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2019年05月19日 イイね!

R35: アラゴスタ タイプ SA-PnP

R35: アラゴスタ タイプ SA-PnP以前のブログで僕のクルマのセットアップの変化(サーキット用 → ストリート)を書かせてもらって、最近はもっぱらドライブに勤しんでいるわけだけど、当然ながら、伴って足回りも大幅に見直しを行っている。アライメントセットは全く様変わりし、結局のところ、ほぼメーカー推奨値に収束(車高が若干異なるので少し手を加えているけど)し、今は車高も純正値-20mm~-30mm程度。以前は、極端に前傾をとってフロントを路面に押し付けるようなセットを好んでたんだけど、これだとやっぱり疲れるんだよね(笑!)。で、今はほぼ前後水平。このセットは乗ってて楽だし、そこそこ曲がるし、高速道路のギャップも恐れる必要がない。今のエアロのチョイスも実は、車高はベタベタってワケではなくても低く見えるモノ、というのが選定基準だったりする...

そうそう、で、肝心のサスペンションなんだけど、最近、使い始めたのが、アラゴスタのタイプ SA-PnP...と言っても組み付けたのはだいぶ前だけど...。ストリート用としての評判ももっぱら高いアラゴスタではあるんだけど、僕には初めてのメーカーだ。ポルシェをやっていた頃に、クァンタムにするか、アラゴスタにするかを悩んだことがあるが、そのときは色々な縁もあって前者を選択し、その後、かなり深い付き合いをさせてもらった。
そんなアラゴスタ・ヴァージンの現時点での所感を言えば、結局のところ、前回、僕が気に入って使用していたBLITZのZZ-R Spec-Cのコストパフォーマンスの高さを痛感するようなもの...である。

軽く比較してみると、
まず、プライスは2.5倍。僕はネットから最も安いところをさがして買うワケなんだけど、BLITZのZZ-R Spec-Cは別タンク式であるにも関わらず16万ちょっと出せば手に入るが、対してアラゴスタ タイプ SA-PnPは40万を切るところはない。それが商品である以上はプライスが最も物を言う。この点は圧倒的だ。
BLITZ ZZ-R Spec-Cはその名前が示す通りサーキットでの使用を前提としているので、サーキットに持ち込んだ際に、このクソ重いクルマでありながらもバネレートが足りない、減衰が足りないと思ったことがない。最大値まで上げるとリジットみたいになるほどだ。なにせフロントは22kg。それにも関わらず、ストリートでも....まぁ、それなりに走れる。確かに戦車のごとくゴトゴトするが、22kg入れればどんなキットだってまずそうなるので、この点は多少目をつぶり...秀逸なのはバネの収まりの良さと一次入力のマイルドさ。別タンク式ならではのなんとも言えない余裕感。それが16万で手に入るという奇跡のキットだ。
対してアラゴスタは、良くも悪くもプライスなりだ。さすがに乗り味に高級感はある。実に良く作られている。しかもPnPはダンプトロニックにも対応していて、
今の僕にはかけがえのない代物ではある。しかし、アッパーマウントにピロを避け固定式の強化ラバーを選択しバネレートは標準の16kg-10kgであるにも関わらず、ゴツゴツ感はアリアリ。一次入力は流石に高級シェルケースなだけにうまく消化されているものの、「もっとなんとかできないの?」ってのは否めない。22kgを履いてた人間であれば、それでも「乗り心地快適ッー!」とはなるが、純正の足回りからこのキットを入れた場合、「え?」ってなるかも知れない。
この価格とあらば、もう少しダンパーが優雅に動いてくれてもいいのではなかろうか。細かく追従し過ぎている感じで、サーキットを捨てきらず、ストリートも捨てきらず、どっちつかずのダンパー屋だなって感じだ。
BLITZのZZ-R Spec-Cを知った後となると2.5倍のプライスはとてもではないが合理性があるとは思えなくなる。じゃあ、「戻すか?」と問われれば、「いえ、こっちのままで。」とアラゴスタを選ぶが、それは最近の僕は22kgも要らないから。乗り心地も重視するし、室内からカチャカチャと減衰をイジれる便利さにあやかりたいし...でも理由はそれだけ。ハイパコに近づいたという触れ込みのラーナスプリングは確かに悪くはない。BLITZのレトロな設計のバネに比べれば間違いなく良いが、大騒ぎするほどではないしやっぱりハイパコとは違う。ダンパーの動きも上質だが、別タンク式と比べるとやっぱり容量の違いを感じ、これはむしろBLITZのほうがいいのではないかとさえ思う。
人に「足は何入れてんの?」って聞かれて、「BLITZ。」って答えると、たいていは「えーっ!」ってなるワケだけど、乗らせてみると皆驚いていた。今は「アラゴスタ。」って答えて、乗らせてみると、「やっぱりいいねー。」って言われるが、「ホントかよ...」って。価格は2.5倍だぞ。買い物上手とは言えない。

総じて。
僕の好みから言えば、クァンタムかオーリンズのほうがマッチする。しかしながらダンプトロニックに対応しているのはアラゴスタだけだ。(他にもあるらしいがショップブランド品はショップオーナーのセットの主張が強すぎて僕には合わない。)これを考慮するとアラゴスタのPnPは間違いなく秀逸なプロダクツだ。室内から減衰を変更できる便利さというのは、改めて...チョー便利だ。5年以上ぶりの回帰だからね。
最近の僕のような乗り方をするなら、アラゴスタは悪くない選択肢だと思う。アラゴスタのダンプトロニックは、純正と同じようにコンフォート、普通、ハードの3モードがあるワケだけど、切り替えてみても実はそんなに変わらない。純正ほど大胆には変化しない。最初、どっか組み付けミスったかと思ったほどだ。しかしながら、自分の感度をちゃんと上げればその変化は顕著であり、少し乗りなれてくるともっと明確な違いを感じれるようになる。純正ほどの変化の演出がされていない、そんな感じだ。

サーキットにもよく出向くということなら、断然、BLITZのZZ-R Spec-Cをオススメする。加えて言えば、BLITZのZZ-R Spec-Cを買ってBLITZに減衰変更(下げる)をしてもらって、SWIFTの18kgあたりを組み合わせると、対応ステージの広いめちゃくちゃコストパフォーマンスの高い足になるんではないだろうか。
Posted at 2019/05/19 07:35:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | GT-R | クルマ

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