先日の事。うちのP嬢と共に、九州までドライブしました。そのレポートです。
九州そのものには何度か行っていますが、いつも飛行機や電車など「公共の乗り物」ばかり。今回はいつも自宅で留守番を強いていたP嬢を連れて行きました。タイトル画像は、今回利用した「
阪九フェリー」の新造船「ひびき」とP嬢とのツーショットです。
まず、自宅を出発して向かったのは、大阪府の泉大津市。往路は全て自走ではなく、ここから新門司まで行く阪九フェリーに乗って、九州へ向かうのです。これ、ずっと前からやりたかった事でしてねえ…初めてこの長距離フェリーに乗ったのは13年前ですが、その時から「いつかP嬢(当時は初代P嬢の307)と共に乗りたい」と思い続けていたのですが、ようやく連続した休みを取れるチャンスを得て、実現したのです! これ、先日の
宇部興産専用道路の見学と同様に、以前からやりたかった事なのですよ。
長野県から、P嬢と共に泉大津港に向かいました。ルートは上田市から松本市まで抜け、そこから国道19号を土岐ICまで走って中央道に入りました。あとは土岐IC→土岐JCT→(東海環状)→豊田東JCT→(伊勢湾岸)→豊田JCT→(東名高速)→名古屋IC→上社JCT→(名古屋第二環状)→名古屋西JCT→(東名阪)→亀山PAスマートICというルートです(笑) 何故こんなおバカルートを辿ったのか? それはハイタッチ!driveのチェックポイントの緑化未達区間を制覇するためです。お盆の期間中だけあって、四日市東IC~亀山JCTが渋滞していましたが、それ以外はスムーズに走れました。あとは主に名阪国道→京名和道→南阪奈道路→阪和道→堺泉北道というルートでしたが、名阪国道は無料で通れる事実上の高速道路だけに、乗り降りしまくって沿線のハイドラのCPを緑化しましたよ。
岸和田市の中央公園のハイドラCPを緑化した時点で燃料タンクがちょうど「レッドゾーン」だったので、同じ市内の
宇佐美で給油し、泉大津港に向かいました。大通りからフェリー乗り場への橋を渡っていると…いました、本日乗船する阪九フェリーが!
泉大津大橋から撮影
本日配船されたのは「ひびき」でした。以前、同じ阪九フェリーの「いずみ」に乗船した事を
報告しましたが、それとほぼ同じ時期に就航した最新鋭のフェリーです。
構内に入り、係員さんの指示に従ってP嬢を停め、ターミナルで乗船手続きを行いました。
お盆の期間中だけあって満席・満車で、受付は家族連れ多数で賑やかです
インターネット予約してあったので、予約番号を告げて車検証を提示すると、ものの1~2分で乗船券が発行され、手続きが終わりました。さて…うちのP嬢こと「PEUGEOT208」はコンパクトだけあって、全長が4m弱。つまり、車両の航送料は4mクラスが適用されるので助かりますね。208の意外なアドバンテージでもあります。
乗船券です。ご覧の通り、4mクラスの航送料です
上空では、関西空港に発着する航空機の姿が見られました。これはタイ航空のA380です。そういえば、A380を実際に見るのも撮影するのも初めてでした
乗船を待つP嬢。もう身動きが取れません
16時15分頃から、乗船が始まりました。多数の車両があるだけにその直後とはいかず、16時30分を過ぎた頃に乗船の順番が回って来ました。
巨大なランプウェーを上がって、船尾側から船内に入りました
船内では誘導係の方が案内していて、一旦旋回してバックで進入してほしいとのこと。指示に従って最徐行のバックで進入し、指定の位置にP嬢を停めました。10年以上前からやってみたかった事が実現して、感無量です。でもよく考えてみれば…P嬢はフランス生まれ。このフェリーとは比較にならない位の長い船旅を経て、日本にやって来たのですよね~。
船内に駐車した状態のP嬢。P嬢を乗船させる事ができて、感無量です
P嬢を停めてから荷物をまとめ、客室に上がりました。本日予約したのは一人部屋の個室「デラックスシングル」で、「いずみ」で利用したのと同じクラスです。
今回もデラックスシングルです。私はこの個室が一番のお気に入り!
基本的なデザインや客室の配置、設備等は両方とも同一ですが、内装の色彩が違うので、同じ船でも印象が若干異なります。
船内の写真です
尚、「ひびき」にもWi-Fiの設備が完備されています…が、泉大津を出港直後にネット接続がほぼ不可能になりました(笑)
17時30分の定刻に、船は泉大津港を離れました。
満車だった待機場所も空っぽ
泉大津港を離岸しました
今日はお盆の期間中のせいか、通常の週末とは違って家族連れの割合が高く、平均年齢は低め。ただ少々賑やか過ぎるのがちょっとね(苦笑) 18時30分頃に明石海峡大橋の下を通過し、辺りが徐々に暗くなって来ました。そろそろレストランに行ってみるか、と思い行ったところ、順番待ちの列は出来ていたものの席は難なく確保出来ました。
相変わらずテキトーに選びましたが、以前乗った時よりもリーズナブルに収まりました(笑)
通常の醤油以外に「九州醤油」が置かれているのがいいですね。もちろんこちらを使いました
翌朝。AM5時に最初の船内放送があり、宇部市沖を航行中とのことでした。
早朝に撮影した、ファンネル(煙突)です。本日の天気は曇りのようです
たくさんの貨物船が停泊していました
同時にレストランが開店したので、朝食に向かいました。今回は和定食にしたので、市中の同様の朝定食と遜色ない金額で食べられました。
乗り物の中で温かい食事ができるなんて、今や貴重かも?
朝食を終えて身支度を整え、下船の準備を始めました。何しろこの便、朝6時に新門司到着なのです。
新門司港が近づきました
今回は今までと違ってP嬢と共に乗船しているので、車両甲板への列に並びます。あっそう言えば…P嬢を停めた場所、どこだっけ(爆) 乗船した時の状況を思い出しつつ、何とか駐車した場所を特定し、P嬢のいる場所に辿りつけました。
P嬢のすぐそばにあるランプウェーの接続作業の様子です
ランプウェーが接続されて下船が始まりましたが、果たしていつ下船できるやら? 若干気がかりです。何しろこの大型フェリーに目一杯の車両が積載されているので、場合によっては相当時間がかかるでしょう。結果は…目の前で開いた船体側面のランプウェーから下船が始まり、なんと先頭から3番目! これはラッキーでした。欲を言えばバイザー?を持ち上げた船首の方から下船したかったのですが、まあそこまではね…(苦笑)
九州にやって来た事は数あれど、マイカーのP嬢と共に上陸したのはこれが初めて。う~ん興奮します!
九州上陸を果たしたP嬢。これは新門司港の同じ阪九フェリーの神戸行きターミナルで、何とも
奇抜で目立つ平城宮風の建物ですね。P嬢と共にここまでやって来ました!
つづく