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福岡に出張に行った際に、目的地の近くに貝塚公園という交通公園があったので覗いてみたら、フィリピンのジプニー（乗合ミニバス）と、タイのトゥクトゥク（タクシー）が展示されていました。

車を見たら共に本物みたいでしたので、現地から仕入れたのでしょう。中身は日本製が多く 逆輸入車とも言えますね。


フィリピンは２年ほど住んでいたことがあるので懐かしいです＾＾

ジプニーとは、太平洋戦争で米軍がフィリピンに置いて行ったジープを、現地の人が改造して多人数が乗れる乗合バスにしたのが始まり、とのことです。

戦後60年以上経った今となっては何もジープの形でなくてもいいのですが、現地は未だにこのスタイルが定着しており、ボディ屋さんがわざわざ鉄板を加工してジープ顔をした車体に組み上げます。

車体はトラックベースですので、まんまトラックの荷台に乗ったようなドイヒーな乗り心地ですが、都会では運賃は倍くらいしますが柔らかサスでエアコン付きのジプニーも走っていたりします。



中身は日本の中古品を利用したものが多く、部品が揃わなくてもいすゞエンジンに三菱ミッションを強引に組み合わせて、とりあえず動くようになればそのまま営業運行しちゃって、もし壊れたら修理の方法はその時考えよう・・・なんてノリの人が多かったように思いますｗ

あと日本のデコトラに通じるドレスアップが好きな人も多かったように思います（特に個人経営）

この車はグリルにいすゞのマークがあるので、とりあえずエンジンはいすゞだと思われます。




これはタイのトゥクトゥクのようです


昔ダイハツで作っていたミゼットを輸出したのが始まりと言われていますが、今タイで走っているトゥクトゥクはオリジナルのダイハツミゼットなのか、その後現地で作られた物なのかは知りません。

数年前タイに出張に行った際に、ＬＰＧで走っているトゥクトゥクを見かけましたが、ただ今後はタイも排ガス規制が厳しくなるので、将来的には減りつつある運命だと思います。
（料金メーターが付いてないくて交渉制が多いので、料金トラブルも多い）