
毎年、この時期の恒例行事「北海道旅行」ですが、今年はこれしかないでしょう!の北海道新幹線に乗車してきたので、報告します。
今までは、新幹線の新規開業区間には大概乗って来ましたが、今回もご多分に漏れず乗って来ました。
今回乗ったのは、新函館北斗発16時の「はやぶさ30号」でした。始まりは始発駅の新函館北斗から、と言いたいところですが、それより約1時間遡った函館駅から。

函館駅です
ここから新函館北斗まで、15時45分発の快速列車「はこだてライナー」で移動しました。

私が乗った列車です。昨年、川崎重工で落成されたこの快速の専用車両「733系1000番台」で、B1002編成でした
発車15分前から乗り込みましたが…唖然。

発車15分前から車内はこの有様
車内は大混雑でした! 私が乗る新幹線に接続する列車は事実上これしかなく、そのうえ3両しかないのでこの惨状。首都圏でこのレベルは大したことが無いかもしれませんが、乗っている皆さんも私同様観光客ばかり。だからみんな大きな荷物を抱えていて、実際には身動きのしようがない程でした。他の時間帯はどうかわかりませんが、東京方面へ戻る観光客が集中する時間帯のこの時くらい、もう一編成増結してほしいですね。
約20分後、列車は終点・新函館北斗に到着しました。

ホームを移動し、新幹線ホームへ向かいます
ろくに下調べをしていなかったこともあり、驚いたのですが、函館から東京方面への新幹線に乗り継ぐ時は階段の上り下りが無く、平面乗り換えが可能であることです。こんな乗り換えは九州新幹線・新八代駅の平面乗り換え(現在は廃止)以来であり、感心しました。
新幹線ホームには、既に列車が入線していました。

写真ではまるで伝わりませんが、このノーズは本当に長い!
これから乗るのは16時17分発東京行きの「はやぶさ30号」で、使用されるのは既にお馴染みのE5系です。できれば北海道所属のH5系に乗りたかったのですが、運用本数が少なくて乗車は叶いませんでした。残念! でもその代わり…
車両はU31編成でした。今年初めに川崎重工で落成した、現在営業運転している編成の中では最も新しい編成です

ブレた写真で申し訳ありません。本来、E5系の普通車に設置されるコンセントは窓側のみですが、今のところ最新グループの3編成のみ、全席にコンセントが設置されています(緑色に光る部分)。そんな編成に当たってラッキーでした! 尚、H5系は全ての編成が全席コンセント付きです
列車は、定刻に新函館北斗を発車しました。車内のアナウンスでは通常の駅の到着時刻などの他、従来と同様に青函トンネルに突入する予定の時刻も案内していました。こんな放送、「500系のぞみ」運転開始当初の300km/h運転を案内するアナウンス以来のユニークなアナウンスですね。

発車してすぐ、A席側に車両基地「函館新幹線総合車両所」が見えました。まだ4編成しか所属していないので、とにかく閑散としていました
新しく開業した区間は、A席に座れば海側なのでそこそこ眺めもいいですが、それでも高い防音壁に阻まれて景色が見えない事も多かったです。だから景色はあまり期待しない方がいいかも!? 乗り心地は細かい振動があるものの不快な横揺れは無く、通路も不意の揺れに構えることなく安心して歩けました。乗り心地も問題ないようです。
E5系に乗るのは2回目ですが、普通車に乗るのは今回が初めてです(前回はグランクラス)。

期待して座ってみましたが、座り心地は特に違和感もなく、まずまずでした。個人的に気に入ったのは可動式の枕で、適度に柔らかくて上下に動くので、好印象です。
列車は木古内に停車した後、青函トンネルに突入しました。窓の外側が突入した瞬間に曇るので、すぐにわかります。速度は半分近く(140km/h)に落ちましたが、乗り心地はさほど変わらない印象でした。
青函トンネルを抜けて本州に出ると、17時過ぎながら外は既に闇。新規開業区間の景色を眺める事はできませんでした。次回は真昼間にこの区間に乗ってみたいですね。列車は新青森に到着し、新規開業区間は終わりました。ここでは意外と多くの乗客が入れ替わり、青森~函館の区間利用も多いようです。
列車は新青森を発車しました。日曜夕刻の東京行き新幹線なので満席かと思いきやそうでもなく、私の隣のB席をはじめ、空席がいくらか目に付く程度の乗車率でした。かつて終着駅だった八戸も猛烈な勢いで通過し、南下します。盛岡に停車すると、ここでもそこそこの乗客の入れ替わりがあり、区間利用も多いようです。ここで後ろにE6系「こまち30号」が連結された筈ですが、全く気付かず。かつて「連結」といえば、国鉄時代は凄かった…子供の頃、急行「天竜」で行われていた塩尻駅や辰野駅での連結作業は編成全体に「ドッカ~ン!!」と響く程の衝撃と音が響くレベルで、それと比べるとなんとスムーズでスマートな連結か! 否応なしにそう感じます。
そういえば盛岡…というか岩手県は、通過するばかりで一度も下車した事はありません。一度はじっくりとハイドラ緑…もとい観光してみたいですね。
盛岡を発車すると、列車は従来からの開業区間に入りました。ここからはいよいよE5系の本領発揮、国内最高の320km/h運転に突入…している筈ですが、全然そう感じず、スピード感がありません。相変わらず不快な揺れも無くて快適そのものの運転が続きました。時刻は18時を回った頃で、函館で調達した弁当を夕食にしました。駅弁?朝市で売っている海鮮丼? …いえ、それは大好きなコンビニ「セイコーマート」で売っている店舗調製の弁当「ホットシェフ」です!

定番の豚丼と「大きなおにぎり」です
今や「渡道するならこれを食べなきゃ気が済まない」状態のホットシェフの商品ですが、今回も函館駅前の店舗で確保。う~ん、やっぱり美味いですぅ…ホットシェフ最高!!
食後は眠気で記憶が曖昧になり、少々覚えているのは仙台と大宮での乗客の入れ替わりが多かったこと位でしょうか。目を覚ましたのが秋葉原の地下区間を抜けだした直後で、慌てて荷造りをしているうちに執着の東京に到着。何とか寝過ごさずに下車できました。
新幹線の新規開業区間は必ず乗っていますが、今回も乗りました。函館~新青森の短い区間ですが、津軽海峡を越えた意義は大きいと思います。私は渡道する時は航空機がメインですが、何らかの理由で航空機が欠航になった場合、代替ルートとして役立ちそう。そんな気がします。
以上、レポートでした。
Posted at 2016/12/11 00:05:58 | |
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