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どうやらこのクルマの持病のようなんだが、主に写真の位置にひび割れが出るようだ。酷くなってくるとここ以外にも同様の現象が出現したり、加水分解でベタベタになる...なども聞く話だ。
僕のクルマは07年モデルなので早くも15年が経過しているが、室内保管のためか写真の症状(赤矢印位置から白矢印位置に渡って亀裂が入っている)のみに留まっている。ひび割れが酷くなってきたらダッシュボードを取り外してアルカンターラを貼ろうなんて思っていたんだけど、この状態から一向に変化しない。最初に気付いてから数年経つんだけどね。流石にたったこれだけの補修のためにダッシュボードを外す労力を費やすのはパフォーマンスが悪く、一旦補修することにした。

ちょうど家の近所に専門業者があったので聞いてみると、25,000円でやるとのことでお願いしてみた。出張作業が前提になっていてわざわざクルマを持っていく必要もなく、だいたい3時間程度の作業で完了するこのリペア業は、ある確立された技術をフランチャイズで展開しているようで耐久面でのデータなどもしっかりしている。



出来栄えは写真の通り申し分なく、いつかはダッシュボードが巷で噂される通り加水分解したり、他の部位までひび割れが起きてきたりするわけだから、その際はアルカンターラを貼ると決めているので、この状態で当面もってくれれば御の字である。

それにしてもこのクルマのダッシュボードに関する耐久品質にはいささか疑問がある。今どき10年程度でひび割れや加水分解が確実に発生してしまうというのは如何なものなのだろうか。マーチだってそんな風にならないぞ。ちょっと調べてみると、ダッシュボードの品番は改定されているので何らかのアップデートがあったものと考えられるがその評価情報は見当たらなかった。それと、my17以降のダッシュボードが驚愕の価格になっている。70万円以上するらしい。僕のがだいたい15万円ほどなので5倍？...いったい何があったのだろうか。

今度はドアの取っ手周辺にもフォージドカーボンの水圧転写を施してみた。転写作業自体はだいぶ慣れてきたのでお手の物ではあったのだが、この取っ手周辺の分解、組み付けは結構難しく予想以上に時間が取られた。革張りにしているため厚みが出ている影響はあるかも知れないが、傷をつけないように組み付けるのは結構大変で整備性が良いとは思えない箇所だ。量産性に疑問が残る。





とはいえ、ドア内張りの雰囲気は俄然良くなった。
さて、次は...