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宝塚過激団のブログ一覧

2023年04月19日 イイね!

bZ4Xに乗ってみた

bZ4Xに乗ってみたはい注目ゥ~!!

先日の事ですが、トヨタの電気自動車「bZ4X」に乗る機会がありましたので報告します。

これはスバル・ソルテラと同じ車ですが、そちらと違い実質個人所有が出来ない車。乗る機会なんてないだろうなと思っていたら、カーシェアリングの車両として用意されたので、野暮用で行った先で乗ってみました。本来は一番高額なプレミアムクラスの車両ですが、ステージ4の私(病気ではナイ)にとっては無関係。そして60分の利用チケットを適用して乗るという、イヤな奴です(笑)


後ろ姿です

ざっと見た感じですが、これはSUVぽい車両です。個人所有ができない車両なので販売価格はわかりませんが、シートはフル電動で本革、それにJBLのステレオまで装備しているので、けっこうな高級車の様子。その一方で、タイヤは厚みがありタイヤ周辺はプラスチック剥き出しなので、グレードは低めかも。

走り出す前に、EVならではの「儀式」を行います。


EVなので、充電のためのコードが接続されています

繋がれていた充電のコードを引き抜いてステーションのケースに納め、いざ発車!といきたいところですが、日産・リーフ以来のEVということもあり…動かし方がわかりません(笑) 車内のリーフレットで動かし方を確認し、気を取り直して発車です。

発車してみるとさすがEVで、変速の無い滑らかな加速です。ステアリングはクイックな反応で、少し回しただけで大きく動く感じ。それにステアリングのサイズが小さくて、メーターはステアリングの上から覗くスタイルなのです。プジョー乗りの私にとっては慣れっこですが、最初は慣れが必要かもしれませんね。発車時点で、走行可能な距離は200km少々でした。


ステアリングです。本革シート装備だけあって、もちろん革巻き


そのメーターです。昨今のトレンドでましてEV車、針なんて一切無く、モニターで全てを表示しています


テスラもそうですが、EV車のモニターは大きいですね。下の大きな丸いボタンみたいなのでRNDを切り替えます

人通りの多い場所や住宅街を走っていると、滅多に見られない車種ということもあってかガン見される事が多かったですよ。やっぱり気分いい…と言いたいところですが、私が所有する車ではないから一切威張れないんですけどね。

ドライブで向かった先は、ローソン桜塚店。


ここです

ええただのコンビニエンスストアですよ、店舗自体は。でもここはね、コンビニ御三家の一つで全都道府県に14,000店以上あるローソンの中の、第一号店なのです。ローソン派の私としては、いつか行ってみたいと思っていたんですよね。


店舗の方に、ここ限定で撮影の許可を頂いています

真ん中の黒いプレートには「ダイエーローソン」とあります。今は三菱商事のコンビニですが、元々ダイエーが作ったコンビニなんですよね。

車を元のステーションに戻し、コードを繋いでから施錠しました。やっぱりEVのカーシェアは、都心の真ん中のステーションに向いています。都心部はガソリンスタンドを探すのが困難ですから。充電する「間」が必要ではあるにしても、都心部のカーシェアはEVがいいです。
でも、EVを個人所有するならば、自宅で充電可能なことと「コミューター専用」が条件でしょうか。仮にEVが更に普及したとして、内燃車の感覚で長距離ドライブに出かけたら、SAPAや道の駅等で充電待ちの渋滞ができそうな予感。ただでさえ時間がかかる充電、それが列を作ったら「充電難民」が大量発生して動かなくなったEVがそこら中に停まっている地獄が展開しそうな気がします。

色々考えさせられた、EV利用でした。
Posted at 2023/04/23 05:15:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2023年03月05日 イイね!

HC85系に乗ってみた

HC85系に乗ってみた先日(と言っても昨年ですが)、JR東海がデビューさせた最新鋭のディーゼル特急「HC85系」に乗りました。

主に名古屋発着の特急「南紀」「ひだ」で使用される車両で、1989年にデビューして以来使用されていたキハ85系の更新用として投入されたものです。そんな満を持して投入された最新鋭とあっては、乗らないわけにはいきません。ハイドラ活動も兼ねて、富山発着の列車にも使用されるようになってから乗りました。

乗ったのは、富山発13時04分の「ひだ14号」です。名古屋発の列車「ひだ3号」の折り返しで、12時30分過ぎに列車が入線しました。折り返しの列車なのですぐに乗れるわけではなく、車内清掃が終わってからの乗車でした。


富山駅にて撮影した、HC85系です。運転台付き車両のみで構成された4両編成でした。先頭車は全て貫通型です


私が乗った車両ですが、非電化区間を走る車両なのに「クモハ」ですって。その下には東芝製の装置が。これは制御関係の装置でしょうか


最新車両、しかも改築間もない富山駅なのに、こんなに段差があります。車内はバリアフリーの設備が充実しているにもかかわらず、こんな段差はどうかと思いますが

この新型車両はディーゼルエンジンで発電した電気を使って駆動用モーターを回すところに、蓄電池に貯めた電気でアシストする「シリーズハイブリッド」というハイブリッド車だそうです。推進軸とトルクコンバーター等を省略できるメリットがあっても、従来はエンジンとモーターがあると重過ぎて採用できなかったそうですが、各種機器類が軽量コンパクトになったことでこんな車両ができるようになったらしいです。

列車は、3~4割程度の乗客を乗せて富山を発車しました。高山~富山は搭乗間もないだけあって、各駅や沿線では撮影をする人が多かったです。景色が長閑なうちに、車内を観察しました。今回は普通車です…というより、グリーン車は高山までありませんが。


内装は、先代と比較すると簡素になった印象です。嵩上げ床やカーペットは省略され、側面の窓も標準的なサイズになりました。まあ安っぽくはありませんが


先頭車両は、前面の展望は一切ありません。その辺が残念ではあります



車内のバリアフリー設備は極めて充実しています。もちろんそれはいいのですが、その割には↑の段差が大きいのが気になります


肘掛先端にはコンセントが完備されていて、もちろんWi-Fiもあり。今ドキの乗客のニーズはきちんと押さえています。でもこの、プラスチック剥き出しの肘掛は少々安っぽい気もしますが

座席周りの印象です。広さは丁度いい位ですが、座り心地は少々固め。富山~名古屋みたいな長時間の乗車は少々辛いかも。あと装備の面では、先代みたいな嵩上げ床やカーペット等のバブリーな装備は流石にありませんが、ドリンクホルダーは欲しかったです。

笹津から先は山がせまる急峻な地形になり、エンジンの唸りも高まりました。周囲が白くなるほどの白煙を吐き出した場面もあった程です。ところでこの車両に搭載されたディーゼルエンジンは、JR東海定番のカミンズNシリーズだとか。エンジンが1基になって最新式の制御システムになった一方で、エンジンは旧式のままなのが不思議です。


笹津からは山岳地帯。山側には落石センサーが設置される急峻な地形です

この車両の走りですが、エンジン音はうるさいと感じる程ではなく、むしろ車体の軋む音の方が目立つ位です。この車両はハイブリッド車両ですが、蓄電池からのパワーのアシストはあるもののEV走行は無い様子。そこまで大容量の蓄電池は搭載できないようです。そして停車中は、アイドリングストップ。こんなにエンジンをON-OFFする鉄道車両、初めてです。


まるでトヨタ車のハイブリッドみたいに、走行の状態が表示されていました

列車は高山に到着しました。ここでグリーン車を含む基本編成が連結され、8両編成になります。


連結の場面では、たくさんのギャラリーがいました。私は行かなかったけど

8両編成になった列車は高山を発車しました。ここから先にも飛水峡とか見どころがあった筈ですが…寝過ごしました(笑) 美濃太田では意外と乗車があり、そこから先の名鉄と並行する区間ではこれまでにない速度で走り始めました、計ってみると110km/hで、高山本線内で出せる最高速度のようです。岐阜から先は進行方向が変わるので、座席の向きを変えようかと思いましたが、名古屋まで短いのでそのままにしました。東海道本線では、この車両の最高速度の120km/hに達します。先代も同じ最高速度ですが、これがデビューした時は凄かった。岐阜~名古屋間を、電車特急「しらさぎ」(当時は485系)よりも時刻表上で1分早く走ってしまうのですから。当時はディーゼルカーといえば、排気ガスをガバガバ吐き出す割にはのっそり走るドン臭いイメージしかなかったのですが、これには衝撃を受けたものです。

列車は終点の名古屋に到着しました。最新鋭の車両とは言え、単線の高山本線を走ることから行き違いによる遅れを心配しましたが(この後数分で発車する新幹線で帰京するため)、幸い定刻通りの運行でした。今回の車両更新では、ワイドな車窓や国鉄時代から続いたヘッドマークなど、失われる装備も少なくありませんが、それでも昨今求められている装備(コンセント等)もきちんと装備されているので、これならいいでしょうと思いました。

HC85系の、今後の活躍に期待します。
Posted at 2023/03/05 08:52:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2023年02月26日 イイね!

西九州新幹線に乗ってみた

西九州新幹線に乗ってみた先日、昨年新規に開業した西九州新幹線に乗ってきました。そのレポートです。

約20年前に開業した九州新幹線同様に、武雄温泉~長崎の部分開業ですが、そこはJR九州の新幹線、うまいことやっていました。まず、博多発の「リレーかもめ」からです。

新幹線のレポートなのに何故在来線から?という疑問もおありでしょうが、ここからレポートするのが肝心なのです。乗ったのは、15時54分発の「リレーかもめ41号」です。


787系の8両編成で、九州の鉄道で8両は長いですね


博多駅のホームの行き先案内には「長崎行き」とあり、アナウンスでも長崎行きとの案内がありましたリレーかもめと乗り継ぐ新幹線は一体化された列車というわけですね。その辺はさすがJR九州です

列車のドアが開いて、車内に入りました。



車内の様子です

私が指定した3号車8番D席は、長崎方面の場合だとすぐ後ろが荷物スペースで、気兼ね無くリクライニングできる「上座」です。この車両は普通車にもかかわらずカーペットが敷かれ、車内外も凝ったデザインなのですが、如何せん経年劣化が著しいです(私が乗ったのは1993年製造の車両だった)。内装は傷だらけでカーペットからと思われる独特の臭いがして、乗り物に酔いやすい方にはきついかも?

列車は博多を発車し、住宅街や郊外の何の変哲もない景色の中を走って行きます。アナウンスではこの列車の停車駅だけでなく、乗り継ぐ新幹線の長崎着の時刻の案内もありました。車内には3割程度の乗車率でしたが、新鳥栖でそこそこの乗車、それも外国人の乗車が多かったのは意外でした。かつての肥前山口、現在の江北から佐世保線に入り、程なく乗り換えの武雄温泉に到着。ここで、いよいよ本命の新幹線に乗り替えます。


武雄温泉のホームに到着。すぐ近くに新幹線が見えました

ここでの乗り換え時間はたったの3分だけ!ですが、ここの在来線~新幹線の乗り換えは他とは違います。京浜東北線~山手線の乗り換えと同様に、同じホームで乗り換えるので、そんな事が可能なのです。


新幹線と在来線の位置関係とは思えません

だからこの乗り換えにはストレスは殆どありません。かつて越後湯沢や八戸であった、狭い階段や長い通路に加えて「あと○分しかない!!」と怒号の飛び交う地獄の乗り換えを経験した者にとっては、天国のような乗り換えですね。ここに「JR 九州の心意気」を感じましたよ。

次に乗ったのはかもめ41号で、昨年9月から運行を開始したばかりのN700Sの6両編成。先程までの古参車両から一転して、最新鋭の車両です。


これが西九州新幹線のN700S(日立製のY2編成)です。鼻先のエンブレムが、某イタリア車を連想させます


側面も、みっちり描き込まれています

車両そのものは東海道新幹線のN700Sと基本的に同じですが、そちら程速度を出さないので車体傾斜装置を省略する等の「デチューン」をされています。基本は同じでもそこはJR九州の車両、いかにもJR九州らしい暴走気味な姿ですねえ。



内装です。上が指定席で、下が自由席です

私が乗ったのは指定席ですが、グリーン車でもないのに横4列、しかも座席は背面が木製ときたもんだ。800系みたいにスダレのブラインドや仏壇みたいな壁面とはいかなかったようですが、内装も相変わらず「らしい」ですねえ。


座席の背面は木製です


各座席にはコンセントが設置されています。でもこの路線には不要な気がしますが

列車は武雄温泉を発車しました。すぐに260km近い速度に達しますが、不快な揺れ、と言うより揺れそのものが殆ど無いので快適そのものと言いたいところですが、座席の座り心地が…! JR東日本の新幹線に乗りなれてしまったせいか、枕が無いと少々落ち着かないです。そして、背中のクッションの出っ張りが大きくて背中に当たり、少し痛い程。自由席は定番の横5列の座席で通常のN700Sと同じ物ですが、狭くてクッションは固いもののそこそこ体にフィットするのでまだ座っていられます。せっかく広くて豪華な指定席なのに残念ですねえ。この車両に関しては、指定席よりも自由席をお勧めします。

武雄温泉を発車した列車は、途中駅を次々と通過していきます。私が乗ったかもめ41号は速達タイプで、諫早が唯一の途中停車駅です。出入口の上にある電光掲示板はLEDではなく液晶ディスプレイで見やすく、どこの駅間を走行しているか案内があるのがいいですね。そして停車駅が近づくとアナウンスだけでなく、照明が明るくなる芸の細かさがありましたよ。景色は、D席側が「若干」お勧めかな? 大村湾が見られるからです…少しだけですが。諫早で若干の下車があり、それから少し走って終点の長崎に到着。武雄温泉から、たったの24分でした。


終点の長崎に到着しました。新幹線の駅になっただけあって、昔の面影は一切ありません

部分開業となったこの新幹線ですが、これまでの海沿いのカーブだらけの区間が無くなったので、距離は短くても効果は大きいようです。九州新幹線と接続(=全通)するのがいつになるでしょうね? スッタモンダで工事どころかルートさえ決まっていない状態ですからね。今後の行く末が気になる新幹線です。


以下、余談です。


長崎駅で目撃した、YC1というディーゼルカーです。ディーゼルカーとは言ってもエンジンは発電専用で、発電した電気で動く電気式ディーゼル…はいいとして、このデザイン。何だか昭和30年代の旧型客車みたいですね。新幹線開業で長崎エリアは、在来線も大幅に変わったようです
Posted at 2023/02/26 08:01:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2023年02月19日 イイね!

さんふらわあに乗ってみた -新造船「さんふらわあ くれない」乗船記ー

さんふらわあに乗ってみた -新造船「さんふらわあ くれない」乗船記ー♪さんふらわあぁ~さんふらわあぁ~太陽に守られてぇ~

ということで?先日、さんふらわあの大阪~別府の航路に「さんふらわあ くれない」という新造船が就航したのを受けて、さっそく乗ってきました。その様子を報告します。カーフェリーの代名詞的存在であるさんふらわあ、それも伝統の大阪~別府の航路に投入された新造船です。それに長距離フェリーの新造船の乗船記は、現在低迷しているブログのPV数の稼ぎ頭でもあるのです。私にとって、ドン底期の日産自動車を支えたエルグランドやマーチののようなものですからね。そんな大事なネタ元とあっては、乗船して報告しないわけにはいきません。大型化しただけでなく、日本初のLNGを燃料とした画期的なフェリーだそうですが、どうでしょうか?

乗ったのは、大阪南港発の便です。18時を回った頃、フェリーターミナルに着きました。大阪南港のフェリーターミナルといっても船会社毎にターミナルがあちこちに点在し、間違えると大変です。特に徒歩乗船の場合は最寄駅まで変わるので要注意ですね。

トレードセンター前駅で電車を下車し、ATC内にある受付で、乗船手続きを済ませました。


ATC内にある受付です。団体の予約も入っているらしく、賑わっていました



近くにある待合室には、お祝いの花が多数飾られています。ここからこの新造船に関わった企業がわかるので、意外と面白いです

入口で名前を告げて予約番号の書かれた紙を受け取り、それを窓口に提出すると、乗船券と共に「大分県タイアップクーポン」という千円分のクーポン券が貰えました。船内限定で使えるらしく、これは有難いですね。そして乗船券にはQRコードがあり、これを改札でかざすだけでなく、個室の鍵にもなるようです。


画像は大幅に加工してあります

へ~画期的ですねえ。これならカードキーよりも低コストでしょうし、通常の鍵みたいに管理の手間もありません。でもそれならば、スマートフォンの画面に乗船券とQRコードを表示できるようにすれば完璧では? でもそれだと、扉のスキャナーが読み取りにくいのかな?


乗り込む前に、船体を撮影。大阪南港では後ろ向きに停泊しています

改札を通過し、船内に入りました。内装は船らしい武骨な印象(扉の周囲にある目立つビス等)が若干残りますが、木目を多用した、和風なデザインです。関西~北九州の航路よりも高級感があるかも。少々迷いつつも自分の部屋に行きました。

今回選んだのは「スーペリアシングル」という個室です。


船に入るとすぐに目に入るのが受付です。並みのビジネスホテルの受付よりも高級感がありました



個室への廊下には、同航路の過去の広告等を用いたアートが多数ありました


ドアノブにあるスキャナーにQRコードをかざし、開錠します。青いランプが点灯すれば開錠です

以下、スーペリアシングルの部屋です。







内装は高級感があって、調度品も充実。そして個室内には、トイレとシャワーもあります。もちろん、それなりに値は張りますが。

コンセントは合計6箇所あり、そのうち1つはドライヤー用でした。枕元にはUSBポートがあり、絶妙な位置にあります。これはいいですね。


いかにもスマートフォンや眼鏡の置き場に使って下さいと言わんばかりの棚まであって、気が利いています


ベッドの下には手荷物を収納できる空間もあります。わかってるなあ…これがあると手荷物をきれいに片付けられるので有難いです


冷蔵庫もありました。忘れ物対策か、窓付き。デザインも洒落ているかも

窓は無いものの、その辺のビジネスホテル以上に設備は充実。ほぼ言うこと無しの個室!と結論付けます。

出航まで時間があるので、車両デッキの探検です。出航すれば、車両デッキには立ち入れませんからね。



出航までまだ時間があったせいか、車両はまばらでした


大型車のデッキには、トラック向けの給電装置があちこちにありました。主に冷凍車向けに電気を供給するために設置されています。航行中はエンジンを回せないためです

出港時刻が近付いたので、展望デッキに上がりました。出港は展望デッキで過ごすのがお約束です。


四角いファンネルの背後には、高層ビルが見えました

定刻を少し過ぎた頃に船体が横に動き出しました。



あちこちにいる社員の皆さんから、ペンライトを振ってのお見送りを頂きました…恐縮であります

岸壁を横に動いて離れた直後に直進が始まりましたが、加速力がありますねえ。

船が出港すれば、船内の探検です。


吹き抜けのアトリウムです。ただの階段ではもったいないデザインで、中央の手摺りさえ何とかすれば何かのショーに使えそう


フロアのあちこちにこんな椅子が置かれていました。ただもたれかかる事は殆ど出来ない背もたれで、もう少し高さが欲しい印象です


珍しい設備がありました。牢…いえスイートクラス専用のラウンジです。ただでさえ広くて豪華な上級船室なのに、専用ラウンジまで用意するとは!

この他、キッズルームやドッグランなどがありました。自動販売機は市中価格とはそれ程乖離してはおらず、ボッタクリの印象はありません。

そろそろ空く頃と思い、20時20分頃にレストランに行きました…が、期待は外れてまだ行列がありました。


レストランで、奥が広かったです

まず驚いたのは、食券の発券機がクレジットカードに対応している事で、私の知る限り初めて。


クレジットカードに対応した発券機です

これは有難いです。キャッシュレス化著しい世の中ですが、フェリーの中はいつまで経っても現金しか使えず「クレジットカードに対応してくれればいいのに」と常々思っていました。こんな面でも画期的なサービスですね。

レストランは2つのレーンを用意したビュフェ形式で、定価は2000円。高いなあ、というのが正直な感想でしたが、さっき貰った補助券で実質1000円。これならいいかと思って列に並んだら、びっくり。




食材が豊富なだけでなく、大分県の郷土料理や材料を使った料理がたっぷりあり、あまりに豊富で選びきれない程。なかでも「りゅうきゅう」は絶品で、あとでたっぷりお代わりする羽目に。


これがまた美味いの何の


オプションのビールを組み合わせていただきます…この極楽気分といったら…もう…(悶絶) ついつい、はち切れそうな位に食べてしまいました(笑)

ここまで料理が充実したフェリーのレストランは初めてかも? ただ「就航記念料理」と書かれていた料理が多かったので、もしかしたら期間限定なのかもしれませんが。こんなレストランであれば、定価を払ったとしてもちっとも惜しくない。喜んでお支払いしますよ。

浴場には、終了30分前に行きました。


乗船直後に撮影したため「すいています」の表示がありました

入口の表示には常に混雑の案内があったのですが、意を決して突入…やはり混雑していて、洗い場は列ができていた程です。団体が乗船していた事もありますが、ここはもう少し広い方がいいかも。

翌日。5時頃に目が覚めました。船特有のスローテンポな揺れは殆ど無く、メインエンジンからと思われる細かい振動が少々伝わる程度で、気にはなりません。これが最新鋭のフェリーの実力でしょうか。

さて、朝食。レストラン前で待っていると、5時40分頃から人が並び始めたので、食券を発券機で購入してその列に並びました。ほぼ同時に、船内の照明が明るくなりました。この朝食もビュフェ形式で、大分県産の米を使うなど、質も高いです。他にも調味料はフンドーキン製を使うなど、大分一色。さすがですねえ。


唯一撮影した朝食の写真。さんふらわあのロゴ入りとは泣かせるじゃないの

またしても絶品がありました。それは味噌汁で、なんと具に白菜を使っている(付け加えれば、味噌もフンドーキン製でした)! もろ好み。そして昨晩食べ損なったカレーをご飯に盛れば、具の大きさが異常レベル。ケチ臭さゼロの内容に感激です。昨晩に続き、またしても食べ過ぎる羽目に(大笑)

この金額でこの朝食は、コストパフォーマンスは異常レベル。私の知る限り、最近のフェリーの食事はどんどんレベルアップしていますが、私が知る限りここが一番。ビジネスホテルの関係者にも、このフェリーを視察してほしいくらいです。

食後は、展望デッキに向かいました。


これを撮影したのは7時過ぎ。西日本だけあって、日の出は遅いです


右側に、宇和島運輸フェリーの「れいめい丸」がいました。こちらも就航から1年経過していない新造船です


巨大なファンネル。排気ガスの臭いは多少するものの、ディーゼル船で見られる黒煙はありませんでした。これもLNGにした効果でしょうか

デッキで景色を眺めていると、早くも陸地が近づいてきました。そろそろ下船口に並んだ方がいいかな?と思い、急いで部屋に戻って荷物をまとめ、下船口に向かいました。7時20分頃、下船口に人が並び始めたので、私も列に並びました。外を見ると、早くも防波堤が見えています。程なく小さな衝撃と共に接岸しました…が、他の乗り物と違ってすぐ下船できるわけではありません。結局、7時45分頃に下船が始まりました。


ずらりと並ぶLNGのタンクローリー。奥のユニック付きの車両を介して燃料の補給(専門用語は知りません)をするようです。これなら補給の施設を設置した方が手間がかからないのでは?とも思いましたが、この方が設備投資を抑えられるのかもしれませんね

画期的なのはLNGだけではありませんでした。キャッシュレスの実現やQRコードの鍵等も画期的でした。加えて、高級感のある内装やレストランの充実したメニューにやられっぱなし。支払う金額はけして安くはありませんが、払った金額以上の満足を得られましたよ。

最後はこれで締めます。

ありがとうさんふらわあ。ありがとう大分県。
Posted at 2023/02/19 08:02:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記
2022年11月06日 イイね!

只見線に乗ってみた

只見線に乗ってみた久しぶりの「乗ってみた」です。今回は、11年ぶりに全線での運行を再開した只見線に乗車しました。まあ私のメインの目的は、ハイタッチ!driveのチェックポイントの緑化活動ですが。

全線での運行を再開する以前から、この路線は狙っていました。今年10月の運行再開が発表されて「雪が降る前に乗ってやるゾ」と決め、色々と考えて某フリー切符の使用期間の終了後、青春18きっぷの使用開始前の期間に乗ることに決めました。20年程前に只見線を制覇したことはありますが、時期は2月。雪で一面が真っ白で、だから景色を殆ど楽しめなかったんですよね。乗車日を決めて色々探っていると…やはり考えていることは皆同じ、べらぼうな混雑というではありませんか。これはイカン、いつもの活動とは違う相当な気合いが必要だと思い、活動を展開しました。


今回持って行った折り畳み椅子です。確か車を買った時に頂いたもので、初めて役に立ちました


乗車券です。割引ゼロの普通乗車券ですが、これは運行会社に対する私なりのささやかな「寸志」です

土曜日。未明の会津若松駅にやって来ました。


時間は…見ての通り(笑) 私しかいませんでした

乗るのは6時8分発の列車ですが、現在の只見線、それも週末の列車で座るにはこれくらいの気合いが必要かなと判断し、こんな時間にやって来ました。久々の「早起き番長」の本領発揮であります。11月のこんな時刻ですから寒い!…けど、当然対策済み。ばっちり着込んでいるので苦になりません。

駅の入り口前でメールを作る等して待っていると、4時30分から人が並び始めました。似た者同士、話が盛り上がります。5時に入り口が開いて改札が始まり、この時点で10人程度並んでいて、一斉に4番線に。すぐに列車に乗れるわけではなく、少なくとも5時28分発喜多方行きの始発列車の後まで並ばなければなりません。ホームで只見線の乗車位置に並んでいると、何と1両編成で運行されるという情報が。どんな地獄が展開されるやら(怖)


ホームに貼られた乗車口です。混雑を受けて、急遽作られた様子

5時35分に列車が入線しましたが…キハ110-135で、やはり1両編成でした。「ドア」のランプが点灯すると同時に乗客が車内になだれ込み、ひとまずこの時点では全員座れました。私は敢えて4列側のボックスシートで、もちろん進行方向を確保できて、一安心です。

列車は定刻に、会津若松を発車しました。この時点で、20人程度の立ち客がいました。濃い霧の中を各駅に停車していきますが、乗客の乗車はあまりありません。


車内は終始、これ位の混雑でした


濃霧と窓の曇りで(乗客が多いせいでしょう)景色は殆ど見えず、汽笛が頻繁に鳴ります


7時25分頃、第一只見川橋梁を通過しました

この頃には靄も晴れ、紅葉がきれいに見えました。例えるならデニス・□ッドマン…古いか(笑) この時点で、立っているのは30人程度でしょうか。会津宮下では意外と下車した人が多く、立っているのは数人程度になりました。
会津川口で10分間の停車があり、みんな一斉に下車…と思いきや、ダム湖(多分)他の撮影に出ていったようでした。


会津川口にて。対向列車もいたので、ホーム上は賑わっています

乗車がいくらかあったので、車内は混雑してきました。ここから先は最後まで未開通だった区間です。本名では、地元の方達のお手振りを頂きましたよ。川の周囲は多数の重機が置かれていて、復旧工事が今でも続いているようでした。この区間では、復旧を歓迎するのぼりや撮影をする人、そして手を振ってくれる皆さんが特に多かったです。


只見にて長時間停車中に撮影。やっと撮影できました

9時30分に、列車は只見を発車しました。ここから先は福島・新潟の県境です。 只見で長い時間ドアを解放して空気が入れ替わったせいか、窓が曇らなくなりました。只見までは、拭いても追い付かないほどすぐくもったのに。長いトンネルを抜けると、 旧田子倉駅がありハイドラのCPも存在しますが、スノーシェッドに覆われているためか惜しくもノーヒット。その代わり奥只見ダムのCPにヒットしたのには笑ってしまいましたが。 六十里越トンネルに入り県境を越えると下り坂になったのか、先程とは一転して軽快に走り始めます。


新潟県に入ってから撮影。国道252号と寄り添うように進みます。新潟県の方が紅葉は鮮やかでした

新潟県に入ると、高校生とか普段の利用者が徐々に乗り始めました。そして10時41分に列車は終点の小出に到着。


小出にて。始発から見覚えのある面子もいて、乗り通した方も多かった様子。結局、常に立つ人が 常に20~30人はいた印象でした

以上、報告でした。通路までぎちぎち詰まっている事を予想していて、しかも1両編成だったから覚悟していましたが、思っていたよりは混雑していませんでした。始発列車だったからでしょうか? 昼間の列車だったらどうでしょうね?

以上、フィーバー真っ只中の只見線乗車レポートでした。
Posted at 2022/11/13 08:17:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 乗ってみた | 日記

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「この構造、やっぱり凄い。アパートの下に電車がいます」
何シテル?   06/11 09:21
宝塚過激団と申します。何とぞよろしくお願いします。 プロフィール画像は、宇部興産専用道路で運行されているアメリカのケンワース(ただしオーストラリア製)のボ...

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