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2015年02月01日

続・阪九フェリーに乗ってみた -新造船「いずみ」乗船記-

続・阪九フェリーに乗ってみた -新造船「いずみ」乗船記- 阪九フェリー「いずみ」乗船記の続きです。乗船記の前編はこちらをご覧下さい。


タイトル画像は、新門司で撮影した「いずみ」の雄姿です。この船首部分のバイザーを持ち上げる姿はいかにもフェリーらしい姿ですね。子供の頃、佐渡汽船のフェリーで初めてその姿を見て「かっこいい~!」と思ったものです。



あちこちを探検していて18時を回った頃、中央のロビーで船内ライブが始まりました。船内でこんな事をやっているのも驚きですが、これは名門大洋をはじめ他社でも同様に開催されているようです。


歌うのは黒埼ちえみさんという方で、広場は大いに盛り上がっていました。名前入りの団扇を振る方までいたのには面食らいましたが(笑)


19時頃、お待ちかねのレストランへ行って夕食です。


レストランの入り口です。思わず期待が高まります



メニュー一覧。何を食べようかしらん?


船によって配膳形式は様々ですが、この船ではカフェテリア方式です。


レストラン内はこんな感じです

開店直後では行列が出来ていて、事実上逆戻りできない一方通行だからメニューを選ぶのは至難の業ですが、ある程度時間が経って空いてきた頃の方がメニューを選びやすいのであります。

選んだのは、ご飯に味噌汁は当然として、鶏肉のタタキにモツの酢漬け(?)等々。それにビールを付けて、しめて2,570円ナリ…ぎゃはははは~っ! 


ビールの注ぎ具合が失敗気味ですね(爆)

この内容でこの価格は、市中ではありえません。でも今どき乗り物の中でこんな温かい食事を食べられるのは素晴らしいことだと思っていますし、新造船就航のご祝儀ぢゃい!とばかりに奮発してあげました。この食事を含め、今回は船内で大いに散財してあげようと思います(笑) というわけで、まずはビールで新造船に乾杯! アルコールパワーと最近の寝不足の相乗効果も相まって、酔いのまわりが早いの何の(爆) 乗り物の中でこんな食事ができる有難みを噛みしめつつ、優雅な気分に浸れました。は~満足!!


夕食に満足した後は、これまたフェリーならではの風呂に入りました。


風呂場の入口です


脱衣所にある洗面台。なかなか洒落ていますね

この船にある風呂の設備は通常の浴槽と24時間利用可能なシャワー以外に、この船のセールスポイント「露天風呂」があるのです。これは利用しない手は無い!とばかりに突撃しました。


中から撮影するわけにはいかないので、外から撮影した露天風呂。湯気が立っているのがわかりますか?

阪九フェリー初の露天風呂、真冬でしかも風が強いからはっきり言って寒かった…湯船に浸かればどうということはありませんが、顔に吹き付ける冬の海風はなかなかのものでした(汗) でも星を眺めつつ浸かる風呂、まして船の中ですから、最高レベルの贅沢気分です。改めて「室内」の泡の出る湯船に浸かればしっかり温まることができるので、寒さはとくに問題は無いでしょう。


風呂に満足して自室に戻り、ビールを堪能しつつ持参のタブレットとPCを取り出しました。さて、この船…というか阪九フェリーの大きなセールスポイントとも言うべきWi-Fiサービスですが、正直言って不安でした。事前情報と違って船内に入ると案内が何も無く「もしや実施されていないのでは…」と危惧していましたが、部屋でタブレットを起動させると…


おおっ!電波があった!


個室フロアの廊下に設置された、フルノシステムズ製のアクセスポイントです

ひと安心です。で、肝心カナメの接続状況ですが…はっきり言って「ダイヤルアップ接続」に劣るんじゃないの…と思うほどの遅さです。このシステムそのものには50Mbps程度の実力はあるのですが。


この画面を出すだけでも相当時間がかかりました。

画像付きのWebサイトを閲覧するだけでもひと苦労なので、動画なんて夢のまた夢…なレベルでした。何しろ陸上の電波を拾う方式なので、陸から離れた周防灘の真ん中では仕方ないです。無料サービスですし、まあいいかなと思いました。尚、メールの送受信くらいなら問題なく実施できます。これまた遅めですが…(汗)


22時を過ぎると船内の照明が消灯するので、自室に戻って写真の整理やメールチェックをしているうちに、船はいつの間にか来島海峡を通過してしていました。う~ん、瀬戸内海最大の難所通過を見届ければ良かった!実に惜しい…明日に備えて寝ようと寝具を広げてびっくり。布団がこのクラスで定番の、毛布をシーツで挟んだ奴ではなく、羽毛布団だったのです。これには感激ですね! もちろん快適に眠ることができました。


朝5時。船内の照明が明るくなり、「おはよう放送」が流れました。そんなに朝早く!?と思われるかもしれませんが、何しろ泉大津着があと1時間後だから無理もありません。同時にレストランと風呂も営業開始です。この時点で、船は神戸沖を航行中でした。

私は5時半頃にもぞもぞとベッドを抜け出して、売店へ。ここで、予約しておいた焼きたてパンを受け取りました。このフェリーでは、こんなサービスもあるから凄いです。この売店で予約券に書かれた私の苗字を見て、レジのおね~さんが「これは何と読むのですか?」と質問してきました。聞けば、おね~さんも珍しい苗字とのことで、思いがけず苗字のことで話題が盛り上がるハプニングが(笑)


これが、船内で焼き上げるメロンパンとパイシューです。焼きたてだけあって、やはり美味かったであります

他にも、売店で色々と購入しました。以下、ほんの一例です。


フンドーキン醤油の「青柚子こしょう」です。本当は醤油も欲しかったけど、徒歩乗船ゆえ持って帰るには大きくて重いので断念しました。残念!


今や長距離フェリーに乗ると買うのが定番の、社名ロゴ入りのバスタオルです。でもすぐに使う予定はありません…名門大洋フェリーのバスタオルをまだ使っているから(笑)

船内では、朝夕の食事に上記の買い物…気が付いたら払った運賃なみにお金を使っていました。何しろレストランをはじめとする、こんな高水準なサービスをいつまでも続けてもらいたいという思いがあるので、その応援を含めて買い物をしまくりました。でもできれば、船内でもクレジットカードを使えるようにして欲しいのが本音ですが。


船は定刻の6時に、泉大津に入港しました。大半の乗客は下船しましたが、私はしばらく留まります。7時30分まで船内に留まれる「ゆっくりステイ」を申し込んであるからです。船が接岸したタイミングでレストランに行き、朝食です。で、値段を見ないであれこれ選んだ結果…


金額はこれまた凄い金額になりました。ははは…(泣笑)

朝食を楽しんだ後は船内探検と露天風呂で朝風呂を堪能し、これまた大満足。下船の時間が近づいたので身支度と荷物をまとめ、ロビーへ。ちょうど指定の下船時間になり、船の外に出ました。通常の下船であれば無料の送迎バスがありますが、遅い下船だとそれがありません。待っていたのはフェリー会社手配のタクシー数台で、それに分乗して南海電車の泉大津駅に向かいました。新門司でも無料の送迎バスを運行しているので、最初から最後までサービスの手抜き無し…さすが阪九フェリー!


泉大津港に接岸した「いずみ」です。瀬戸内航路最大級のフェリーだけあって、下の車と比較するとその大きさがよくわかりますね


以上で、乗船レポートを終わります。関西~九州はフェリー航路が充実していますが、特に新門司~大阪の2航路のサービスの充実ぶりは凄いですね。出航・到着時刻は旅客にとってちょうどいいタイミングですし、コストパフォーマンスの高さも見逃せません。このフェリーに乗ってしまうと、他の夜行の交通機関(高速バスなど)には乗れなくなります。それに、同じ区間を燃料代と高速代をふんだんに消費して目を三角にして車を走らせるよりも、フェリーに乗り込んで移動したほうがよっぽど合理的に思えますね。船特有のスローテンポな揺れは慣れが必要かもしれませんが。

ロングドライブがお好きな方、特に九州へロングドライブに出かける皆さんへ…片道でも利用して御覧なさい。楽ですぜ~(煽)
関連情報URL : http://www.han9f.co.jp/
ブログ一覧 | 乗ってみた | 日記
Posted at 2015/02/01 06:34:15

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この記事へのコメント

2015年2月1日 10:02
こんにちは、マル運です。

阪九フェリーとか、西の方へ行くフェリーは、九州から四国や、四国から本州などの短い区間しか乗船したことが無いんです。。。
なかなか充実した設備の船を使っているんですね(^O^)

昔、青森~函館間の東日本フェリー(現在の津軽海峡フェリー)の時代に、作りたての食事が出来たのに、今は、コンビニのような冷凍物を自分で電子レンジでチン~っとするタイプですからね。。。
船の中で温かい食事が出来るのが魅力ですね(高くても(笑))
コメントへの返答
2015年2月1日 20:24
どうもこん○×は。

関西~九州航路は全体的に旅客にとって都合が良い時間帯に運航しているうえ、特に新門司発着の2社はサービスレベルが高いので、ついつい乗ってしまうんですよね~

船をはじめとする乗り物の中で味わう食事が高価なのは、諸般の事情を考慮すれば納得できます。これらのサービスを維持するためであれば、私は喜んで貢ぎますよっと(笑) 冷凍ものをチンといえばオーシャン東九フェリーの「カジュアルフェリー」が有名ですが、津軽海峡フェリーもそうでしたか、知りませんでした。

西日本の短い航路といえども、充分魅力的な船旅が味わえますね。瀬戸内海の風光明媚な景色を愛でながら食べるうどんがまた格別で…って、いかん、また乗りたくなった(爆)
2015年3月4日 20:59
シベリア特急と申します。

シラ切り雀さんの乗船記に「いいね」の後、初めてコメントさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いします。

九州〜関西には幾つかフェリーがありますが、船のシンプルな小綺麗さ、九州色満載の料理の手作り感と美味しさから、私は阪九フェリーが一番好きです。
住まいは関東ですが、荷物を車に放り込み、途中寄り道をしながら、九州まで車で帰る、道中フェリーを利用するパターンを続けています。ちなみに、この前の正月は、往復共、阪九フェリーを利用しました(往きは「すおう」、帰りは「つくし」)。
レストランの甘い味付けは、九州へ帰ってきた、という気持ちで一杯になります(申し遅れました、九州生まれ、です)。

シラ切り雀さんが利用されたシングルデラックス、「つくし」の2等指定Aが更に良くなったようで、ご乗船羨ましい限りです。
無線LANは私も先日、「つくし」で試しましたが、シラ切り雀さんと同じような感じでした。瀬戸内海とは言え洋上では、仕方ないんですかね。

シラ切り雀さんの乗船記で、阪九フェリーに乗りたい症候群がうずき出しましたが、露天風呂に入る、レストランで甘い味付けのステーキ丼を食べる…とかの夢を大事に暖めたいと思います。

フェリーネタで、これからもご投稿を楽しみにしています。どうぞ、よろしくお願いします。
コメントへの返答
2015年3月5日 12:32
はじめまして、こちらへのコメントとイイね!をありがとうございます。

関西~九州航路の中でも、特に名門と阪九は激しい競争を展開しているだけあって、特にサービスレベルが高いですね。どちらがいいかは決定しかねますが、今のところ新造船効果?で阪九が一歩リードかな?と思っています。9月に就航する名門の新造船がどんなものか、楽しみですね。

阪九のレストランは高くつくものの、それを補って余りある魅力がありますね。乗れば必ず利用しますが、メニューは豊富で味ももちろん大満足。だからちっとも惜しくありません。それだけでなく、焼きたてパンとか売店でもいいものを売っているから、財布の紐が緩むの何の(苦笑)

個室は、確実にグレードアップしましたね。Wi-Fiは「無料だとこんなものかな」と思いました。航空機みたいに衛星通信であればもっと速い筈ですが、そこまでやると有料サービスになりそうなので、よく頑張った方でしょう。接岸中はさすがに速かったです(笑)

いつも徒歩乗船ですが、たまにはマイカーと一緒に乗ってみたいですね。

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