まずは優勝&シリーズチャンピオン獲得のえぼしんさん、大変おめでとうございました。
また、8月のビ筑コース1000以降1か月間走らず当日ぶっつけ本番で2位に入りシリーズ2位に一気に戻ったまっちゃんもおめでとうございました。
早いものでCHシリーズも最終戦となりました。
今年はさるくらをスキップしたせいもあってかシリーズが終わるのが早く感じました。
前日練はスポデイ(誰でも、当日に、半日ずつ申し込める)なので、まずは事前に午前分だけ申し込んでいました(いつだったか半日でおなか一杯になったので)。

本番が雨予報だったため前日練には本番タイヤ(265/35R18)と雨用タイヤ(225/50R16)しか持って行かなかったのですが、前日は超いい天気。
朝のドラミで一日4本は確定とのことでしたので、慣熟歩行時にまだ湿り気の残っていた朝一は本番タイヤ、残りは減らしたくないけれど雨用タイヤで行くことにしました(タイヤ交換も無くて楽だし)。
1本目はラストのサイドが甘かったのでもし本番もドライならリアのエア圧を上げることにしました。
雨用タイヤでの2本目は、外径が小さくて切れ角も大きいためかおむすび後に2速に入ってしまい、そのため右奥で無茶苦茶アンダーが出て膨らんで1本目の1.3秒落ち。
走行の回転が良いので一日5本目まで回すとの発表が途中であり、午前で終えることを告げて3本目を走らせていただけました。
2本目の反省を生かし1本目の0.2秒弱落ち。
ブレーキンググリップが落ちてロックしがちでしたが、225幅でも、16インチでも十分だと感じました(本番のドライ勝負には使いませんが)。
明けて本番は運良く終日ドライでした。
おむすびより奥のパイロン配置は前日と同じ。

前日の宇都宮での飲み食べ歩きが響いて寝不足だったため午前中は調子が出ませんでした。
まっちゃんがいきなり1分21秒台にハードルを上げました(試走のふくださんNDがβ10でほぼ21秒台を出していたので予想していた水準でしたが)。
ゴール前でハンドルさばきがわちゃわちゃしてしまい、さらにラストターン後にサイドが戻り切っていませんでした。
もしテクニカルがまともでサイドが戻っていてもまっちゃんタイムは出せたか微妙でした。
ラスゼのえぼしんさんがまっちゃんタイムを0.07秒縮めてベストタイム更新。
ビデオでラストテクニカルが小さかったことを確認し2本目はそこを削ることにしました。
しかし2本目は、その点は良かったのですが前半で1秒近く落としてしまいタイムダウンで3位ままで終えました。
いちかわさん、おかぽんが2本目に上げてきたので危なかったです。
今回、前日、本番ともに来年のタイヤ規程についてワンメイクの提案がありました。
また、NTR1クラスでは来年はA052を使わないとシリーズチャンピオンのいーじまさんはじめトップランカーが話し合って決めたと発表がありました。
来年に向けて色々考え、実行に移されている姿には敬服しました。
NT4クラスでもZⅢしばりの提案がありました。
自分自身としては、今年のタイヤ規程についてはかなり高度にバランスが取られたものと感じており、来年変える必要性は特に感じていません(来年は縦溝規制を無くすらしいですが)。
30サイズを超えて使用可能になったA052については、ウルトラハイパフォーマンスストリートタイヤが欧州市場を含めたとは言え今の環境下でどれだけ売れるか分からないなか、金型を作って多数のサイズラインナップを作ったメーカーさんの戦略と投資の賜物だと思っており敬服しています。
正々堂々と今年のタイヤ規程をクリアしてきたA052に対し、去年から何度も主張しているとおり、ZⅢで立ち向かうことに創意工夫を見出すことはあっても、排除しなければならないと言う気持ちはありません。
もし仮にZ4が出てA052の性能を凌駕し、かつ30サイズもクリアしたのに、排除されては納得が行かないと言う気持ちがあるからでもありました。
ZⅢしばりと言う考えについても、RE-71Rを排除して良いのかと言う気持ちがあります。
本番の翌日に観に行ったサーキットトライアルでは冠スポンサーがDLにも関わらず、少なくとも四駆参加者の大勢はRE-71Rでした。
どうしてもタイヤを制限したいと言う考えは十分理解できますが、その際にはオリジナルなクラスは残しつつ、タイヤ制限クラスを新たに作る方が良いのではと考えています。
まさにPNクラスがそれを実行しようとしており、従来のPNクラスは残しつつ、PNF-280とPNR-280を新たに設けようとしているようです。
このようなクラス新設には「参加者が割れる」と言う欠点が良く言われますが、従来の(オリジナルの)クラス規程で参加したいと言う人や地区外からの参加希望者を受け止めるためには、選択の自由を与えるために従来規程クラスは必要と感じています。
2008年に当時のミドル戦のNTB4クラスに突如としてNTB4Bと言うランサーを除外したクラスが設けられ、その結果いちかわさんと一緒に争えなかった悔しさはもう他の人には味わってもらいたくないと思っています。
今回前日練で225/50R16と言うプアなタイヤで走ってみて、意外と走れたことに驚きました。
純正サイズ縛りも面白いかなと一瞬思いましたが、235/45R17を履くCT9Aはあまり見たくないですし、車検に通るなら何でもアリなのがB車クラスの良いところなので、タイヤ幅縛りをするのであれば上述のとおりB車クラスは残しつつ新たに設けるべきと思い直しました。
と同時に、純正サイズプラス10mm幅に抑えたN車両規程,SA車両規程は良く考えられていたんだと改めて感嘆しました。
今回は、Sタイヤ&PNタイヤの地区戦とZⅢのCH戦を行ったり来たりしている弊害が出てしまったと感じました。
本番1本目で自分のS&PNタイヤを前提とした想定よりタイヤがつぶれすぎ、よれすぎなのを脳が勝手に感じてしまい、2本目はフロントのエア圧を上げてしまいましたが、効果は無かったようでした。
しかし、前日で265幅から225幅に40mmも落としても3本目にはアジャストできたので、頭でタイヤ特性を良く認識して行動に反映出来れば良かったはずと反省すると同時に、色々な特性のタイヤを使いこなしていけるようになれれば様々に変化する本番への対応力ももっと高まるのではないかと感じました。
前日、本番とも季節外れの暑い中、皆さま大変お疲れ様でした。