先日のブログで成田エクスプレスとスカイライナーに乗った事を報告しましたが、実はその間に、約13年ぶりに日本を出国していました。行き先は香港です。
昨年12月の事。会社の交番表をチェックしていたら、2月の連休は久しぶりに土曜~月曜の3連休を確保出来る事が判明。パスポートもあるし、これは千載一遇のチャンスと判断し、昨年のうちから航空券をはじめ宿泊先の確保等の準備を着々と進め、晴れてこの日を迎えたのです。資金の工面は大変でしたけどね。
連休初日の早朝に、成田空港に到着しました。これから
キャセイパシフィック航空のCX501便に乗って、香港に向かうのです。成田を利用するのは13年ぶりですが、今まで利用していたのは全て第1ターミナル。今回初めて第2ターミナルを利用しました。
TVでもお馴染みの、第2ターミナルの出発口です。手前には自動チェックイン機が並んでいます
アイランド式カウンターが並ぶ光景は、まさに国際空港ですね
CXのカウンターには他の便の乗客も含め、長い行列ができていました。カウンターではパスポートとタブレットを提示(オンラインチェックインで取得した搭乗券を表示してある)し、紙の搭乗券を発券してもらいました。現在のカウンターはチェックイン用と言うより、荷物を預けるためのカウンターと化しているようですね。
パスポートに挟んだ搭乗券。これがやりたかった!
荷物を預け、保安検査場に向かうと…大行列!
大行列! 入口手前にはマセラティのSUVが展示されていました
一体どの位かかるやらと気をもみましたが、15分程度で通過。国内線の保安検査にはないホールドアップ&360度回転の保安検査を初めて経験しました。
保安検査を通過して、次は出国審査。何の質問もされず出国印が押されました。
う~ん13年ぶりの出国! 感無量です
出国審査を通過した先は、免税店が並ぶ華やかな空間。謎のブランドショップや酒・煙草の免税店があります。参考価格として、メビウスオリジナルがワンカートン2800円。これ、やっぱり安いのでしょうね?
国際線ターミナルの華・免税店。私には無縁の商品ばかりですけど(笑)
搭乗開始まで間があるので、CXのラウンジで寛ぎます。
ラウンジのエントランスです
出国審査を出たすぐの場所にあるロケーション抜群の位置にあり、招待券を提示してラウンジへ。
そこにはソファーが並び、軽食や各種ドリンク(アルコール含む)がずらりと並ぶのは、さすが国際線のラウンジですね
軽食の一例。下の杖みたいなやつは私のタブレットのペンです
ただ他社のラウンジ(の体験ブログ)と比較すると、やや貧弱な印象。本拠地並みにしろとは言いませんが、もう少し充実させて欲しいです。出来ればサクララウンジのJALカレーを賞味してみたいです。
搭乗の案内があり、ラウンジを出て搭乗口に向かいました。本日のCX501便は93番スポット(サテライトターミナル)からの出発で、随分と離れた場所でした。
搭乗口までの通路です。ここにはかつてシャトルシステムがあった筈ですが、現在はありません。あまり評判が良くなかったようです
移動中は、写真でしか見た事が無い機材や航空会社が間近に見られ、目移りします。
間近で見た機材の一例で、エア・インディアのB787です。アライアンスカラーでは、どこの航空会社か判断しにくいですね。でもよく考えてみたら、
星組なのに第2ターミナルにいるのが謎です
やっと辿り着いた搭乗口は、既に搭乗待ちの長い列が出来ていました。本日のCX501便の機材はB777-300で、昨年から採用された新塗装(=タイトル画像)でした。
機首だけ見ると、何だかJALの旧々塗装みたいですね。これは1998年5月に登録された機材で、正直言って経年機(笑) でも新塗装にしたという事は、まだまだ使う様子です
搭乗が始まり機内に入り、指定した座席に座りました。今回はビジネスクラスで、横7列の座席です。
これ…リージョナル仕様と言われる座席ですが、これではクラスJかプレミアムエコノミーみたいですね。実際のところ、残念な感想が多いです。それでもモニターやユニバーサル電源、USBポート等、装備は過不足なく揃っているのですが。
着座して暫くすると、ウェルカムドリンクが配られたのでシャンパンを頂きました。優雅です…。テーブルはもう少し手前に引き出せればいいのですが
以下、座席周囲の設備やサービスについて。
備え付けのヘッドフォンのプラグ…何だこの形はっ。2本出しでさえ珍しいのに、長さが違います。お蔭で持参したイヤフォンが使えない(笑) 持ち帰り対策と思われますが
座席背後に設置されたモニター。多数ある映画プログラムには目もくれず、フライトインフォメーションばかり見ていました
どうでもいいけど、キャセイ航空のセーフティビデオです
座席には膝掛け毛布の他に枕が備えられていますが、10時間程度の長距離フライトならともかく、数時間程度の短いフライトでは不要な気もしますが。事実、フライト中はずっと脇に置きっぱなしでした。またおしぼりが何度か配られますが、相変わらず鋏みたいなやつを介して渡されます。
本来は10時35分に出発ですが、10時54分頃にやっと機体が動き出しました。でも管制塔からの離陸の指示待ちにより、暫く待機する羽目に。それから滑走路に向けて動き出しましたが、滅多に利用しない成田空港の敷地内の光景に興味津々です。
空港の敷地内なのに民家がある! 過去の経緯によるものらしいですが、他にも鉄塔らしき建造物もありました
アリタリアのB777です。新塗装のパールホワイトがお洒落ですが、この航空会社の今後が気になります
貨物エリアです。旅客機としては姿を消しつつあるB747ですが、貨物機としてはまだまだ現役…どころか、これに替わる機材は今のところありません
11時20分頃、4,000mあるA滑走路から離陸しました。燃料を多く積んでいるせいか離陸は緩やかです。
千葉県上空です
本日の富士山は雲を被っていました。浜松上空からは雲に覆われ、下界が見えなくなりました。尚、本日の高度は38,000ftで対地速度が438mph(700km少々)とのこと。向かい風が強いせいか、対地速度は低めですね。日本国内は主に千葉→浜松→四国→鹿児島のコースでした
横浜上空を通過する頃から座席のテーブルにテーブルクロスが掛けられ、機内食のサービスが始まりました。まずはドリンク各種が配られました。
やっぱりビールを選んでしまうのです(笑)
飲み終えていい気分になった頃に、機内食のトレーが配られました。
コスモ企業が調製したものです。
まずは、チキンの詰め物とケイジャン風クルマエビ(多分)から。周囲には茶そばとサラダ等があり、パンはガーリックトーストを選びました
国際線の機内食ではクラス無関係に蕎麦が頻繁に出ますが、我ら日本人はいいとして、外国の方々には食べにくそう。しかも底にワサビまで少し仕込まれていたので、尚更ですね。
メインディッシュが運ばれて来ました。ビーフ・ポーク・フィッシュの3種類ありますが、カートに載せて乗客に見せて選ばせるのがいいですね
メインディッシュはポークを選択しました。
お馴染みの味の角煮で、美味しかったです。付け合わせは「ジャスミンライス」と言われる米飯で、日本人にはお馴染みのジャポニカ学習…もといジャポニカ米ではなく、最高級のタイ米だそうです。独特の香りがしますが、「こんなご飯もあるのか」と、新鮮な気分でした。なかなかおいしかったですよ。このメインディッシュ、割とボリュームがありました
食後にはチーズとフルーツが配られました。
定番の(と言うよりブルーチーズなど他の種類のチーズを選ぶ勇気が無い・笑)カマンベールを選び、赤ワインと共に賞味。う~ん何て贅沢な一時! …でもよく考えてみたら、ナイフとフォークの食事自体が数年ぶりな気がします(爆)
最後はハーゲンダッツのアイスクリームと
illyのコーヒーで締め。ここまでくれば、もう満腹。ラウンジで軽食を食べ過ぎた影響もありますが(苦笑)
食後は昼寝と言う解釈でしょうか、13時過ぎた頃に鹿児島上空を過ぎた頃、照明が暗くなりウィンドウスクリーンを下ろすよう要請されました。ならばと毛布を出して仮眠しようとしましたが、毛布の静電気がきついの何の(苦笑)
日本時間の14時30分過ぎに台北上空を通過して、徐々に高度が下がり始めました。照明が点灯され外を見られるようになると、明らかに日本とは雰囲気が異なる島々が見えて来ました。
着陸直前に、香港らしい高層アパートが見えて来ました
やがて車輪が下ろされ(モニターでその様子が見られるのです)、軽い衝撃と共に香港国際空港に着陸しました。
とにかく広い香港国際空港に着陸しました
到着場所までは、普段見られない各国の様々なエアラインの機体が並んでいて、目移りします。
ブリティッシュ・エアウェイズのA380です。超大型機ゆえ、搭乗可能なゲートが限られるせいか、すぐ隣にはエミレーツ航空のA380が並んでいました
同じキャセイの最新鋭機、A350XWBです。う~んこちらにも乗りたかった!
こちらはカタール航空のA350XWBです。湾曲したウィングレットがカッコいいですな…カタール航空は世界で初めてA350XWBを有償飛行させたエアラインでもあります
そして、搭乗口前に停止しました。とうとう香港にやって来た!