いろいろ調べ物をしながら書いていたら、遅くなってしまいました。
BMW X1の洗車が終わったのが9時半過ぎ。
放し飼いの醍醐味(?)、試乗に行こうと思いましたが、微妙に時間が早いです。
そこで、みん友さんが以前話題にしていた「ガチで出る」というコンビニを経由して、時間調整。
ペットボトルドリンク1本だけ売り上げに協力して、10時20分くらいに着いたのが…
はい、フィアット屋さんです。
先日、
ジープレネゲードの試乗に行き、非常に気に入ったので、その記憶が確かなうちに、兄弟車のフィアット500Xに乗っておこうというわけです。
レネゲードはFFの6DCTでしたが、行く前に問い合わせたところ500XもFFの6DCTに乗れるということで、非常に好都合。

展示車は、ブリティッシュグリーンのPop Star(FFの下位グレード)。
緑色を実際に見ることができて良かったです。

事前の想像では、やや暗めの緑を想像していたのですが、思ったよりもしっかりとした緑色で、いい色だと思いました。
以前書いたように、L250系ミラのブリティッシュグリーンとよく似ていました。
思た通りドンピシャです。

内装は、レネゲードの方がポップです。
グレードによる違いもあるようなのですが、この展示車はシックというか、イタリアンの洗練は感じますが、ジープのようなポップな感じはしません。

内装のパネルがボディ同色なのはオシャレですね。
この色だとあまり目立たないですが、白系だとインパネの中央がメーターのすぐ下も含めて白くなるので、結構目立ちます。
実際に乗ったのはこれ。
これも展示車と同じく、2駆の下位グレードです。
白ではなく、グレージュという象牙色のようなカラーです。
営業さんが、『レネゲードと全く同じなので、デザインで迷われるお客様は多いです』と言っていました。
まだ出たばかりのクルマですが、既に販売の現場ではそういうことが起こっているのですね。
ボディサイズは当然違うモノの、エンジンスペックやギア比のカタログデータは全く同じ。
カタログには記載がないですが、ステアリングのギア比も同じだと思います。
カタログ上の車両重量は、試乗したグレード同士の比較でレネゲードのほうが20kg重いです。
試乗コースは違いますが、先週のレネゲードを思い出しつつ、踏み込んでみたり、シフトダウンしてエンブレを効かせてみたりしました。
やっぱり、エンジンはいい音に感じるように“作られている”と感じました。
室内へのエンジン音の入り込みは、500Xの方が大きい(逆にいうとレネゲードの方が遮音性が高い)ようです。
シートはいい勝負。
というか、ほぼ同じ。
シフトショックの感じは、全く同じ。
ところが…
乗ってみると、よく似てはいるんですが…
実は、
正直な感想として「全く同じじゃん!」とは“思わなかった”んです。
結論を先に言ってしまうと、500Xよりレネゲードの方が好ましい。
ほとんど実用上の差は無いはずなのに、重いはずのレネゲードの方が軽快に感じたんです。
他のみん友さんも話題にしてたブレーキフィールも、似てはいるのですが、なんだかレネゲードの方がコントロールしやすいような気がしました。
外観デザインの好き嫌いとか、室内の造形とか、そういうことで違いを感じたんじゃないような気がして、つまり乗り味が違うような気がして、モヤモヤしながら試乗が終わった、というのが正直なところです。
ところが…
帰宅して、このブログを書くために諸元を確認したら、エンジン性能もギア比も全く同じなのに、同じじゃないことがあったんです。
それは、タイヤサイズ。
試乗したレネゲードは 215/65R16
試乗した500Xは 215/55R17
外径はレネゲード:686mm、500X:668mm
実はこの差、インチアップしたら車検に通らない程の差です。
率にして、約2.7%の違い。
実はタイヤサイズの差をファイナルギア比と考えると、500Xの方がよりローギアードということになって加速の俊敏さで優るはずなのに、レネゲードの方を好ましく感じたのはなぜか?
もう、これは、あくまで主観と推測でしかないんですけど、
65偏平、16インチの
レネゲードの方が500Xと比べて“バネ下が軽い”んじゃないかな?と。
バネ下重量の低減が、車両全体で何kgの低減に匹敵するかというのは定説がありません。
今、軽く調べてみたら低減効果は4倍から15倍と説によって幅が広すぎますが、仮に最大値の15倍を採用すると、タイヤとホイールで(控えめに見て)1本あたり1kg軽いとして、計4kgの差、それが15倍になると60kgの低減効果、なのかもしれません。
そこまでの差を認めなくても、レネゲードの方が少しでもバネ下が軽いことには間違いないでしょう。
すると、何倍の効果というよりも、もっと根源的な差が出てくる可能性があります。
ある自動車サイトからの引用ですが、
バネ下重量が軽くなると、ハンドリングが軽くなるとか制動力が向上するなどのメリットが挙げられています。
別に、60kg相当の低減効果が無くても、こうしたメリットでレネゲードの方が好ましく感じた可能性も有ります。
ブレーキのコントロールのしやすさに差を感じたのも、説明がつくかもしれません。
なお…
基本的に私の主観です
書いたことにデータ的な裏付けはありません
もし、誰もがこれだけの差を感じたとしても、
実際にオーナーになって2時間も運転したらすっかり現状に慣れて、もう一方の他車の挙動を思い出すことすらできなくなる程度の違いだと思います。
ちなみに、2駆の上位グレード同士だと重量差が50kgに広がります。(レネゲードが重い)
ところがタイヤサイズが、
レネゲード 215/60R17
500X 225/45R18
と500Xの方がキチ○イみたいにタイヤサイズを上げてくるので、
上位グレード同士でも、これまた
“レネゲードの方が重いのに乗り味は好ましい”ということになりそうな予感がします。
繰り返しますが、あくまで主観ですよ~。(笑)
でもね。
私自身の先入観としては
『同じクルマなら、ジープブランドよりフィアットブランドの方が好ましく感じるだろう』
と思っていたんです。
でも、その先入観は完全に裏切られ、意外な結論になりました。
これまた、以前のブログタイトル
『乗ってみないと分からない は真実だと思う 』
という話になってしまいましたね(笑)
見え見えですが、その3に続く
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イタリア車 | 日記
Posted at
2016/01/31 20:10:23