久々の伊達巻食べ比べ企画

すでに夜ですが
明けましておめでとうございます。


挨拶も早々に昨日の続きです。
突然の企画、

同一ブランドの
完全無添加と添加物入りの伊達巻
食べ比べぇぇぇぇ！！！！
（鳴り物　パフパフパフ！　ドンドンドン！）



偶然にも同一ブランドの伊達巻だったので、食べ比べをしました。



どちらがどっちか分かりますか？

左が完全無添加の「純」、右が色々添加物入りの伊達巻です。

アップにすると「生地」の感じはあまり変わりませんが、添加物ありのほうが色があざとい感じがします。
「純」のほうがナチュラルメイクの趣というか…

↓これはここまでと左右が入れ替わって、右が「純」左が添加物入りです。

やはり左の方が色が不自然に感じます。

さて味ですが

結論から言ってしまうと、「純」のほうが美味いです。
それはもう、「そうでなきゃ全員が298円のほう買うじゃん」って話です。

「純」はしばしば話題にする「魚感」と「卵主体のお菓子感」が高レベルで同居していて、雑味や不要なあと味も無く、価格帯（ハーフで500円内外）としては立派な伊達巻です。

もう一方のは…
まず、歯ざわり舌触りが「純」比較でぬるっとしたというかぬちゃッとしたというか、そういう感じがしました。
複数回に分けて食べましたが、毎回そう感じたのでプラシーボではないと思います。

そして風味という意味では「魚感」が圧倒的に弱い。

たぶんですが、これらは添加物の問題ではなく、
「まず想定売価を決めて、そこからの逆算でレシピを決める」
ために、魚感が弱くなってしまう（＝魚肉が少ない）のではないかなと。

同様に卵についてもコストとの見合いで使用量に制限があり、卵によって焼き固めたときに固形にする力が弱く小麦粉に頼る、
そして魚と卵との比率が「純」とは全く違うものになってしまっているので舌触りも風味も差が出たのではないか。

という勝手な見立てです。


いつもこういう内容を書いた後には必ず気になるのが
やはり日本の政治の貧困によって、おせちどころではない、餅も買えない年越しという方々が一定数いるはずなんです。
そういう人たちに向かって「この伊達巻はダメだ」とは言えないんですよね。

あくまでも、食費にかけられるお金が（ほんの少～～～しだけ）余裕がある人間の道楽なんです。

なので、どんな伊達巻でもそれを食べる人には素敵なお正月を迎えて欲しいと思っています。