昼間は暖かくなったのに日が落ちると急に冷え込んで、その寒さに対応できない、こんにちは、ブログ担当のピッ太です。コクピットみんカラブログ、さて今回は、ZC32S スイフトスポーツの足回り作業を、コクピット麻生のレポートでご紹介します。見た目も、乗り味もどちらも良くなったみたいですね。それでは〜「コクピット麻生」より、「スズキ スイフトスポーツ ZC32S 乗り味改善」当店のブログをご覧になり、初めて来店なさった深紅のスイフトスポーツ ZC32S。現状の乗り心地に不満をお持ちだそうでご相談いただきました。ホイールは交換されていますが、タイヤサイズは標準の195/45R17。社外の足回りが装着されておりローダウン済み。ZC32の車高調取り付けは当店でも数多く手がけていますが、車高は高めの設定でしょうか・・・オーナー様は、「ブログでブッシュ締め直しの記事を 読んだが、詳しく内容を知りたい」とのこと。 簡単にご説明させて頂くと、足回りアーム類のブッシュ等のねじれによる負荷を解放してあげる作業です。純正状態からローダウンすると、アーム類はバンザイ状態になります。ダウン幅にもよりますが、そこから動く事で、万歳から更に万歳方向へと バンプ=縮むわけです。そのためアームの可動域が足りずストローク不足に陥り、乗り心地の悪化など影響が出ます。その状態を改善するためローダウン状態に合わせてブッシュのねじれをもとに戻す、ブッシュ締め直し作業を行います。施工により、“足の張り感”が軽減し、その事で動きが「しなやか」になりますので乗り味にも影響を及ぼしてくれる内容と考えています。本来の足の動きを取り戻す施工です。このような内容をご説明し、今回の施工と相成りました。そして、オーナー様のお話をじっくり伺うと車高調を組み込んだ後、思ったよりも乗り心地が悪いと感じたそう。しばらく我慢したものの、耐えきれず別店舗にて車高上げを依頼。それでも乗り味の変化はさほど感じず、悩まれていらっしゃいました。そんな折、当店のブログで、「1G フルブッシュ 締め直し 作業」を目にしてご来店。ついでに車高をアップした見た目も気に入らないそうなので1G締め直しで乗り心地が改善されるなら、やっぱり下げたい、とのご用命でした。という事で施工内容は、・車高調整・ブッシュ締め直し・4輪アライメント調整の3つとなります♪車高調整については、どのような状態か正確なところは不明ですので、まずは元に戻す(CUSCO推奨値)事からスタート。確認したところ、フロントについては、 ケース長 / バネ長 共に手を加えられており調整を施した様子がありました。とりあえずメーカー取説片手に出荷段階へ戻します!ついでにネジ部等の清掃も実施。 また、作業している際に気付いたのですが、フロントハブが錆付いていました。外したついでですので防錆施工も行います。 まずはワイヤーブラシで磨き込み、錆を落とします。 その後、再度錆が発生しないようにグリスアップをしました。この部分の錆を放置すると、後々のブレーキ整備等において厄介になり、不必要な金額が発生しかねません。定期的に手入れがおすすめです。 そして、リアもバネ長でUPされていたので、基準値へ戻し施工完了。んっ??前上がり?? リアについては随分とスプリング プリロードを抜いたので良い感じに落ちましたが、 フロント、変わりましたかね?リア対比でフロント上がり設定。これって基準値?下の画像がメモった内容です。黒字が入庫初期。 赤字がCUSCO基準値。車高にして、左フロント -0.5 右フロント -0.2左リア -1.3 右リア -0.8やはりフロントはほぼほぼ変わらない結果。おそらく、以前の作業ではリア:車高上げ(調整幅MAX値へ)フロント:リア高合わせ+プリロード抜き+ケース長アップされていたのだと思います。でも、この内容ではリアは車高上げる→バネ詰める→反力増大→乗り味悪化傾向大フロントは車高変化させずバネプリ抜いて柔らかするということに。バランスは崩れていますね。それはさておき、基準状態へ戻りました!そこから、フロントのみ-10mmダウンを実施♪車高が決まった状態で、ブッシュ締め直しへと移ります。リアから施工開始です♪ローターベルハウジング部にジャッキをかけリフトを下げます。タイヤ装着状態で測定したライドハイト値まで ナックルハブ部を縮めます。これで、仮想1G状態が完成。 スイスポのリア足回り形式はFF定番の、トーションビームこの足は、上の写真の矢印部のボディ側 固定ボルトとショックアブソーバーの片側2点で吊られています。 ボディ側ボルト頭は、ライナーをめくると出てきます。このボルトを1度緩め、仮想1Gで締め直す。作業はこれだけです。 フロントについては下の画像矢印部ロアAアーム進行方向寄ボルトのみ。フロントについては、場所が場所ですのでタイヤを装着した状態で施工可能です。仮想ではなく本当の意味での1G接地状態での締め直しをができます。というわけでスイスポでは合計4か所の施工のみ。アーム点数が増えるであろう、ダブルウィッシュボーンやマルチリンクといった構造の足回りでは施工箇所はグッと増えます。締め直しが完了したら、最終仕上げと参ります、4輪アライメント調整。スイスポはフロントトー角調整のみ。足を緩々にした後に締め込んでの施工ですので、数字はグチャグチャですが、最終的に数字が出せればOKです! そして、こちらが、作業終了状態。車高の前後バランスを取り、水平にセット。入庫時より程々にローダウンした姿になりました。リアのクリアランスに合わせてCUSCO基準よりローダウン!前後バランスは良い感じに♪さてさて、肝心の乗り心地は????納車翌日には、オーナー様よりご連絡頂きまして「良いよ!全然違う!高速継ぎ目等で、 “ガタン” が “カタン”になった♪」「今までに無い挙動。足が追従している感じ!」「劇的な変化に驚き満足してます」とのインプレッションを頂戴致しました♪ありがたいご報告です。 さて、ローダウンされている皆様、乗り味には満足されていますでしょうか。これは一例ですが、いろいろな方法で改善の余地があるかもしれません。愛車と向き合ってみてはいかがでしょうか??この記事紹介はコクピット麻生のホームページ内のブログ、「店舗日記」からのピックアップですので、そちらもごらんになってくださいね。ちょこちょこ更新され、ほかにもおもしろいネタがたくさん掲載されてますよ〜お問い合わせもコクピット麻生へお願いします。それとコクピット麻生のホームページではカスタマイズを施した魅力的なデモカーやオーナーズカーを紹介しています。メーカーや車種別に検索できますのでぜひご利用ください。コチラからどうぞ。こ〜んな作業や商品のお取り付けはぜひコクピットにお任せください。お近くの店舗検索なら、こちらからですよ〜コクピット麻生のホームページはこちらをクリック!カスタマイズからメンテナンスまで、役に立つ情報満載のコクピットのホームページ「COCKPIT PRESS」はこちらをクリック!