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2015年02月01日

阪九フェリーに乗ってみた -新造船「いずみ」乗船記-

阪九フェリーに乗ってみた -新造船「いずみ」乗船記- 先日、阪九フェリーが就航させた新造船「いずみ」に乗りました。その模様をレポートさせていただきます。


この船は長距離フェリー建造のメッカ・三菱重工業下関事業所で建造され、昨年7月に進水→1月から就航したばかりの最新鋭で、今後続々と長距離フェリー各社で就航する新造船のトップを切ってデビューした船です。乗ったのは新門司17時30分発泉大津行きの便でした。



泉大津行きの便が発着する新門司のターミナルです。いささか年季が入っているものの、Wi-Fiを設置するなど案外設備は充実しています


同社のフェリーをモチーフにしたことがよくわかりますね(笑)


こちらは神戸行きの便が発着するターミナルで、インパクト絶大! 平城京風のターミナルです。

出港時間も迫っているので、乗船手続きをして船内に入ります。


乗船手続きのカウンターです

事前にネット予約をしてあるので、窓口に乗船申込書を提出してカードで決済を済ませ、チケットとカードキーを受け取りました。そしていよいよ船内へ!

船内に入ってまず目に飛び込んだのは、広々とした吹き抜けのあるエントランスでした。



う~ん、凄い!

受付で案内された部屋に向かいました。予約したのは一人用個室「DXシングル」です。


従来船の同等の個室(2等指定A)よりも更に広い部屋になりました。名門大洋フェリーの1等洋室シングルとほぼ同じ広さではないですか? 


個別の洗面台もあります


以前の部屋では不可能だった、空調の調整ができるようになりました


テレビも完備しています。地デジをはじめ、BSとCS(一部)がきれいに映っていました


アメニティも完備。青い袋の中には、タオル(持ち帰り可能)が入っていました


個室の鍵はカードキーですが、使い捨て方式にできる(=鍵の管理が不要)半面、操作にはちょっとしたコツが必要かも。ちょうど寝台特急<北斗星>のそれと同じ要領ですね


明るい色調の通路。幅も以前と比較して広くなったようです


出航時刻が迫りました。こんな時はデッキで出港を見守りますが、デッキには人が鈴なりでした。以下、デッキから見た眺めです。


すぐ隣のバースには、東京・有明行きのオーシャン東九フェリー「おーしゃんのーす」がいました。こちらも新造船を投入するそうです


これから積み込まれると思われる自衛隊の車両もありました


バラバラにされた自衛隊車両を積載したトレーラも…ん?


よく見ると、年代モノのメルセデスベンツのトラクタじゃありませんか。しかも自家用のとちぎナンバーって…謎は深まります


やがて出航時刻になり、船は新門司を出港しました。


船を固定するロープが外され…


離岸しました


岸壁を離れてからも、面白いモノがたくさん見られました。


阪九フェリー最大のライバルの名門大洋フェリー「フェリーきょうと2」です。こちらは9月に新造船が入ります


対岸には、トヨタ自動車九州で生産された新車が大量に保管されていました。


レクサスNXです。国内向けか海外向けかはさすがにわかりませんが


かつて日本でも販売されていたRXです


こちらは日本未発売のESです。そういえばここは、愛知県(とカナダ)と並ぶレクサス車の生まれ故郷でもありますね


このトレーラ群は、自動車部品を輸送するための車両らしいです


同じ敷地に、三菱をはじめとする他社の新車も。トヨタ車を輸送したときの帰り荷として輸送したのでしょうね


岸壁を離れた船は突堤前を通過し、港湾の外に出ました。それから船内をあちこち探検してみました。まずは屋外…展望デッキの周囲から。


巨大な煙突。夜にはライトアップされます


最新鋭だけあって、展望デッキの照明には色が変化するLEDが使われていました


このように、なかなかきれいな演出(この写真では全然伝わらないけどさ…)が施されていました


屋上には、たくさんのアンテナがあります。これはBS・CS受信用の自動追尾式アンテナだそうです


これはWi-Fi用のアンテナかな? ↑のLED照明、今度は緑色に変わっています


今度は船内で、車両デッキです。やはり、トレーラを大量に積み込んでいました。

下層のデッキです。


ナンバーの無い車両がぎっちり積み込まれていた…海外に輸出される中古車らしいです

※車両デッキは出航前に撮影したものです


今度は客室です。


吹き抜けロビーの中央にあるエレベーターです。建物に設置されたヤツとは違ってスイッチ類のデザインや動きが若干無骨な印象…定番のフジテックオーチス製ではなく、潮冷熱という企業が製作した船舶専用のエレベーターだそうです


展望デッキの内側です。なかなか、洗練されたデザインではないですか?


展望デッキ脇には、阪九フェリーの歴代船舶のギャラリーがありました


この扉の奥には…?



なな~んと船首部分に展望ラウンジが設置されていました。ただ安全のため、夜間は閉鎖されますが。写真は泉大津到着後に撮影したものです


こちらも展望ラウンジです。消灯時間以外は、常に座席が埋まっていました


2等客室が並ぶ通路です。手すりにタオルがずらりと干された光景は、2等ならではかな…(汗)


船内探検は以上です。長くなったので、続編に続きます。
関連情報URL : http://www.han9f.co.jp/
ブログ一覧 | 乗ってみた | 日記
Posted at 2015/02/01 06:39:35

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この記事へのコメント

2015年2月1日 13:40
お久しぶりです。閑散期堪能中の千葉北です。
高校の時の修学旅行が九州の北半分だったのですが、金沢から神戸までバスに乗って、そこから阪九フェリーでした。女子はどうだかわかりませんが、男子は当然、大広間みたいなところに毛布1枚でザコ寝でした(帰りは別府から大阪南港までさんふらわぁに乗った気が。やっぱりザコ寝・しかも窓なし)。
九州内の移動は祐徳自動車。1学年700人ぐらいいたので、引率の先生含めると17台位連なっていたと思います。
あと潮冷熱。某産業機械メーカーから毎日のようにモーターの出荷があります。
コメントへの返答
2015年2月1日 20:24
どうもどうも。私も閑散期を堪能したいところですが、会社が新規案件をゴリ押ししてきたせいで未だに忙しい日々です。トホホ…
この航路、修学旅行生の利用も多いですね。船会社にとっては運送会社なみの上得意でしょうが、一般乗客として言わせていただければ…もう少し静かにして欲しい(苦笑) もっとも某国の団体よりははるかにましですが!

私の時の修学旅行も同じ九州北部でしたが、往復とも特急しなの-新幹線-特急にちりんandかもめで、移動に丸1日を費やしました。バスは西日本鉄道久留米(営)で、初めての西工ボデーに内心大興奮(笑)

あらら~。もしかしたら写真のエレベーターに、そちらの営業所を通過したモーターが搭載されているかもしれませんね。運送会社にいると、そんなことがありがちですね~

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「この構造、やっぱり凄い。アパートの下に電車がいます」
何シテル?   06/11 09:21
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