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2017年11月12日

大型車のはなし -続・東京モーターショー2017-

大型車のはなし -続・東京モーターショー2017- 東京モーターショーのレポート続編です。

今度は商用車メーカーの見学記ですが、今年の商用車はフルモデルチェンジした大型車が多く、おまけにスウェーデンの商用車メーカーのスカニアが初参加ときたもんだ。私にとっては乗用車の出展以上に魅力的でした。

タイトル画像は、スカニアのトレーラ「P410」です。けん引免許は持っていませんが、こんなの運転してみたいです。


まずは、いすゞから。


これは「FD-SI」という、未来の配送をイメージしたコンセプトカーだそうです。輸送の現場にいる者としては荷台の構造など内部も観察したいところですが、叶いませんでした


宇都宮のJ-BUSで作られる路線バス「エルガ」が展示されています。2年前のデビュー時と変化無しと思いきや、よく見るとヘッドランプにLEDデイライトが装備されていました



タイで生産される海外専売車「mu-X」です。後姿が新興国向けっぽいです

この他、エルフやフォワード、そしてギガ等のトラック各種ももちろん展示されていましたが、私は毎日運転する車種ばかりなので…見学&撮影はパス。また神曲「いすゞのトラック」のCD配布には、長い列ができていましたよ。いすゞ~のトラックぅ~!


次は、日野。こちらは4月に、大型と中型を一度にフルモデルチェンジする気合の入れよう。こちらも気になる存在です。


中型車「レンジャー」です。キャブは基本的に先代の流用ですが、顔つきの印象はまるで違います。以前は全体の印象が少々薄っぺらかったのですが、随分と精悍になりました


内装…特にインパネは、明らかに先代の骨格を流用しています。でも色使いやデザインの見直しで、大幅にグレードアップしました


こちらは大型車「プロフィア」です。ますます精悍な顔つきですね。今度はLEDデイライトが加わりましたが、それもあってすれ違う時に感じる存在感が凄いです


こちらも先代の骨格流用っぽいですが、これまた良さそう。またレンジャーと同様に、座席の座面の左右がファブリックからビニール化されたのもマル。ここ、メーカー問わずすぐ破れてしまう場所で、ここが最大の改良点と思いました。説明員の方にそれを指摘すると「ここは破れにくくするよう、縫製などでこだわったんですよ」とのことでした


日野ならではの、ダカールラリー参戦車「500(←レンジャーの海外名)」の後ろ姿です。ボデーは軽量化のため、殆どテントみたいなものでした。殆どレース専用パーツで作られているようですが、テールランプは小糸の市販品のようです。それにしてもワイルド!


たまたま遭遇したサイン会。御年76歳(!!)の菅原義正と次男・照仁の両氏がサインに応じていました。次回のレースの活躍、期待しています


今度は三菱ふそうトラック・バスです。


これは、21年ぶりに「やっと」フルモデルチェンジした大型車「スーパーグレート」です。現場のドライバーには特に人気の高い車両だけに、是非とも見学したかったのですが、待ち時間は新型車では最長の60分ですって。これに並んでいたら他が見学出来なくなってしまうので、泣く泣くパスしました。キャブは他社同様に先代の流用ですが、中身は相当変わっているようです。ヘッドランプは親会社の大型車と同じデザインのものだそうで、従来よりも更にメルセデスベンツ色が強くなっています


こちらは小型トラック「キャンター」ですが、ディーゼルではなくEVだそうです。時間のかかる充電は夜間など車庫で寝ている間に行える集配車両に向いているのではないでしょうか


これは大型車のEVコンセプトです。小型はともかく、サイズも重量も大きな大型車ではEVは今のところさすがに無理なようですが、もし実用化すれば、これまた使っていない時間(主に昼間)が長い特積屋向けでしょうね。前は人が途切れないので撮影できなかったので、止む無く後ろ姿のみ。ボデーがいかにもパブコの製品!という感じです


バスは観光バス「エアロクイーン」が展示されていました。この代がデビューしてから10年が経過しましたが、そろそろフルモデルチェンジが近いかも。これが最後の改良(全車AMT化など)かもしれませんね


ボルボ・トラックの子会社、UDトラックスです。


こちらもフルモデルチェンジした大型車「クオン」です。ご多分に漏れずキャブは先代流用ですが、ヘキサゴングリルと呼ばれる五角形のグリルが印象的ですね。ブレーキが総輪ディスクなのが大きな特徴で、その制動力を体感したいです。ディスクであれば、ドラム式と違って放熱しやすくて良さそうです


運転席の見学もしました。UD車はパワーはあっていいのですが、スイッチ類の位置が分かりにくくて乗降時の手すりの位置が低過ぎる等の残念な部分が多かったのですが、その欠点が大幅に解消されていました


今年は、海外専売の大型車「クエスター」もタイからやって来ました。6×4の重トレですが、日本での販売を前提としていないせいか全長がとにかく長かったです


主に新興国向けのせいか、あちこちに製造コスト削減の工夫が見られました。例えばキャブサスは日本向けのエアサスと違ってこちらはコイルバネ。私はここまで見ます(笑)


今度は外国メーカーです。UDトラックスの親会社、ボルボも出展していました。


定番のトラクタ「FH」が展示されていました。キャブのサイズが大きいだけあって、その存在感は圧倒的です。でも日本専用と思われる左右のバックミラーが、ニョキニョキと生えた印象で残念。本国仕様のすっきりしたやつが選べればいいのですが


2年前に叶わなかった、キャブ内の見学もできました。先代の押し出し感のあるインパネと違って、すっきりと広々した印象です。色使いが北欧車らしいと思いました。いいな~、こんなの乗ってみたい!


そして私の大本命。今回初めて参加したスカニアです。


実は今回のモーターショーで最も嬉しい事が、このスカニアの初出展でした。参加してくれてありがとう! 初参加だけでも嬉しいのに、このラウンジまである気合の入ったブースには脱帽でした


ラベンダー色が美しい、新型のトラクタ「R500」です。最近フルモデルチェンジしたスカニアのトラクタですが、新型を発表するのは欧州以外では初めてだとか。偶然のタイミングかもしれませんが、欧州以外で最初に発表する場所として東京を選んでくれるとは、嬉しいではありませんか



長時間並んで見学したキャブ内です。デザインが洗練されているだけでなく、センタートンネルが殆ど無く軽々ウォークスルーできて後ろのベッドは日本車の少なくとも1.5倍は幅があり、ハイルーフなので立って歩ける真のドライバー本位の設計。スゲー、羨ましい!


サンルーフまである!


これはトラクタではなく、12m単車の「G360」です。トラクタだけでなく、日本専用と思われる単車にまで新型を投入するとは! 日本市場に対する力の入れ方を見せつけてくれましたね。尚、後ろのウイングボデーは日本で架装されたもので、トレクス製でした

今年の商用車エリアは、大型車が揃ってフルモデルチェンジを敢行したせいか実に華やかでした。それに合わせて、各社ともドライバーの立場に立った進化と改善が見られたのは嬉しかったです。
ただ、少々気になった点も。トラックに乗っていると頻繁に使う、助手席側のバックミラーを畳んだり広げたりするスイッチが、どの新型車も分かりにくい事。メーカーの方に質問すると、想定外の質問なのか大半の方が答えられない始末。これは改善が必要なポイントかもしれませんね。

今年の東京モーターショーの報告は、以上です。私の相手をして下さったメーカー各社の皆さん、ありがとうございました!


「東京モーターショー2017」についての記事

この記事は 東京モーターショー2017 について書いています。
ブログ一覧 | 大型車の話 | 日記
Posted at 2017/11/19 01:39:36

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この記事へのコメント

2017年11月19日 19:55
大型車がお好きですか? 私も免許だけならあります。(引っ張るのは無理ですけど)
高速道路は軸重規制とかあるんですね。
コメントへの返答
2017年11月20日 21:50
はい、好き…と言うか、運送会社にいるので良くも悪くも縁の深い存在です。

高速道路だけでなく公道全体に軸重規制があって、それを越える場合は許可申請をしないと走行不可能ですね。大型車には乗用車とは違った奥深さがあって、面白い分野です。

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「この構造、やっぱり凄い。アパートの下に電車がいます」
何シテル?   06/11 09:21
宝塚過激団と申します。何とぞよろしくお願いします。 プロフィール画像は、宇部興産専用道路で運行されているアメリカのケンワース(ただしオーストラリア製)のボ...

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