宝台樹はシロクマファミリースポーツクラブで合宿をやっていた時以来なので、1997年か1996年以来です。
ちなみに宝台樹に初めて合宿で行った年にAE86に乗っていたいちかわさんを存じ上げました。
今回パドックになった下段駐車場でのフリー練習で華麗にAE86を操っておられたのが昨日のことのように鮮烈な思い出です。
もう20年ぶりなのに景色は全然変わっていませんでした。
今回は訳あってなかむらさんのエボ6でWエンさせていただきました。誠にありがとうございました。
CH戦最終戦、そして来年βが使えなくなる可能性大と言うことで、前日練習の前の日にタイヤセレクト足立加平さんにお邪魔し、新品タイヤに組み替えていただきました。いつも誠にありがとうございます。
今回も反省を生かし前日練習から参加しました。
何せ20年ぶりですし車種も違いますし、当時は真ん中の小屋の左側もコースに使っていましたが最近になって丸太置き場になり走るスペースも変わりましたので、慣れるための事前練習は必須でした。
前日のコースはこんな感じで、パイロン修正が間に合うように前半と後半が分かれていて、主催者様のお好みからか関越チックなレイアウトでした。
朝の慣熟歩行時、あまりの山々の美しさと空気のすがすがしさに、これを感じるだけでも来て良かったと少し感動しました。
練習は午前3本午後3本の6本。
最初の2本はなかむらさんの本番β225。
前回千葉さんの225を履いていたので、特に違和感なく走れました。流石に最初の1本は人の車を壊すまいとおっかなびっくり走っていましたが。
次に私の新品β235前後に交換。2本走行。
私は「ブレーキが良く効くな」程度にしか違いが分からなかったのですが、なかむらさんは「225に対し0.5秒以上のアドバンテージがある」とおっしゃっていました。
最後の2本はリアを8.5Jから9J(ただし中古β)に変えて踏ん張りが上がるか試してみました。
ホイール幅が1cm以上広がった効果は大きく、8の字ターンでは引っ掛かるほどでしたが、全体的にトラクションが上がった感じで、タイムも付いて来ました。
なかむらさんからは、「本番もリア9Jで行って、万が一テクニカルが厳しい配置なら8.5Jに変えましょう」との作戦指示をもらいました。
ところでこの日思ったのが、タイヤによる差が出にくい路面だなと言うこと。
ゼスティノのmotokiさん、71Rのもりたさん、★のたかさんとβのタイム差が意外と少ないことに驚きました。
またβでも新品と中古の差があまり感じられなかったことも意外でした。中古が初期ロットで新品が最近のロットだったのも関係があったのかも知れません。
さらに、あの鬼減りβがほとんど減らなかったのが最大の驚きでした。
あとでタイヤ写真を掲載します。
その晩はえぼしんさんのブログにあるようにみんなで近くの民宿に泊まりました。
料理が美味しいうえにボリュームたっぷり、サービス満点で、価格以上の価値を感じました。
話は戻りますが今回は練習、本番とも参加費用のうちにお弁当と500mlのお茶も付いていて、そのお弁当の大きさと豪華さは他の皆様の記事にあるとおりです。
練習時全部平らげて午後あまりに苦しかったので、本番は食べずに持ち帰って家で酒の肴にさせていただきました。
本番コースはこちら。前日の奥の外周要素を残し、ゴール前は予想を裏切ってスラロームとなりました。前半のスラロームからのターンと深いターンが肝かと思われました。
試走はくーにー先生のNDロードスター。スピードに乗った素晴らしい走りを見ているととても1.5リッターエンジンとは思えませんでした。ロードスター軽そうで速いです!
1本目、前半のスラロームにPTを恐れおっかなびっくり進入したらあとはヌルヌルになってしまい深いターンで回し切れず2度引きしても駄目で大失速。タイムも順位も案の定でした。
一方なかむらさん、えぼしんさんは素晴らしい走りで1-2。
今回あいぽんの調子がいまいちなのと、観戦ポイントが下段パドックから斜面を登ってコースの右奥まで行かなければならない場所なことから、あいぽんで撮影をお願いするのは恐縮なので断念しました。
しかし何とじょーじ君がわざわざ観戦に来てくれていて、皆さんのビデオを撮ってタブレットで2台同時比較再生できるようにしてくれたおかげで、失敗ポイントが分かり改善の目星が立てられました。
じょーじ君本当にありがとうございました。
なかむらさんのインカーカメラの映像も参考にして、2本目は少し走りを変えてみることにしました。
2本目が始まり、前半ゼッケンのクラスの皆さんは路面のダストがはけて状況が良くなったのか、軒並みタイムアップでした。
自分は1本目の失敗潰しも含めると相当タイムアップさせないと表彰対象3位までに入るのは厳しい状況。
結果、またしても前半の深いターンで回し切れず、他の改善箇所も思ったほどは直し切れずでタイムアップは小さく終わり、ゴール時点5位。
その後順位に大きな変動は無く、鷹の目さんがゴール直後に車両トラブル発生のためしばし競技が中断。
再開後、えぼしんさんが気迫の走りでなかむらさんの1本目タイムに肉薄するも2位。たかさんもラインが膨らみ気味になってしまい3位。
固唾を呑んでなかむらさんの走りを見守りましたが、素晴らしい走りで只一人1分3秒台に突入するオーバーオールタイムで優勝。
なかむらさんはこれが四駆の公認競技最後のトライだったとのことで、有終の美を飾りました。
表彰対象のえぼしんさん、たかさん、本当におめでとうございました。4位のそーまさんも鬼のβ255幅を遂に使いこなしての走りでした。
またチーム普段着に戻ってしまい寂しかったのは言うまでもありません・・・。今回は国王陛下の御崩御による精神的なショックと動揺が後を引きましたかね・・・。
さて二日間走り終わったβの写真です。
まず新品フロント。前日4本x2人、本番2本x2人、合計12本の走行後です。
ディンプルがまだ綺麗に残っています。
中古リアは前日2本x2人、本番2本x2人、合計8本(その前に南で2本x2人、富士で1本x2人の計6本走っています)。こちらもディンプルが残っています。
宝台樹の路面はβでこうなので他のタイヤにもやさしいのかも知れませんね。沢山走るには向いている練習場所だと思いました。
試合が終わってお片づけが終わり、最後になかむらさんが愛車に別れを惜しんでエボを並べて写真撮影をしていました。そしたら結局みんなが並べだして、すごい格好での撮影会も始まって(笑)
これでCH戦の今シーズンは終わりました。
初戦浅間台のもり君とのW開始、雨が上がった奇跡的なDRY路面での奇跡の優勝
2戦目柿崎、痛恨のブローフバルブ失格による優勝タイムの喪失
4戦目南、仕事の都合でぶっつけ本番で苦い砂を噛み
7戦目富士、じょーじ君のご厚意によるW、試合後のクラッチブロートラブル・・・
8戦目マルチ、えぼしんさんの神の声でW、雨の中無心に走り奇跡の逃げ切り
そして9戦目宝台樹
9戦中6戦も出場出来たことに、周囲の皆様の本当に暖かいお気持ちと家族に感謝の気持ちを捧げたいと思います。
そして今シーズン彗星のように現れたβを全面的にサポート下さいましたタイヤセレクト足立加平店様にも深い感謝を述べたいと思います。
・・・
去年のさよなら浅間台戦でなかむらさんが「負けて悔しいくらいが気持ちが消えずに丁度良いですよ」と言ってくれたのが再び甦って来ています。
今後、鍛錬を積んで再び挑戦をしたいと思っています。
良きライバルの皆さんに恵まれて本当に幸せです。
最後になかむらさん、
有終の美、本当におめでとうございました。その場に立ち会えたこと、ありがとうござました。
次の車、次の戦いの場でも頑張って下さい!