受動喫煙防止の波紋 小規模飲食店には厳しい条件 「店つぶれる」反対意見相次ぐ
SankeiBiz 12/15(木) 10:10配信
(一部のみ引用)
2020年の東京五輪・パラリンピックを契機に、厚生労働省が進める受動喫煙防止の強化策(たたき台)に、関係団体から反対意見が相次いでいる。
(中略)
厚労省を中心とした「受動喫煙防止対策強化検討チームワーキンググループ」は、強化策について、11月までに関連する業界団体に2度のヒアリングを実施。この中で、全国生活衛生同業組合中央会は「私どもは分煙という形で対策に取り組んできた。今回の対策強化には苦慮している。癒やし、おもてなしを提供している中で全面的禁煙に取り組めるかという不安がある。業種、業態、規模に応じて日本型の対策を考えてほしい」と理解を求めた。
同中央会には、飲食店などで構成する業界団体の全国飲食業生活衛生同業組合連合会(全飲連)など16業種の組合が加盟しており、傘下組合員に多大な影響を及ぼすとみられている。飲食業では、強化策で認めている喫煙室の設置も小規模店には厳しい条件で、喫煙室が設置できなければ店内完全禁煙ということになり、それを要因に廃業に追い込まれる可能性もある。
そして今日はこんなニュースが。
(こちらは全文)
小規模店舗は及び腰「たばこのない五輪」は実現可能? 不可能?
THE PAGE 12/16(金) 8:00配信
東京オリンピックに向けて、厚生労働省が検討している本格的な受動喫煙対策について、反対意見が相次いでいます。特に小規模店舗からは、喫煙室の設置は現実的に難しいという声が上がっているようです。日本では、オリンピックというタイミングを逃してしまうと受動喫煙対策の導入は困難になるとも言われていますが、果たして諸外国と同レベルの対策は実現できるのでしょうか。
.
厚生労働省は東京オリンピックを控え、公共の場所を原則禁煙とした本格的な受動喫煙対策の導入を検討しています。国際オリンピック委員会や世界保健機関は開催国に対して「たばこのない五輪」を求めていますが、同省が8月にまとめた「たばこ白書」では、日本の対策は先進国では最低レベルとなっています。
白書では、公共の場所をすべて禁煙とし、喫煙室の設置についても清掃や管理を担当する労働者の健康問題という観点から、設置を認めるべきではないとかなり踏み込んだ見解を示していました。その後、公表された「たたき台」では、原則禁煙というスタンスは堅持しつつも、一部の施設においては喫煙室の設置を認める内容となっています。官公庁や運動施設などは建物内禁煙とし、医療機関や小中学校などは、より厳しい敷地内禁煙に、一方、サービス業の施設やオフィス、駅、空港などは、建物内禁煙ですが、喫煙室の設置を可としています。
.
国際的に見た場合、これはかなり現実を考慮した内容ですが、自民党の部会では、このたたき台についても反対意見が続出しました。反対派がもっとも懸念しているのは小規模店舗の負担です。小規模店舗の中には経済的に余力がなく、喫煙室の設置が現実的に難しいというところが少なくありません。一方、こうした店舗の中には完全禁煙にしてしまうと客足が減ってしまうところがあり、禁煙にすることもできないというわけです。
日本では受動喫煙について、主に吸う人の権利という観点で議論が行われており、司法の世界でも受動喫煙は「受忍限度」とされてきました。しかし、最近は、喫煙は受動喫煙の形で他人に危険をもたらす行為であるという司法判断が増えてきており、喫煙に対する考え方は大きく変わっています。
また国際的に見ても禁煙は大きな流れであり、これに逆行する判断はあまり好ましいものではありません。原則禁煙という流れを大前提に、どのような妥協点を探れるのか議論を進めていく必要があるでしょう。
とりあえず自分の意見を言うと
原発村で商売してるから
原発が再稼働してくれないと困る
っていうのと同じ。
これはね、「死活問題」だという商売関係者がいるのは分かるけれど、
時代の流れでしょうがない、としか言いようがないかなと。
たとえば、昭和30年代、40年代と比べてどれだけ映画館が減ってると思ってるんですか?
テレビができて、ビデオができて、映像ソフトの時代になって…
そりゃ、映画館にとっては死活問題で、現に廃業した経営者もいたでしょう。
たとえば、シャッター通りと言われる商店街が日本中にどれだけあると思ってるんですか?
スーパーという業態ができた時点で多くの個人商店が淘汰され
大型ショッピングモールの時代になって、とどめを刺された。
そりゃ、死ぬほど悩んだ個人商店主もいたでしょう。
タバコ農家?
転作しましょう!
JTなんか、とっくにタバコ以外の商品をどんどん増やしてますよ。
「俺たちの生活を潰すな」と言っても、今でもちゃんとやってる映画館も個人商店もあるし、
そういう事例に比べたら、飲食店の禁煙ってまだ大義もあるし影響も小さい(喫煙店には行かない客もいるのだから)と思います。
別に国際的に見てとか、そっち方面に行かずとも
現状でもまだまだひどいと思いますよ。
実はウチでは、食べログなんかでお店を探すときには、どんなに評判のいい店でも「喫煙可」の店は外します。
喫煙とも禁煙ともアイコン表示が無い店も行きません。(喫煙で客を逃がすこと知っている店の可能性が高いから)
『分煙』か『禁煙』と明示された店のみです。
以前書いたことがありますが、
飛び込みで入ったお店で案内された席の近くでタバコを吸っている人がいたので
『禁煙席はありませんか?』
と聞いたら、無いと言われたので、
もう水とメニューを持ってきていたのにもかかわらず店を出たことすらあります。
(さすがに、オーダーした後で文句を言って店を出るような鬼畜なことはしませんが)
だって、自分が食事している時に
隣の席でタバコ吸われたら嫌だから。
そう言えば、最近カウンター式のラーメン屋にはとんと行ってないなぁ。
居酒屋ですら、分煙の店がありますから、そこに行きますしね。
>飲食業では、強化策で認めている喫煙室の設置も小規模店には厳しい条件で、喫煙室が設置できなければ店内完全禁煙ということになり、それを要因に廃業に追い込まれる可能性もある。
>一方、こうした店舗の中には完全禁煙にしてしまうと客足が減ってしまうところがあり、禁煙にすることもできないというわけです。
あぁ、そうですか。
でも、喫煙できる店だから逃がしている客もあるわけですよ。
さらいにうと、裁判所までが
>喫煙は受動喫煙の形で他人に危険をもたらす行為であるという司法判断が増えてきており
という流れがある以上、「どちらを選ぶのかは店の自由」とは言ってられないところまで来ていると思います。
『日本型対策』とか、
なに寝言言ってんだ? って感じです。
身近な喫煙者の中に
「余分に税金払ってるのに」
っていう人がいますが
「タバコやめれば、そのお金払わずに済みますよ」
って言ってやります。
自宅で吸うことまで禁止するわけじゃないんですから、人権問題まで持ち出すなんてのは論外です。
東京オリンピックは、タバコの煙の無い日本で開催してほしいと思います。
Posted at 2016/12/16 11:12:54 | |
トラックバック(0) |
社会・時事ネタ | 日記