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宝塚過激団のブログ一覧

2017年11月23日 イイね!

FFM2017秋レポート

FFM2017秋レポート 先日、幕張で開催されたイベント「フレンチフレンチ幕張」に、うちのP嬢と共に参加した時の事を報告します。

今年の秋のイベントは悪天候の場合が多く、出発前には雨が降っていて「このイベントも雨か」と半ば諦めていたのですが、意外にも快晴とは言わないものの好天に恵まれました。でもその反面、洗車できないバッチイ姿のP嬢で参加せざるを得なかったのは無念でありました(涙)


午前1時前に、長野県の自宅を出発しました。この時は雨も上がっていたのですが。


国道18号の、旧道と碓氷バイパスの分岐点にて。氷点下!

会場までの道中は全て一般道で、ハイタッチ!driveのチェックポイントを緑化しながら進みました。


以前、乗り鉄(東武鉄道伊勢崎線)で緑化出来ず悔しかった、珍しい痛車CP「鷲宮(わしのみや)神社」も緑化できました

緑化したCPをご覧の通り、あちこち寄り道していたら時間がだいぶかかり、延着も止む無しと割り切りつつ急いだ結果…


少々わかりにくいですが、この時間に現地到着でした。

で、今回は?



206にお乗りのs-takanaoさんをはじめとする、他の皆さんに先を越されました。3番か4番手でしょうか?

さて、今回はP嬢に新しいパーツ?を取り付けて参加しました。


 
いずれも、先日の山中湖で仕入れたナンバー隠しとステッカーです。これでナンバー消しの手間が少しでも軽減されればと思い、取り付けました。次回は、これの片隅に私のみんカラページのQRコードを貼り付けようかと考えています。そして後ろに貼ったステッカー…と言ってもマグネット式なので、ハイドラ活動中に限り今後貼り付ける予定です

今回のFFMは各地のイベントの日程と重なっているらしく、8時の時点では今まで見たことの無い位に、台数が少なかったです。

それでも暫くすると、普段と遜色ない位の台数が集まりました。







定番車から超レア車まで、新旧様々なフランス車が集まりました。もちろん、753sさんやたかまくさんをはじめとするお友達の皆さんとも、トーク等で盛り上がりました。今回は、遠く関西方面から来られた皆さんが多かった気がします。

以下、印象に残った車両です。


こ…これは? 今まで見た事が無い車両ですが、優雅な雰囲気が漂うデザインですね。従って詳細を知らないので、ご存知の方、ご教示頂ければ幸いです


ただでさえ印象的なRCZのルーフですが、それを薄いピンクになさるとは。これはきれいです


おおっ。「たいへんよくできました」のハンコを押してあげたい、今年のモーターショーのラッピング?を再現したAndy3-508さんの力作です。作り方を教わりましたが、そんな方法があるのかと感心するばかりです

そして、今回も非フランス車はやってくれました。




思わず「嘘つけぃ」とツッコミたくなる素晴らしさ。特に3ブランドを揃えた500の実行力には感服します。私はこんなネタ車が大好物なので、つい反応してしまうんですよね~(笑)


同じ208で鉄チン剥き出し! 個人的にはこんなスタイルは好きです。スタッドレスタイヤでホイールを選ぶ時、ハンパなアルミよりもこちらの方がいいかな、と思っているので、今度スタッドレスタイヤを選ぶ時はこんなホイールを選びたいもの。どなたか存じませんが、参考にさせていただきます!

最初のうちは、台数の少なさに一抹の不安を感じましたが、それでも時間が経過するうちに駐車場を埋め尽くすフランス車群に、それを忘れていました。実は私も参加できるか微妙だったのですが、何とか参加できました。スタッフの皆さんをはじめお会いした皆さん、あと会場を提供して下さったイオン幕張店さん。ありがとうございました!





以下は余談です。


今回は参加台数が少なめだったのと、帰りの関越道でハイタッチが少なかった事が響いたか、ハイタッチ数が100に達しませんでした。イベントが開催されたお台場を経由したのですが


でも、帰宅時点でのハイタッチのランキングでは、なな~んと4位! 上級ハイドラーの皆さんを差し置いてこんな順位を記録していました(驚)
Posted at 2017/11/26 06:07:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | イベント参加記 | 日記
2017年11月19日 イイね!

先程、帰って参りました

先程、帰って参りました先程、フレンチフレンチ幕張から帰って参りました。

到着時には台数が少なくて今回の参加者は少ないのか心配でしたが、杞憂だったようです。レポートはいつも通り、後日報告予定です。

タイトル画像は、Andy3-508さんのDS3で、東京モーターショーのデカール(かな?)を見事に再現された力作です。いやはや、素晴らしい!

本日はスタッフの皆さんをはじめ参加者の皆さん、ありがとうございました!
Posted at 2017/11/19 20:37:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | イベント参加記 | 日記
2017年11月12日 イイね!

大型車のはなし -続・東京モーターショー2017-

大型車のはなし -続・東京モーターショー2017-東京モーターショーのレポート続編です。

今度は商用車メーカーの見学記ですが、今年の商用車はフルモデルチェンジした大型車が多く、おまけにスウェーデンの商用車メーカーのスカニアが初参加ときたもんだ。私にとっては乗用車の出展以上に魅力的でした。

タイトル画像は、スカニアのトレーラ「P410」です。けん引免許は持っていませんが、こんなの運転してみたいです。


まずは、いすゞから。


これは「FD-SI」という、未来の配送をイメージしたコンセプトカーだそうです。輸送の現場にいる者としては荷台の構造など内部も観察したいところですが、叶いませんでした


宇都宮のJ-BUSで作られる路線バス「エルガ」が展示されています。2年前のデビュー時と変化無しと思いきや、よく見るとヘッドランプにLEDデイライトが装備されていました



タイで生産される海外専売車「mu-X」です。後姿が新興国向けっぽいです

この他、エルフやフォワード、そしてギガ等のトラック各種ももちろん展示されていましたが、私は毎日運転する車種ばかりなので…見学&撮影はパス。また神曲「いすゞのトラック」のCD配布には、長い列ができていましたよ。いすゞ~のトラックぅ~!


次は、日野。こちらは4月に、大型と中型を一度にフルモデルチェンジする気合の入れよう。こちらも気になる存在です。


中型車「レンジャー」です。キャブは基本的に先代の流用ですが、顔つきの印象はまるで違います。以前は全体の印象が少々薄っぺらかったのですが、随分と精悍になりました


内装…特にインパネは、明らかに先代の骨格を流用しています。でも色使いやデザインの見直しで、大幅にグレードアップしました


こちらは大型車「プロフィア」です。ますます精悍な顔つきですね。今度はLEDデイライトが加わりましたが、それもあってすれ違う時に感じる存在感が凄いです


こちらも先代の骨格流用っぽいですが、これまた良さそう。またレンジャーと同様に、座席の座面の左右がファブリックからビニール化されたのもマル。ここ、メーカー問わずすぐ破れてしまう場所で、ここが最大の改良点と思いました。説明員の方にそれを指摘すると「ここは破れにくくするよう、縫製などでこだわったんですよ」とのことでした


日野ならではの、ダカールラリー参戦車「500(←レンジャーの海外名)」の後ろ姿です。ボデーは軽量化のため、殆どテントみたいなものでした。殆どレース専用パーツで作られているようですが、テールランプは小糸の市販品のようです。それにしてもワイルド!


たまたま遭遇したサイン会。御年76歳(!!)の菅原義正と次男・照仁の両氏がサインに応じていました。次回のレースの活躍、期待しています


今度は三菱ふそうトラック・バスです。


これは、21年ぶりに「やっと」フルモデルチェンジした大型車「スーパーグレート」です。現場のドライバーには特に人気の高い車両だけに、是非とも見学したかったのですが、待ち時間は新型車では最長の60分ですって。これに並んでいたら他が見学出来なくなってしまうので、泣く泣くパスしました。キャブは他社同様に先代の流用ですが、中身は相当変わっているようです。ヘッドランプは親会社の大型車と同じデザインのものだそうで、従来よりも更にメルセデスベンツ色が強くなっています


こちらは小型トラック「キャンター」ですが、ディーゼルではなくEVだそうです。時間のかかる充電は夜間など車庫で寝ている間に行える集配車両に向いているのではないでしょうか


これは大型車のEVコンセプトです。小型はともかく、サイズも重量も大きな大型車ではEVは今のところさすがに無理なようですが、もし実用化すれば、これまた使っていない時間(主に昼間)が長い特積屋向けでしょうね。前は人が途切れないので撮影できなかったので、止む無く後ろ姿のみ。ボデーがいかにもパブコの製品!という感じです


バスは観光バス「エアロクイーン」が展示されていました。この代がデビューしてから10年が経過しましたが、そろそろフルモデルチェンジが近いかも。これが最後の改良(全車AMT化など)かもしれませんね


ボルボ・トラックの子会社、UDトラックスです。


こちらもフルモデルチェンジした大型車「クオン」です。ご多分に漏れずキャブは先代流用ですが、ヘキサゴングリルと呼ばれる五角形のグリルが印象的ですね。ブレーキが総輪ディスクなのが大きな特徴で、その制動力を体感したいです。ディスクであれば、ドラム式と違って放熱しやすくて良さそうです


運転席の見学もしました。UD車はパワーはあっていいのですが、スイッチ類の位置が分かりにくくて乗降時の手すりの位置が低過ぎる等の残念な部分が多かったのですが、その欠点が大幅に解消されていました


今年は、海外専売の大型車「クエスター」もタイからやって来ました。6×4の重トレですが、日本での販売を前提としていないせいか全長がとにかく長かったです


主に新興国向けのせいか、あちこちに製造コスト削減の工夫が見られました。例えばキャブサスは日本向けのエアサスと違ってこちらはコイルバネ。私はここまで見ます(笑)


今度は外国メーカーです。UDトラックスの親会社、ボルボも出展していました。


定番のトラクタ「FH」が展示されていました。キャブのサイズが大きいだけあって、その存在感は圧倒的です。でも日本専用と思われる左右のバックミラーが、ニョキニョキと生えた印象で残念。本国仕様のすっきりしたやつが選べればいいのですが


2年前に叶わなかった、キャブ内の見学もできました。先代の押し出し感のあるインパネと違って、すっきりと広々した印象です。色使いが北欧車らしいと思いました。いいな~、こんなの乗ってみたい!


そして私の大本命。今回初めて参加したスカニアです。


実は今回のモーターショーで最も嬉しい事が、このスカニアの初出展でした。参加してくれてありがとう! 初参加だけでも嬉しいのに、このラウンジまである気合の入ったブースには脱帽でした


ラベンダー色が美しい、新型のトラクタ「R500」です。最近フルモデルチェンジしたスカニアのトラクタですが、新型を発表するのは欧州以外では初めてだとか。偶然のタイミングかもしれませんが、欧州以外で最初に発表する場所として東京を選んでくれるとは、嬉しいではありませんか



長時間並んで見学したキャブ内です。デザインが洗練されているだけでなく、センタートンネルが殆ど無く軽々ウォークスルーできて後ろのベッドは日本車の少なくとも1.5倍は幅があり、ハイルーフなので立って歩ける真のドライバー本位の設計。スゲー、羨ましい!


サンルーフまである!


これはトラクタではなく、12m単車の「G360」です。トラクタだけでなく、日本専用と思われる単車にまで新型を投入するとは! 日本市場に対する力の入れ方を見せつけてくれましたね。尚、後ろのウイングボデーは日本で架装されたもので、トレクス製でした

今年の商用車エリアは、大型車が揃ってフルモデルチェンジを敢行したせいか実に華やかでした。それに合わせて、各社ともドライバーの立場に立った進化と改善が見られたのは嬉しかったです。
ただ、少々気になった点も。トラックに乗っていると頻繁に使う、助手席側のバックミラーを畳んだり広げたりするスイッチが、どの新型車も分かりにくい事。メーカーの方に質問すると、想定外の質問なのか大半の方が答えられない始末。これは改善が必要なポイントかもしれませんね。

今年の東京モーターショーの報告は、以上です。私の相手をして下さったメーカー各社の皆さん、ありがとうございました!


「東京モーターショー2017」についての記事

この記事は 東京モーターショー2017 について書いています。
Posted at 2017/11/19 01:39:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 大型車の話 | 日記
2017年11月12日 イイね!

ディーラーさんに行きました

ディーラーさんに行きましたうちのP嬢と共にディーラーさんにお邪魔しました。

目的は、P嬢に突如発生した不具合の修理をするためです。不具合を伝えた3日後に連絡があり、パワーウィンドウのユニットを交換するための部品が届いたとの事。そんなわけで長野市のディーラーさんに向かいました。敷地内に入ると、店長さん以下スタッフの皆さんが総出で私をお出迎え…いえそんな、修理ごときで私(達)を出迎えて下さるなんて…もちろんそんな筈はなく、ちょうど納車された車が出た直後にタイミング良く到着しただけでした(爆)

事前に打ち合わせした時間の少し前に到着し、メカニックさんにP嬢を託しました。1時間程度の作業時間で終わるそうで、その間は営業さんとモーターショーの話や雑談等で盛り上がりました。


私もこんな写真を撮りました…が、慣れた皆さんと違って、形を整えないまま撮影していますね(笑)


外には、旬なSUV「5∞8」がいました。



試乗車のようですが、色々と見せて頂きました。5∞8に乗り込むのは初めてです。
※個人所有の車ではないので、ナンバー消しは行っていません


外観だけでなく、内装のデザインも直線基調ですね。運転席のシートは着座位置が驚く程低く、ちょっとびっくり。もちろん調整可能なので、調整したら「これでいいかな」な位置まで上げられましたが。


メーター内部は、針が一切ないディスプレーのみ。最近の航空機のグラスコクピットを手本にしたのでしょうか? この方が意外と部品コストが低いのかもしれませんね。日本語に対応しているのは、208乗りとして少々羨ましいナ


あの…これがシフトレバーですか? よく見ると、エンジンのスタートボタンやパーキングブレーキのレバーも。どうやって操作するのか、MT野郎の私にはチンプンカンプンであります


運転席と助手席の間にあるカップホルダーは使いやすそう。208の使い物にならないカップホルダーとは比べ物になりません


後部座席は3人並びゆえ、一人一人の左右のスペースは狭いけど、座った時の座席とのフィット感が良かったです。これなら長距離乗車もできそうですね


後部座席の側面窓には、簡易なブラインドも。これなら直射日光が避けられて、実用的な装備でいいですね


3列目。さすがに簡易なやつです

作業は始まって1時間ちょっとで終了しました。パワーウィンドウの動作をして、元通りに動く事を確認してひと安心。修理だけでなく5∞8も見られて有意義な時間でしたが、今度の週末には308GTiの試乗車が長野にやって来るとの事。ほほぉ、それは興味あります。え? 今度の週末!?


以下、余談です。


ブティックには様々なグッズが並んでいますが、307WRCとか…正規ディーラーが扱うグッズとしては内容が少々古くないかな(汗)
Posted at 2017/11/12 14:46:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 部品ネタ | 日記
2017年11月11日 イイね!

大型車のはなし -東京モーターショー2017-

大型車のはなし -東京モーターショー2017-先日開催された「東京モーターショー2017」の見学記の続きです。

例年、乗用車の見学の大部分をさぼって入り浸っているのは商用車エリア。今回はそのうち、屋外展示の架装メーカーさんの展示について。
タイトル画像は、KYBのコンクリートミキサー車です。従来のボデーと比較して、架装物側のフレーム構造等を見直し、大幅な軽量化(=積載量の増加)を実現した車両だそうです。

屋外に展示されるトラックに架装されるボデーの展示を見学する事は、私にとって欠かせないミッション。トラックとボデーの関係についてはこちらを参照して頂くとして、屋外ではトラックの運転台の後ろに架装される「ボデー」各種が多数展示されているのです。多くの方は、荷物を運んだり様々な作業を行う「はたらくくるま」としては認知されていても、詳細はわかりにくいと思います。乗用車の華やかな展示と比べると穴場的な雰囲気ですが、私なりにレポートします。



ホンダの部品メーカーであり、S660などの委託生産を担当する八千代工業が出展した「災害初期支援車」です。アクティ・ダンプをベースに、ウィンチやクレーンなど必要な機材をコンパクトに積載した頼もしい車両ですね。軽自動車ゆえ小回りが効いていいと思いますが、個人的にはダンプではなく、通常の平ボデーでもいいかな、と思います


かつては「東急車輛」と名乗っていた、東邦車輛のトレーラ・ボデーです。フルトレーラとしてだけでなく、ドリー(=前輪)を外してトラクタを連結し、セミトレーラとしても使える画期的なボデーですね。例えば、A地点からB地点までは2両連結のフルトレーラで運行→B地点で切り離し→それぞれをC地点とD地点に分けて運行、という事も可能。鉄道に例えるなら、東京発時点では併結された新幹線「はやぶさ」「こまち」が盛岡で分割され、それぞれが函館と秋田に向かうようなものですね。また要望に応じて、色々な長さのボデーも作れるとのこと。尚、トレーラについての解説はこちらをご覧下さい。


「ヤマダボデー」でお馴染みの、山田車体工業が出展した「オーバーターンウィング」です。どんな特徴があるかと言うと、通常の横が開くウイングボデーと違い、ウイング扉の付け根にあるフレームを横にずらし、通常のウイングボデーでは困難な天井クレーンによる積み下ろしを可能にしたボデーなのです。天井クレーンの荷役で苦労した経験がある私にとっては、少々羨ましい構造ですね。また、温度変化を嫌う精密機械の輸送にも対応したボデーで、庫内を一定の温度に保てる特別な構造とのこと。納入先の企業は、まさにそんな輸送を行っている運送会社でした。


大型冷凍車としては最大のシェアを誇るメーカー、矢野特殊自動車の冷凍車です。サブエンジン仕様の冷凍車は、通常は-30℃程度まで下げられますが、これは「余裕で」-35℃まで下がるスグレモノ。さすがは日本で初めて冷凍車を作ったメーカーですね。またこの車両は福岡運輸向けのUD車ですが、日本初の冷凍車と同じシャシメーカーと納入先なのもポイントです。


これは、愛知県の架装メーカー・日本トレクスの製作した冷凍?ウイングボデーで、先端部分にはノーズマウント式の冷却装置(三菱重工製)が設置されていました。従来の同一ボデーと比較して軽量化され、300kgも積載量が増えたとのこと。これだけの積載量を捻出するのはさぞかし大変だったでしょうに…! タイヤはスーパーシングル仕様で、車軸はドイツのBPW社製でした。日本のトレーラの半分以上がこのメーカーの車軸を使っているそうです。


セミトレーラ式車載車のトップメーカーとして有名な、浜名ワークスの製作した全長23mのフルトレーラです。牽引側だけで全長12mあり、これだけでも通常の大型車と同じ全長ですね。更にセンターアクスル式のトレーラを連結し、23mにも及ぶフルトレーラ、ですが、こんなに長い車両が公道を走る時代が来たかと思うと、複雑な思いです。実際にヤマトさんやフクツーさんがこれより若干短い車両で実証実験を始めていますよ。


牽引されるトレーラ側は、リヤカーみたいなセンターアクスルです。この場合、最後尾を段差で路面に接触させやすいのですが、この全長だけでも運行ルートが限られるので、これ自体は大した問題ではないでしょう。


ダンプボデーやパワーゲート(昇降リフトの登録商標名)で名高い、極東開発工業のごみ収集車です。4t車をベースにした比較的積載量の多いタイプですが、丸みを帯びた洗練されたデザインですね。テールランプが、どこかスバル・レガシィ風ですが、従来のボデーよりも格段に美しくなっていると思います。同社は他にも、1台積みの小型車載車を展示していました。


これら特装車だけでなく、ボーイングやエアバスにも航空機部品を供給する新明和工業のダンプボデーです。軽量化されて積載量が10tになっただけでなく、ボデーが全体的に丸みを帯びてデザインが洗練された印象ですね。


これまた特徴的なのは、従来はボデー後ろ側にあったシリンダー(通称;天突き)を先端部に移動させた事。これも補強の面で軽量化に貢献しているそうです。まるで伸縮できるアンテナみたいなシリンダーですね。


そして、今回私が最も感心したのがこのメーカーのボデーです。


いすゞとUD向けの標準ボデーを架装する、日本フルハーフのウイングボデーです。荷物を更に積み重ねられるよう、棚を設置して更に積載できるようにしてあります。雑貨輸送の現場では、上に積み重ね不可能な荷物が意外に多く(金型など)、こんな棚があれば便利ですね。そしてウイング開閉には従来の電動油圧ではなく電動式で開閉するのでオイル漏れ→荷物汚損の心配もありません。私がそれ以上に感心したのは作動音が静かな事で、住宅街にある物流センターでは有難いです。


中型車の定温ボデーに設置されていたリフトにも感心しました。ボデーとリフトの間にセンサーがあって、足を挟みそうになるとストップする機能付き。私は以前、足を挟みそうになった怖い経験があるので、こんな機能は大歓迎。こんなゲート欲しい!

他にも、花見台自動車の1台積み車載車が展示されていました…が、撮影を忘れていました。申し訳ありません(謝)

メーカー各社の皆さんとは色々とお話させて頂きましたが、各社とも輸送業界や世の中の課題(ドライバー不足など)を的確に捉え、彼らなりにその課題に応えるべく様々な提案をしていて、業界人として心強く感じました。乗用車の方と違って「当社はあっちこっち手を出し過ぎてあんまり儲からないんですよね~」「○×車は外から買う部品が多すぎてはっきり言って赤字商品なんですよォ」とか、生々しい話まで聞けてしまうのもこれまた魅力的ですが(笑) 最後に…私ごときの相手をして下さったメーカーの皆さんに感謝します。ありがとうございました!

「東京モーターショー2017」についての記事

この記事は 東京モーターショー2017 について書いています。
Posted at 2017/11/12 05:15:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 大型車の話 | 日記

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「この構造、やっぱり凄い。アパートの下に電車がいます」
何シテル?   06/11 09:21
宝塚過激団と申します。何とぞよろしくお願いします。 プロフィール画像は、宇部興産専用道路で運行されているアメリカのケンワース(ただしオーストラリア製)のボ...

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