宝塚過激団のブログ一覧

まずは↓の写真から。




これ、何だと思いますか？　…その答えはバスのシャーシです。実は日野やいすゞといった「大型車メーカー（以下、メーカーと呼びます）」は、この写真のユニットまでしか作らないのが基本です。トラックについては、運転席のある「キャブ」まで作りますが。写真は、スウェーデンのボルボ社（乗用車のボルボとは別会社）のバス用シャーシです。先週のフレンチフレンチ幕張後の食事会で、大型車のシャーシとハコの関係についてちょいと盛り上がったので、まずはバスから解説します。

シャーシがメーカーで作られた後、車体はどう作られるのか？　それは、バス車体を専門に作る「コーチビルダー」に車体を架装（かそう）してもらい、バスを完成させます。いちおう各メーカーごとに「純正車体」を架装するコーチビルダーが指定されていて、通常のメーカーとコーチビルダーの関係は以下の通り。この関係は、比較的説明しやすい2000年前後のものです。

○三菱自動車（ふそう）　－　三菱自動車バス製造
○日野自動車（日野）　－　日野車体工業
○いすゞ自動車（いすゞ） － いすゞバス製造
○日産ディーゼル（UD）　－　富士重工業　　※いずれも当時の社名 ・（）は通称

こんな関係でした。全てのバスがこの通りに作られるわけではなく、いすゞのバスは富士重の車体を架装した車両も非常に多く、事実上の純正車体みたいなものでした。この他、全メーカーのシャーシの架装を手がけた九州の車体メーカー「西日本車体工業」、特装車専門の「東京特殊車体」などが存在しました。また富士重は、ボルボのシャーシに車体を架装していたことでも有名です。そんなわけで、↓のようなややこしい組み合わせが…

まず、こちらをご覧ください。



両方とも、高速バスとして使われている車両です。似ても似つかぬこの2台、実は 全くの同一車種で、ふそうの「KL-MS86MP」というバスです。上は三菱自動車バス製造が架装した純正車体、下が西日本車体工業（西工）が架装を担当した車体で、同一車種とは到底思えないバスが出来るのです。西工は西鉄グループのコーチビルダーで、西鉄バスをはじめとする西日本のユーザー（バス会社）向けに、メーカー問わず車体を架装したことで有名です。

そして…


↑の写真のみWikipediaより

バス会社は違いますが、外観は違いが殆ど無いこの2台。でも全然違うんです…上はUDのKL-RA552RBNで、下はいすゞのKL-LV774R2という、車体形式どころかメーカーすら違う車種です。メーカーは違いますが、車体が両方とも冨士重製なので、こんなややこしいことになっています。そんな部分に、マニアックなお楽しみ（メーカーの識別方法など）が潜んでいるわけで…（ニヤッ


これは、日野のKC‐RU4FSCBに富士重7S型ボデーを架装した車両です。日野車（＋ふそう車）のKC‐シャシ（1995～1999年）に富士重ボデーを架装した例は極めて少なく、この車両は「超」の付くレア車ですね。尚、富士重工では日野・ふそう向けのボデー架装を1998年に中止しています。

－そして現在。ここ10年の間に、メーカーに再編の嵐が吹き荒れ、上記の関係が激変しました。富士重がバス事業から撤退し、いすゞと日野がバス事業を統合して両社で同一モデルを販売するようになり、西工の廃業…とどめはUDのバス事業撤退。その結果、以前はユーザーが架装するコーチビルダーを選択できたものが、今では純正車体のみになってしまいました。よほど特殊な車体（レトロ調バスや献血車など）でも無い限り、純正以外の車体は作られません。


次回は、トラック篇です。

今回はタイヤの続篇ですが、殆どホイールの話ですね。

○まずは写真から。これは前輪と後輪のホイールの写真です。



私の会社の大型車（日野プロフィア）に装着されたタイヤです

一見全然違うデザインに見える…のですが、実は全く同一のデザインで、単に裏返しになっただけ。前輪と同じタイヤを2つ用意し、][という感じで向かい合わせで後輪に装着したもので「ダブルタイヤ」と呼びます。


ダブルタイヤを進行方向から撮影したものです

低コストなことと、片方がパンクしても残ったタイヤで「何とか」走行できるので、大型車は殆どこの方式ですね。近年はこのタイヤ2つぶんの役割を持つ「スーパーシングルタイヤ」も発売されていますが、今のところ少数派です。


ブリヂストン製のスーパーシングルタイヤで、トレーラ専用のタイヤです

○大型車のホイールの素材は主に鉄ですが、アルミホイールもよく使われています。


昨年の東京モーターショーに展示されていた、三菱ふそうトラック・バスの大型車に装着されていたタイヤです。

乗用車ではほぼ嗜好品の位置づけで、重量的なメリットは実際のところ殆ど無いのが現状ですが、タイヤが大きくて数も多い大型車では150kg前後の軽量化が可能になります。もちろんドレスアップ目的の装着は殆ど無く（かっこいいけど…）、重装備による重量増加→軸重制限クリアや積載重量増加のために装備することが多いですね。
また、最近は大型車のメーカーにかかわらず、ホイールのデザインがスチール・アルミ共にJIS方式からISO方式に変更されています。


○最後に、万一の際の話です。もし路上でタイヤがパンクしたらどうなるか？　乗用車ならば備え付けのジャッキで車体を持ち上げ、予備タイヤに交換すればいいのですが、大型車はそうはいきません。何しろ車体だけで10トン以上、荷物を目一杯積むと20トン以上にもなるので、人力で車体を持ち上げることはまずできません。後輪のダブルタイヤのうち一つだけのパンクなら目的地までそっと運転し、到着後に即交換！という処置も不可能ではありませんが、前輪のパンクは走行不能…上記の理由で現場でのタイヤ交換なんてまず不可能ですから、レッカー車で移動もしくはタイヤ交換のサービスカーを手配する羽目になります。


さて、次はどんなネタにしようかな？

さて、後篇です。今回から、本文への写真の貼り方がやっと分かりました。

さて、午後は食事会にお誘いいただき、308に乗る皆さんと八千代市の「町の洋食屋カウベル」へ向かいました。私が洗車したせいで午前中は雨でしたが、午後は一転して良い天気になりました。そんな中、つー308CCさんを先頭に、308のカルガモ走行！　




…う～む、私にとってカルガモ走行するのはほぼ10年ぶりじゃないかしらん？
思わずじ～ん…

ちょっと狭い県道を走って約30分後、会場に到着しましたが、我ら308以外にも続々到着するプジョー軍団！





他のお客さんの注目の的でしたよ、もう…。

テーブルについてメニューを決め、自己紹介ということで名刺を同席の方々に配らせていただきました。人事部が間違えて作った会社の名刺ですが(爆)　さすがに皆さん、私の本名の苗字は読めないようです。さて、思ったよりも短い時間でやって来た弾力バーグ＆カットステーキのお味は…今まで食べた牛肉のなかでは一番美味いものでした！　またしてもじ～ん(笑)　あっ撮影忘れた(笑)

食前～食後にかけては、プジョーネタを中心に大盛り上がりでした。私からは、トラックやバスなどの大型車のネタを提供させていただきました。同席したぱぱぁさんやy_kawamuraさんをはじめとする皆さん（すみません、紹介いただいた時のメモが現在行方不明・謝）、楽しいひと時をありがとうございました！

楽しい時間は本当にあっという間で、時刻は既に15時に。再開を期して、皆さんとお別れです。で、帰路は…

武石IC→京葉道路→篠崎出口→国道14号線→平和橋通り→四つ木入り口→首都高速→高島平出口→笹目通り→国道254号線→国道463号線→所沢ICというルートでした。外環道をカットする、運送屋仕込みのケチ臭いルート(爆)　篠崎で高速を下りたのは、都心部に行きたくなかったからではありますが。
関越自動車道に入る直前には、半分以下になった燃料を給油します。何せ長野県は、東京よりも燃料代がリッターあたり10円程度高いですから！　関越に入れば、行きと同様オートクルーズでのんびり運転。帰りのBGMは「空気公団」にお任せ。↓はサンプルです。



夕暮れの関越道を悠々走り、自宅を目指しますが、上り車線は日曜夕方の大渋滞。こんな時は、地方暮らしもいいかなとは思いますが。上信越道に入ると何故か疲れがどば～と押し寄せ、このままではP嬢と共にガードレールの餌食になってしまう！と危機感を覚え、横川SAに入って仮眠しました。それから碓氷峠を越え、自宅に着いたのは21時近かったです…

今回初めて参加したフレンチフレンチ幕張でしたが、みんカラでのお友達はもちろんのこと、初めてお会いする方々と楽しいひと時を過ごす事ができ、非常に有意義な1日でした。私に絡んで下さった皆さん全てに感謝します。ありがとうございました！

この間の17日に幕張で開催された「フレンチ－フレンチ幕張」に、うちのP嬢と共に参加しました。その模様をレポートさせていただきます。

長野（小諸市）から馳せ参じるゆえ、朝3時過ぎに出発しました。オートクルーズを80km/hに設定して、音楽でも聴きながらの～んびり走行。BGMは、こんな時間の運転にぴったりな「いすゞのトラック」で決まり(笑)




全長4km以上ある八風山トンネル内を通過中

関越自動車道を下りて、目白通り→環七のルートを走行。このまま直行するといくらなんでも早すぎるので、今まで通ったことのない「東京ゲートブリッジ」を通りました。


ズームで撮影。随分高い位置を通りますネ～


あとは湾岸道路沿いの国道357号線を延々と走ります。


休日早朝のこの国道は、とにかく快適そのもの！　右側を走る車と抜きつ抜かれつ(殴

しばらく走って「海浜幕張駅→」の標識があった交差点を右折したら、いきなり会場のイオン幕張店を発見！　駐車場の入り口を確認した後、いったん習志野市の方まで戻って時間調整していました。



入り口確認！　…まだ7時前ですが(笑)


開場の時間になったので、駐車場に突撃しました。既にたくさんのフランス車が集まっていて、表参道イベントみたいに一番乗りは叶いませんでした…惜しい！

なお3086さんの308の隣にうちのP嬢を停めました。程なくぱぱぁさんの308SWが隣に停まり、滅多に見られない3ショットの実現！



　
ミルクマンさんやHFさんの姿も発見し、ご挨拶＆トークの忙しいこと！　雑談している間にもフランス車が続々集まり、10時の時点でなんと205台に膨れ上がっていました（←マジで数えた・爆）！


手前から奥までぜ～んぶフランス車！


何ともカラフルなデカングー。黒い樹脂＆鉄チンなのにお洒落なんて、ちょっとやそっとじゃ真似できませんぜ！


この渋い雰囲気、フランス車の祭りには不可欠です


さて、我らがプジョーは207から。手前のラセルタはもちろん…


全色揃ったというRCZ軍団。よく見ると全車希望ナンバーでした


308CCです。奥の206も含め、きれいなホワイト！

非フランス車も負けてはいません。なかなかの曲者が現れました。


パンダとムルティプラ。


おおデロリア～ン！　とれびあ～ん(殴

そのうちに元気者さんも現れ、ご挨拶。楽しいひと時を過ごすも、あっという間に終了の時間。慌てて買い物を済ませ、駐車場を撤収。その後、八千代市の食事会になだれ込んだのであります。

つづく

P.S.駐車場を出るとき、ゲート前で警備のおっちゃんが駐車券を回収し、ゲート解放状態になったのでそのまま出場しました。3時間以上駐車した筈ですけど(笑)

先ほど、フレンチフレンチ幕張から帰ってまいりました。疲れたけど、それ以上に楽しめたイベントでしたよ。絡んで下さったオーナーの皆さん、本当にありがとうございました！

さっそく詳細なレポートを…といきたいところですが、もうへろへろ…とりあえず今日は無理です(爆)
完成次第、アップしますからしばしお待ちを…！