに切り替えてみる。ここでやっとコースの攻略が見え始めてくる。
外周から突っ込んでくる12番パイロンの進入も、最短距離&サイドではなく、外から滑らかに入ってグリップで回ることを考える。
県戦の爺元気さんが、自分の思い描いていたとおりの走りをされて、19秒台のスーパーラップを叩き出す(270度でPTでしたけど)。これで今日のコース攻略がほぼ固まる。相変わらずシケインのところだけが上手くイメージできない。
2本目がスタート。並んでても白濁フェンスのお陰で前走者の走りは見れないが、放送を頼りにタイムと順位を聞いていく。
次々聞いていくと、あ、6位に転落した。あ、7位になっちゃった、と。この時点で、もうPTしたら今日もおしまい。最終戦に持ち越し。それは嫌だあ~と思うも、いやいや、最終戦もあるんだから気を楽に、という精神不安定状態を行ったり来たり。
もう、とにかくMCとPTだけは絶対にダメ。そう思った瞬間、体が言うこと聞きません。腕が縮こまり、270度も上手く回せる自信が全然ありません。
そんななか、出走が近付いてきて、あれ、最初どっち行くんだっけ?と頭が白くなりながら、あっと言う間にスタート。
2本目の課題はぶらすとさんにもらった、2m手前の丁寧な減速と思いきった立ち上がり。と言うことでとにかく進入を抑えていく。最初のパイロンはいい感じで減速出来て寄せられた。しかし7番パイロン手前であろうことかチョンブレを無意識に入れてしまう。あほかー!
2本巻きの進入時にサイド。ちょっとベストでないけど、一応まっすぐ立ち上がれてリズムを取り戻す。
6番パイロンでまたサイドだがちょっとカウンター気味。いかん。
7番パイロンでまたサイド、今度はタコらないように丁寧に立ち上がり。
5番パイロンでまたサイドだが、またカウンター気味。焦ってる。
また最初の外周と同じように走るが、またしても7番パイロン手前で体が勝手にチョンブレを入れてしまう。相当膨らむのを嫌がってるみたい。
シケインはもう行き当たりばったり、大外から進入して浅いサイドにしてカウンター当てないように立ち上がり。
外周は少し浅間台チックに縦のラインで行こうと思ったけど、やっぱり内側3本のパイロンが気になって寄ってしまう。その割に立ち上がりで13番パイロンに付けられない。
奥の外周は頑張り過ぎないように手前で減速。5番パイロン前に一瞬アクセルパーシャルで向きを変えて、11番と12番パイロンの間を目指して滑らかにアプローチ。今度はサイド引かずグリップで。
13番、14番パイロンを小さく立ち上がり、270度の11番パイロンまで来た頃には思考回路は飛んでました。とにかく本能のまま、浅間台Cコースと同じ進入角と脱出角の270度なのでそのつもりで回す。
最後、鬼門のジグザグはとにかく絶対PTしないようにと1mくらい離すつもりだった訳じゃないけれど、行き過ぎてしまいリズムが崩れっぱなしのままゴール。
順位聞いたら2位とのことで、何とかチャンピオン獲れたと思って本当にホッとした。
いっつあんさんとのタイム差聞いたら0.1秒しか無かったので、ぐでんぐでんだったジグザグがいつも通り寄せられてれば、結構いいとこ行けたみたい。あんなに前半ブレーキ踏みまくって、テクニカルはとにかく本能のままに走っただけなのに、攻略の実践もへったくれも無かったのに、自分もまだ何とかいけそうねと、少し自信を取り戻した。
それにしても今回も辛かった。ゴルフのビッグトーナメントでウイニングパットを決められず負けてしまう人がいるが、その気持ちがすごく良く分かった。チャンピオン獲れると分かってる試合でそれを確実に実行するのが如何に難しいか分かった。勝ったもん勝ちだった千葉戦の方が全然プレッシャー無く戦えた。
あと今回、安定して上位の成績を確実に出すことの難しさも痛感した。MC、PT絶対無しで如何なる状況下でも間違いなく上位の成績を出すというのは並はずれて難しい。力を抜いて気楽に走ればいいと思った1本目が突っ込み過ぎの踏み過ぎで超ぐでんぐでんになったことから良く分かった。
しかもあとが無い2本目、平常心で走れる訳がない。速い、と強い、は全然別次元だと痛切に思った。
本当に疲れたシーズンだったが、貴重な経験が出来たシーズンだった。