やんぢのブログ一覧

「逆輸入モデル」トヨタ・アベンシスが小改良でよりスタイリッシュに

欧州Dセグメントに投入されているトヨタ・アベンシスは、全長4820×全幅1810×全高1500mmというボディサイズのステーションワゴンで、エンジンは2.0Lの直列4気筒DOHCを搭載し、プレミアムガソリンを指定するモデル。

お膝元である欧州を中心に、約60の国と地域で販売しているグローバルモデルで、イギリスにあるバーナストン工場で生産され、日本には逆輸入されています。

広い荷室スペースはもちろん、欧州の道で鍛え上げられた走りとスタイリングが魅力。いまやトヨタも含めて日本メーカーのミドルサイズのステーションワゴンは貴重な存在ですから、逆輸入車とはいえ貴重な存在といえそう。

今回の一部改良は、2グレードあるうちエントリー仕様の「Xi」に切削加工が施された16インチアルミホイールを標準装備するという小規模なものですが、足元から質感の向上が図られています。

価格は「Xi」が一部改良前の274万3200円から274万9091円と若干値上げし、上位機種の「Li」は298万3745円と据え置かれています。




この話を取り上げたのは、
『ホイールの設定を変えただけで、小改良ってニュースになるの？』
と思ったからなんですが…

トヨタの公式サイトにも５月１８日付けで『TOYOTA、アベンシスを一部改良』というリリースが出ていますので、やっぱり一部改良≒マイチェンということのようです。

私が≒を使ってマイチェンと言った意味ですが、
マイナーチェンジと一部改良という用語は厳密には違う意味ですが、後日その車種の変遷をたどる時には、去年のマイチェンがあった『２０１５年１０月～モデル』と『２０１６年５月～モデル』は別のものとして扱われると言う意味です。

ただしトヨタ公式サイトの「納期目途のご案内」というコンテンツには、アベンシスは
『平成28年8月以降の工場出荷の予定』
と紹介されています。
なので、２０１６年５月～と呼ぶべきモデルが世の中に存在していないという不思議な現象が起こっているわけです（笑）

また、一部改良したからと言って、試乗車や展示車が新たに登場することは無いでしょう（苦笑）

このホイールが着いたというだけですからね。





で、そんなふうに『別モデル』と捉えられるとですよ…
ほら、ホイールなんかは後からいくらでも変えられるじゃないですか。


私はシトロエンの２０世紀後半の日本仕様に関しては、グレードや年式ごとのホイールデザインもある程度把握しているつもりなんです。
でも、写真だけでグレードを判定する時にはその時代のクルマは時間経過が大きいこともあって、『ホイールが純正状態のままなら』というエクスキューズを付けて判定しなければなりません。


同様に、このアベンシス。
１０年以上経って、アベンシスマニアの人が年代による判定をしようとした時に、「２０１６年５月～モデル」を決定付けるポイントはホイールデザインだけしか無いわけですから、『ホイールを変えていたら判定ポイントが無い』って言うことになるじゃないですか。

でも、トヨタ自身が「一部改良」と発表している以上、「２０１６年５月～モデル」というのは厳然と存在するわけです。


こりゃ、マニア泣かせですよ～（笑）







こんなの、ディーラーオプションの追加レベルで済む話じゃないの？