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■youtubeのLOVECARS!TV!チャンネルは、僕・河口まなぶが構成／出演／撮影／編集／音楽／演出と全てをひとりでおこなっています。

■今回は久々に気合いを入れて動画を作ってみましたので、是非ご覧になってください！

■３シリーズクーペではなく、４シリーズクーペへ。

■BMWは新たな数字を与えて、新たなジャンルを築き上げた。

■実際に対面すると、とてもクーペらしいクーペでした。あらゆる意味で。

■やっぱり美しいフォルムを持つクルマは良いですね。

■ひょんなところから僕の手元にやってきたVWゴルフII。実はゴルフIIは初めての愛車。免許を取った後に、オヤジから譲ってもらって乗った１台だった。

■久しぶりに乗ってみたけれど、印象は当時のまま変わらない。変わらないってことは凄い。しかも、最新モデルと比べても、本質的には大して差がないことに気づかされる。思ったよりも全然乗り心地も良いし、エアコンは寒くなるくらいに効く。

■一方で走っているとどこかに隙間があるのを感じたり、シートがヘタってたりするけれど、まぁ、今から20年以上前のクルマだと思うと感心の方が大きい。ボディサイズも小さくて、取り回ししやすい。

■ただ、それでも僕はこの辺りの古き良き１台万歳！ではない。古いクルマって感触が良くて当たり前。いまよりいもずっと効率の悪い贅沢な作りだし、質量も小さいし、全てが良い方向に行く要素に彩られているから。

■良さが分かっているからこそ、あえてそれを声高には言いたくない。そんなの当たり前です、とあえて言っておきたい。そこに心のよりどころをここにしてしまうと前には進めない気がして。だって、いまでもこれで十分だし、これが良いとすらいえるから。

■ただ振り返って何かを見つめ直す、という意味では意義ある存在だと思う。

■先日も久々に走らせて、そういう時代をしみじみと感じた。

■確かに、ここから学ぶことは多い。でも大切なのは、ここで学んだことを今の何に活かすか、だよね。

■かつてのプジョー205GTiの再来、といわれる208GTi。あれから30年が経過した今、同じ排気量の1.6LエンジンはただのSOHCからDOHC直噴ターボとなり、パワーも115psから200psに。グニャグニャだった5速MTのシフトレバーはカチッとした6速MTへ。あらゆるものが見違えるほど変わった。いま、実際に205GTiと比べたら遥かに快適で遥かに楽しく気持ちよい１台になっていることは間違いない。

■けれど205GTi 1.6の、とてもSOHCとは思えない元気の良さや乾いたエグゾースト、グニャグニャだけどスルリとシフトが決まって慣れると楽しかったシフト、そして現在よりも遥かに限界が低いけれど鮮やかに姿勢変化が愉しめたシャシー、あらゆるものを今も鮮やかに思い出せる。ではそれと同じように208GTiにも鮮やかな感触があるか？　そう考えると、素直にはうなづけない部分もあるのも本音だ。

■だが、だからといって古いクルマの方が良い、なんていわない。というか、そんなの当たり前。あの頃のあのクルマは良かった…というのは当然僕だって分かる。けれど、それと同じものを今のクルマに求めても意味がないし、その部分で今のクルマは味がない、といっても意味がない。

■それよりも僕は、今の時代を、プジョー208GTiとどんな風に過ごしていくか？　それを考えて提案することの方が大切だと思う。今から10年経った時に、プジョー208GTiが色鮮やかに記憶に蘇るような存在とするために。