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2015年01月22日 イイね!

NFL:プレイオフ決勝戦の感想とスーパーボウル予想

AFC・NFC決勝戦は、ともに豪雨・強風という悪条件の中の試合だったが、とても好対照な
試合となった。一方的な展開VS激しい接戦という意味でもそうだし、悪天候でもパスを
通し続けたチームの勝利VS4INTながら強力な守備とランで逆転したチームの勝利という
意味でもそうだ。


コルツ@ペイトリオッツ 7-45

プレイオフは選りすぐりのチームのみが出場し、しかもその決勝戦となれば実力伯仲同士
の対決のはずだが、これほど一方的な展開になるとは思わなかった。

2Q半ばにQBブレイディがインターセプトを奪われ、続くコルツのドライブでTDを上げて
7-14としたときは、試合はまだまだわからなかったが、3Qでペイトリオッツが3TDに対し、
コルツが1INTに終わった時点でゲームオーバー。4Q早々にブレイディを引き下げ
控えQBに替える余裕があったくらいだ。

極寒の雨天下という悪条件では、そのような状況でプレイした経験と、基本プレイの
確かさが物を言う。10年以上ジレットスタジアムでプレイを続けたブレイディと、
温室育ちの3年目のラックの差が出たということだろう。

そしてレシーバー陣にもドロップなどのミスが多かった。ミスがミスを呼ぶ悪循環になって
いたように見える。パス成功率はラックの12/33と5割を遥かに下回るのに対し、ブレイディ
は23/35で67%といつも通りの数字。この悪天候でこの成功率は驚くほかない(レーティング
では23と100だ)。

これでブレイディは史上初の6回SB出場を果たしたQBになった!\(^o^)/
SBでもその実力を存分に発揮してほしい。



パッカーズ@シーホークス 22-22 OT:0-6

こちらは終盤では晴れ間も射していたようだが、やはり雨と風が大きく試合に影響した
と思う。この試合ではターンオーバーが続出、シーホークスの被インターセプト4回に
ファンブルロストが1回、パッカーズも被インターセプトが2回。それでも勝ったのは
シーホークスなのだから凄い。劇的な逆転劇だった。

何より前半、シーホークスQBウィルソンが3インターセプトを喫し苦しんでいた間にも、
守備陣が踏ん張ってパッカーズに許したTDは1つのみ、他は全てFGに抑えていたのが
大きかった。この試合、シーホークス守備陣が許した3rdダウンコンバージョンは3/14。
押していたように見えたパッカーズ攻撃陣も、苦しんでいたのだ。

そして後半、シーホークスが
1.FGフェイクからの、ホルダーを務めていたPライアンのTDパスで初得点
2.4Q残り4分ちょっとからのドライブで、TD。
3.オンサイドキック成功。
4.残り2分ちょっとからのドライブで、TD。
5.2ポイントコンバージョン成功。
で3点差でリードを奪う。このうちの1つでも失敗していたら、負けていたところだった。

QBロジャーズも意地でFGを奪い、試合終了間際に同点に追いついたのだから凄い。
まさに死闘、今季のベストゲームだと思う。

延長戦は条件つきとはいえ、サドン・デス。運勝負のところもあるが、そのコイントスに
勝ったシーホークスが、ここまで3回インターセプトされているWRカースへのパスでTD。
このウィルソンのメンタルの強さにホント驚嘆した。AFCの決勝戦で、ラックのパスが
ドロップに次ぐドロップで、ミスがミスを呼んでいたのに対しても対照的だった。

そして定説通り、守備とランは悪天候にも強かった。エースRBリンチは25回で157y稼ぎ、
一方でパッカーズのRBレイシーを21回で73yに抑えたのも大きかったと思う。

終盤に天候が回復したのもシーホークスに味方した。もちろんロジャースにとっても
良い条件となるはずだが、オンサイドキックや延長戦のコイントスで、ロジャースの
出番がほとんどなかったからだ。


劇的な逆転勝ちを果たしたシーホークス、一方的な勝利を果たしたペイトリオッツ。
スーパーボウルでは、どちらの勢いが勝るだろうか。


どちらも悪天候に強いことを証明した決勝戦だったが、スーパーボウルの会場は
ドーム球場。その要素は必要ない。また、ドームでは珍しい天然芝だが、どちらの
チームもオープンエア球場をホームとするので、球場に関する相性差は無いはずだ。

一番の焦点は、ブレイディ対シーホークス守備陣だろう。何と言ってもシーホークスの
失点は、レギュラーシーズン15.9/Gameでぶっちぎりの1位。得点29.3/Gamenで4位の
ペイトリオッツ攻撃陣でも、苦労するのは間違いない。

シーホークスが今季負けた試合はシーズン序盤ばかりで、今のシーホークス相手の
参考にはならない。シーズン終盤からプレイオフの戦いぶりを観ると、前の守備は厚く、
後ろのカバーも上手でなかなかスキが無い。

しかし実はシーホークスの奪インターセプト数は13個で18位、奪サック数は37個で
20位と、観た印象よりもビッグプレイは少ない。ある程度リスクを覚悟した思い切った
プレイをしても良いと思う。

当りの強い重量級のTEグロンコウスキーや、トリックプレイでたまにレシーブするTの選手
(決勝戦ではソルダーがTDレシーブした)へのミドルレンジのパスが、攻略のカギだろう。

レイブンズや、スーパーボウルで対戦した時のジャイアンツのように、ペイトリオッツに
とっては相性の悪いスタイルの守備だが、ベリチック監督がいろいろ工夫してくるに
違いないと期待する。


一方、シーホークスの攻撃対ペイトリオッツ守備の対決では、RBリンチをいかに止めるか
が重要だ。ペイトリオッツのラン守備は104y/Gameの9位と悪くないようにも見えるが、
ペイトリオッツの攻撃で序盤からリードすることが多いので、相手がランを使いにくくなる
という側面もあり、あまりアテになる数字ではない。

参考になるのは、プレイオフの2回戦でのレイブンズ戦(31-35で勝ち)とWeek4の
@チーフス戦(14-41で負け)だ。どちらも1人のエースRBに100y以上走られ、タイム
コントロールを奪われ苦労している。リンチにヤードと時間を稼がれるようだと、
厳しい戦いを強いられるだろう。

予想としては、パッツファンとしては不本意ながら4:6でシーホークス有利と見た。
あとは、ベリチックとブレイディの経験と作戦が、どこまでこの相性差をひっくり返すか
にかかっている。

キックオフは日本時間で再来週の月曜日。いよいよ決戦だ。







Posted at 2015/01/25 11:42:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | NFL | 日記

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