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2020年11月15日 イイね!

R35: サイバーナビ 更迭

R35: サイバーナビ 更迭あらゆるもののデジタル化が進み始めて数十年が経ち未だ加速し続け、むしろ今からが本格的な移行時代を迎えているワケだけど、現時点においてもそれによって既に僕らが得た恩恵は極めて大きい。人類史上最大の革新だったのではないだろうか。デジタル化によって得た最大の恩恵要素は"クオリティ"だと僕は言い続けている。ビジネス、生活、コミュニケーション...あらゆる出来事のクオリティを何十歩も一気に跳ね上げてしまった。生産効率も、生活効率も過去1,000年かかった進化と同等のことをここ数十年でやってしまったのではないだろうか。そんな風にさえ思う。
それでも今となっては習慣化され気付きにくくなってしまったけど、失ったものもいくつかある。そのひとつはリアルタイム性だ。だいたい一般の人間の感覚は50mm~100mm秒...つまり、0.05秒~0.1秒の遅延に無意識下においても違和感を感じることが充分にできる。例えば、テレビ。昔は普通にザッピングできた。チャネルをガチャガチャ変えて何か面白いものやってないかなぁと。今じゃ遅すぎて無理。番組表を見たほうが早い。
デジタル化によってソフトウェアの介入量が多くなりラグが生まれる。これは現時点ではコストと消費電力の問題がありどうしてもここにコンピューター資源が足りず解決は無理だといえる。しかしながら、そんなデメリットさえかき消してしまうほどのメリットがデジタル化であり、僕らはそんな(多分、過渡期な)世界に生きていたりする。

そんな中においても絶対的にリアルタイム性が要求されるものがあり、その代表格は自動車だ。理由の解説は必要がないと思う。僕は数年前にスマートミラーに交換したが、このスマートミラーに必要なリアルタイム性...つまり、写っている映像と実際の差異時間は200mm(0.2秒)以内と運輸局だったけかな、定義されている。以前これを組み付ける際に興味がわき調べたことがある。ミラーで200mm。例えばブレーキのバイワイヤーシステムであればいくつに規定されているのだろうか。自動車におけるデジタル化はフェイルセーフな要素も含めて開発は過酷な世界だ。

前置きがとても長くなってしまったのだが、このブログの論点は僕の器が知れるほど実はとても小さな話である。

僕が使っているカロッツェリア AVIC-CL900は、ラグがあることが習慣化されて当たり前になってしまっている僕ら現代人が使うモノだとしても、それでも自動車に搭載されるデバイスとしてあまりにも愚作である...という話だ。(愚作...と書くとCL900を愛用している方々に失礼になってしまうが、あくまで僕の視点で良いものはイイ、悪いものはワルイと致したいゆえ、どうかご容赦のほどお願い致します。)

ということでいい加減に見限って買い替えた。

「二度とカロッツェリアを買わない!」..と心に決め、「やっぱり操作が激速なKENWOODだ!」って勇んでいたわけだが、よくよく調べてみるとKENWOODは8インチに全く力を入れていない。付き合い程度でラインナップしているだけで僕が常用するピンチ操作すらできない始末...困った...。
最近トレンドになりつつあるフローティングモニターはちょっと抵抗があるし、飛び出し量が意外に大きい分、おそらく、僕のGT-Rの場合はウィンカー操作時に手があたる。それにあまりカッコイイと思えない。オートバックスを独りウロウロしながら途方に暮れかかっていたところ、サイバーナビの現行機だと勘違いして触ってみたナビ...実は楽ナビだったんだけど、この操作感がすこぶる良くKENWOODに引けを取らない。フリック / ピンチも可能でレスポンスも問題ない。おぉぉぉっ、カロッツェリア、やっとまともになったか、と改めてサイバーナビの現行機を触ってみると...僕のと変わらない。酷い。楽ナビはサイバーナビの廉価版ではないのか?ブランド逆転させたのか?...と、価格を見るも楽ナビはやっぱり半値だ。なんだこれ?...意味が解らん。解像度も同一、僕が求める範囲の拡張性も同一。コンテンツの再生能力も同一。サイバーナビは操作性を犠牲にしていったい何を目指しているのだろうか。自動車に搭載するデバイスだぞ...。

そしてしかも!極めて嬉しいことにCL900とRL910は外径が全くの同寸法。コレが最高。僕のGT-Rはナビのマウントフレームや化粧パネルを自作しているので、これがそのまま使えるのだ。手直しを想定していた僕としてはこの要素は大きい。そしてそして、電源も含め全てのケーブル類もそのままでユニットだけポン付け交換が可能だ。もはや悩む必要なし!

ということでGT-Rの新型ナビ、AVIC-RL910。交換自体は小一時間程度で極めて簡単に終わり、ことのついでにHDMIとUSBの接続用端子を純正っぽくセンターコンソールから取れるようにしてみた。むしろ、こっちの加工のほうがそれなりの時間かかったんだけどね。



なにゆえHDMIに拘っているのかというと、渋滞時にAmazon Primeビデオを観たいから。ただただそのためだけにXperia Z5 Premiumの中古品もGEOで買ってきた。あまり知られていない(...そうでもないのかな)が、今時分、スマホからワイヤードで映像転送する場合、過去の産物となったMHL以外基本的には方法はない。"基本的には"と付けた理由を少し解説すると、最近のスマホの標準となったType-Cであるが、このポートからのHDMI出力を期待するには、オルタネートモードというものを搭載しているスマホを使用するしかない。GalaxyやXperiaなどの最新ハイエンドがそれだが、10万円を超えるので「渋滞時にビデオを観たいから」ってノリではコストパフォーマンスが悪過ぎる。僕はiPhoneのユーザーでつねに最新ハイエンドを使用しているが、iPhoneからのHDMI出力ではコンテンツがかなり制限されてしまい事実上使えたものではない。Amazonなんて全然無理だ。一方で、miracastなどでワイヤレスという手も関心深いが、デジタルデバイスにとっては劣悪環境ともいえる車内、しかもこのクルマはペラシャフトが2本あり回転体が半端ではなく、送受信を安定させるにはかなり苦労を強いられると思って、少なくとも今は視野に入れていない。Bluetoothでさえ安定して使えるようになったのはここ4,5年だ。
なんにせよ、僕の望みは渋滞時にダウンロードしておいたAmazon Primeビデオを快適に観たいだけだ。それ以上ではないので現時点での最適解は旧型スマホでコンテンツロックされないHDMIワイヤード出力、という結論だ。

乗り回して使ってみた感じ、楽ナビ RL910は実に秀逸だ。気に入った。とにかく操作レスポンスにストレスがないってのは車内システムにおいてはやっぱり最低限だと改めて認識した。

ちなみに、RL910はマイナーチェンジを迎え生産中止らしく僕は数少ない在庫品を入手した。今月末にはRL911という全く同じハードウェアセットのものが出るそうだが、思いたったら待つことができない僕はきっとこうやって地味に損をしている...
Posted at 2020/11/15 09:42:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | GT-R | クルマ
2020年11月09日 イイね!

Have lunch to RUN: 伊豆スカイライン と 獲れたて金目鯛

Have lunch to RUN: 伊豆スカイライン と 獲れたて金目鯛この時期に伊豆を走るのなら、天気のいい日であってもだいたい9:00~9:30までに熱海を抜けれるスケジュールを組めば、道中、渋滞にハマることはまずない。もう少し待てば紅葉が全開になるのでこの時期は空いていて極めて快適に走れるのだ。澄んだ空気を大人げもなく排気音で切り裂きながら、そこそこの紅葉だって楽しめる。箱根新道の料金所付近は何故かは解らないけど伊豆のどこよりも早く紅葉するので、今、11月の初頭だが結構赤かった。

熱海ビーチラインを降りたのが9:30。そのままR135をひたすら南下。宇佐美の峠道のセブンイレブンが復活していた。潰れたのではなくリニューアルだったようでこれは朗報だ。帰り道の大渋滞に巻き込まれた場合、トイレに行けるところがここしかなかった。

伊東を抜けて城ケ崎に向かう。ほとんどノンストップで走れていて流れている曲を変える暇すらないが、3速固定で5ZIGEN + Apexiがなんとも気持ちのいい音を出してくれるのでとりあえず音楽は後回しでいい。EVがもてはやされ僕もアリアの予約開始を待っているこの時代、あと10年もしたら、こんな世界もなくなっちゃうのかも知れない。車検のたんびに5ZIGENのフロントパイプを一旦純正に戻していて、いい加減面倒臭いからスポーツキャタに変えようかと思っているが、5千回転を超えると甲高くなっていくこの音を気に入っていてなかなか手放せない。どうしようかな。

10:30。城ケ崎入り口で左折し海岸方面へ向かうと、「ぼら納屋」がある。段差を全く気にしなくていい巨大な駐車場を持つのこの海鮮料理の老舗は、昨年の台風の影響をまともに受け、屋根やらなんやらが吹き飛び一時期営業ができなくなったが、やっと復活してくれた。僕は年に一回か二回はここを訪れて金目鯛の刺身と伊勢海老の味噌汁、それとサザエを食べる。当家の奥様に言わせると金目鯛の煮付けのほうが旨いというが、僕は骨がある焼き魚が苦手で「金目鯛のづけ丼」の一択である。



11:00からオープンなのでそれまではぼら納屋の駐車場の奥からピクニカルなコースがあるのでをそこを通って城ケ崎のつり橋に散策に向かう。わずか1.5kmの小道だが、アップダウンの連続で在宅勤務で鈍っているカラダには往復するとそれなりに刺さるが、ところどころで観せてくれる岩と海の景色がなかなかだ。

「ぼら納屋」に戻り、迷うことなく、金目鯛のづけ丼と伊勢海老の味噌汁、それとサザエを食べ、出たのが13:00ちょっと前。

R135を少しだけ北上し伊豆グランパル公園のところで左折してR111を走って天城高原ICから伊豆スカイラインに入る。R111は大室山が見えたりそこそこ道も広く整備されていてなかなか気持ちのいい道路である。

13:00を過ぎたあたりの伊豆スカイラインの上りはガラガラで快適だが、登坂車線がない一車線道路なので先行車に蓋をされるとウキウキが一気にスポイルされてしまう。なかなか抜くポイントが少ないしね。
そんなときにこそ!伊豆スカイラインのこの景色だ。紅葉はまだ見頃とはとても言えないがそれでも赤かったり黄色かったりを見つけて走れば存分に快適なドライブが楽しめる。



伊豆スカイラインは見晴らしのいい多くの駐車場を備えているが、亀石峠に近づくと富士山が見える駐車場が現れだす。僕のオススメは巣雲山と西丹那。特にこの時期の富士山は「あぁぁ、雪が乗った~。」なんてのを改めて認識するので見ごたえがあったりする。たかが山なんだけど山脈の中にあるワケではないので孤高感が半端じゃないんだよね。



伊豆スカイライン。熱海峠ICからR1に入りこの道は終了するんだけど端から端まで走っても一時間くらい。週末に気軽にこれるレベルでは芦ノ湖スカイラインと並ぶ極上の道だ。僕の定番は、目的地を伊豆高原あたりのどこかに設定して、行きは海岸沿いを走り、帰りはこの道を帰路として組み入れる。渋滞に巻き込まれない参考時間は前述通りだ。

暇で死にそうなときにでも、ぜひお試し頂ければ。

紹介した店の詳細な場所など情報はこちらから。
https://minkara.carview.co.jp/userid/261822/spot/769203/
Posted at 2020/11/09 17:58:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | GT-R | クルマ
2020年11月05日 イイね!

Have lunch to RUN: R135 と 極上の炙り鮪

Have lunch to RUN: R135 と 極上の炙り鮪クルマに乗る理由をつくるためだけに、特に食に拘りもないのに僕は良さそうなランチを探していたりする。旨い物を食べるためにドライブするわけではなく、ドライブをするために旨い物を食べるのだ。だから夕飯ではなくランチになる。僕も歳を取りいつの間にやら夜目が効かないし暗くなれば景色も楽しめない。それに、酒も飲まずに夕飯を食いたくないしね。

で、今回向かったのは、伊豆高原にある「本家鮪屋」。

小田厚から真鶴ブルーラインに入り、そのまま熱海ビーチラインを抜けてR135を南下する。ここらへんはずっと左手に海が見えていてこの海がめちゃくちゃ青くて気持ちがいい。熱海ビーチラインが昨台風の修繕費補填で通行料を1.5倍にし超高額な道路になりいささか納得がいかないが、この道とこの景色のためには致し方ない...かなぁ...でも470円はやっぱり高いと思う。

R135は伊東を超えると少し内陸に入るので伊豆高原までは左手から海が消えてしまうが、綺麗な道が続くので充分に気持ちがいい。多少混むときがあるけどね。
城ケ崎海岸を超えて伊豆高原駅の手前で左折する。そこからは道幅は充分であるものの急激な下り道が100m程あり、超下り→踊り場→超下り→踊り場の連続で店の専用駐車場もそれなりの段差があるのでシャコ短車両は相応の覚悟が必要。全く無理ってワケではないが道は広いので慎重にタックを切っていけば大丈夫だと思うが苦労はすると思う。ちなみに僕はこの日はGT-RではなくC-HR。



店の構えは老舗感満載な感じ。
で、この店の名物である炙り鮪はもちろん旨かった。まぁ、天気の良い日に伊豆高原を気持ちよく走った後に普通お目にかかれない分厚い鮪を食えば、どんなモノでも多分旨いが、それを差し引いても、たぶん旨い。どんな旨さかなんて、そんな表現知らないしそもそもする気もないが「行って損は絶対にない。」そんな感じの店である。

『特選とろ炙り三昧丼定食』というものを頼んだが、サイドメニュー的に追加した焼き鳥にしか見えない炙り鮪の串焼きが炙り鮪かぶりなんだけど、これ最高。



...どうでもいいが、これ食うにはビールが飲みたい。

紹介した店の詳細な場所など情報はこちらから。
https://minkara.carview.co.jp/userid/261822/spot/829919/
Posted at 2020/11/05 18:56:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | C-HR | クルマ
2020年11月03日 イイね!

R35: 後付けカロッツェリアのステアリングリモコン対応

R35: 後付けカロッツェリアのステアリングリモコン対応以前に整備手帳などで紹介させてもらったが、僕のGT-Rにはカロッツェリアの8インチナビがインストールされている。組付けた当時は純正ステアリングを使用しておらず、ステアリングスイッチでナビを操作!...なんてのはおくびにも考えてもいなかったんだけど、今はジャステックデザインにオーダーして作ってもらった純正改のステアリング(https://minkara.carview.co.jp/userid/261822/car/314157/10178747/parts.aspx)なためスイッチ類を活かしたくなってきた。せめて音量操作だけでもできればぐっど便利になるはずだ。

...ってことで、ディーラーからもらったナビとオーディオ周りのコネクター表をチェックしてみると、あった、あった。M80コネクター。

『ステアリングスイッチ信号 A』と『ステアリングスイッチ信号 B』それと、『ステアリングスイッチ信号アース』

多分、イケるだろう。適当なカロッツェリア用のステアリングリモコン変換コードを購入して組み付けを始めた。(ステアリングリモコン変換コード: ENDY EJC-0001)

まず肝心のM80コネクターだが、純正ナビユニット(DVDの挿入口とかがある一番下のユニット。一番上のはただのモニター。)の真後ろにある。カロッツェリアを組んだ際に純正コネクターに割り込ませる形でACCやらイルミ、スピーカー系などを取り出す際に使用したコネクターだ。(電源取出しコネクター: ENDY 日産車用 20ピン EPP-024N)
幸いにも僕のGT-Rの場合、それによって延長されているので左インストルメントパネルを外すだけでM80にアクセスできた。コネクター表の通りに信号Aと信号Bを取り出し、ステアリングリモコン変換コードに繋ぐ。アースは適当なところにグランドすればいい。

今度は、ステアリングリモコン変換コードのピンジャックをカロッツェリアの背面に刺すために、純正モニターを外す。純正モニターを外すとカロッツェリアの背面には狭いけど何とか手が回せるので背面図を見ながら手探りで刺す。で、純正モニターを戻す。最初はこの程度の作業でも大掛かりな状態だったが、今は手順もこなれてしまっているのでマスキング作業も入れて1時間かからない簡単な作業だ。

GT-Rのインパネ周り作業での重要なポイントは特に防振処理を丁寧に行うことだと僕は思っている。このクルマは異常なほど微振動している。特にフロアトンネルからインパネにかけては本当に神経質に処理する必要があって最初の頃はイジるたんびにビビリ音に悩まされた。開発者もこのクルマの音を減らすのに相当の苦労をしたハズだ。至る所でそれがクッキリと伺える。今、初期型のモデルとか純正でそのまま乗っていたとしても結構ビビリ音とかうるさいんじゃないかな。純正で施されている処理はそんなに長く持つものではない。ある一定量の知識さえあれば誰でもこのクルマのインパネ周りをガチャガチャとイジれるワケだが、純正レベルの静粛性を保ちながらやっていくのはそれなりの経験則が必要で...僕も12年乗っていて流石にこれについてはベテランになった...ような気がする...
このクルマならではの作業手順と注意事項を全てノートに記してあるのでここらへんはそのうち整備手帳で紹介してみよう。

...話を戻そう。
ステアリングリモコンの機能を動作させるための設定をナビで行うと完成だ。最近のナビは"学習"という選択ができて、ステアリング側のスイッチを2秒押し、何に割り当てるかを選べる。素晴らしい。GT-Rの全てのスイッチを割り当てられそうだが、たぶん、使わないと思うので、ソースの切替と音量、曲送り/戻しを設定し終了~。テストがてらに乗り回してみたけど、やっぱりステアリングスイッチで便利だぁぁぁ。
Posted at 2020/11/03 09:34:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | GT-R | クルマ
2020年11月02日 イイね!

R35: 絶景との等価交換

R35: 絶景との等価交換この時期の朝5:30は真っ暗だ。できたばかりのスマートICから圏央厚木PAに入りそこで友人と合流し北上する。天気予報は晴れると言っているが暗くてよく解らない。どんよりとしていて微妙な感じだ。7時を過ぎると激混みする八王子ICもこの時間ならさすがに空いていて圏央道から中央道に抜けひたすら下る。今年の夏に行ききれなかったビーナスラインの終着点 美ヶ原に行くためだ。

ナビ曰く片道230km。僕にとってはロングドライブである。見頃ではないもののそれなりの紅葉の季節だし、GoTo〇〇がらみで混んだりするのかなって思ってたが杞憂のようだ。適当なSC(覆面を怖がらずに気持ちよく飛ばしてくれる先導車)を見つけながら後ろにつき、いいペースで進んでいける。GT-Rは顔が怖いのでSCと良好な関係を少しでも長く継続するには充分な車間距離が必要だ。車間が詰まるとすぐに譲られてしまう。ちなみに僕のオススメのSCは商用バン。たいていはその道のその時間を走り込んでいるのでお巡りさんに詳しく、そしてREV打っているとしか思えないほどやたらと踏む。以前のサーキット仕様では危なくてとてもついていけないくらいだ。

小仏トンネルをくぐると、いつにも増してガスってて晴れ間は全く見えなかったが、双葉SAあたりで気付くと空が青くなっていた。予報通りいい天気になりそうだ。ビーナスラインはその景色の雄大さゆえ、晴れていなければ価値がめちゃくちゃ低いのである。

小淵沢ICを超えると眼前にギガイアスのような山並みが見えてくる。八ヶ岳だ。ここらかは山がリアルで、何というか...実にダイナミックな感じだ。箱根の景色とはひらけたスケールが違うんだよね。八ヶ岳PAで天ぷらうどんを食べたあと諏訪湖を抜けてすぐの岡谷ICで中央道を降りる。ここからは下道。R142を北上していくとビーナスラインのちょうど真ん中あたりに出る。右折すると前回出向いた霧ケ峰のほうに行ける。今回は左折して美ヶ原に向かったワケだがこれが誤算だった。

道が酷い...R142との交差点から美ヶ原まで伊豆スカイラインクラスの良質な道はほとんどない。狭いし割れてるし、とにかくガタガタ。途中、交互通行の狭い100m程度のトンネルがあったんだけど、そこは極め付きで30km程度で走行しないと腹を打ちそうな正に悪路。箱根や伊豆がいかに整備された観光地であるかを知る絶好の機会を得ながら僕はそれでもここまできたわけだし...とクルマを前に進めた。

妙にガスってて視界も悪く路面状況に細心の注意を払いながら走り続け、気付くと標高1,500mと掲示された看板が現れた。ガスっていうか、雲だ...雲の中を走っている。どうりで見晴らしも何もあったものではない。朝8時を回ったばかりだからか一通なのかと思うほど対向車が全くなく、後続車も友人だけだ。ところどころセンターラインもないような狭い道だからそれがせめてもの幸いだ。

そんな折、突然のように陽が差し込んできた。どうやら雲を抜けたようだ。標高は1,700m。確かに眼下に雲が見える。路面も少しだけマシになった。ここからは物凄い登りだ。耳がますますおかしくなる。あくびをしても切りがない。そこから10分ほどだろうか...20分かな...あんま覚えてないけど、一気に2,000mまで登りきり、目的地である美ヶ原美術館のむやみやたらと巨大な敷地に着いた。右手に放牧された牛がいて高原に来た感がリアルだ。大パノラマに面する駐車場にクルマを停めると、その雄大さに思わず息を飲んだ。



「途中で踵を返さなくてよかった。」

圧倒的だ! 箱根じゃこの景色は無理。スケールが2ランク違う。下に雲が漂っていてあと4,5時間すると綺麗に消えるんだろうな。

のんびり景色を楽しみたかったんだけど、めちゃくちゃ寒い。念のため真冬のコートを持ってきたがそれでも話にならない。その下はただの長袖シャツ一枚だ。風で耳も千切れそう。10月の中旬過ぎなのにこの寒さ。朝9時前の標高2,000mを舐めちゃいけない。Yahoo!現在地天気予報は気温0度だと言ってる。手がかじかんでて写真を撮るのもかなりキツい。なんとか納得のいく数枚をカメラに収めて緊急避難的に美術館の中に逃げ込んだ。もちろん美術に興味があるわけなく、お土産屋で30分ほど時間を潰した後、美ヶ原をあとにした。



調べると日本アルプスというのは、
・北アルプス:富山・岐阜・長野・新潟の4県にまたがる山脈
・中央アルプス:長野に存在する山脈
・南アルプス:長野・山梨・静岡の3県にまたがる山脈
で構成される総称らしい。ここは中央アルプスにあたるのかな。いずれにしろ景色には惚れるがシャコタンGT-Rでくるところではないことが解った。

次は絶対に別のクルマで...夏に...

Posted at 2020/11/02 17:56:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | GT-R | クルマ

プロフィール

「R35: 給油中に勝手に止まってしまう問題の解決 http://cvw.jp/b/261822/47737484/
何シテル?   05/23 10:42
神奈川県の懲りないクルマ馬鹿です。
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