どうも(^^)v
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります。
懐かしいねぇ…ホントに沢山いましたよ(笑)
GC22バネットラルゴコーチ後期です♪
ディーラー時代に営業さんに先輩に工場長に…3人は乗ってましたね(^^)v
しかしながら、自分が在籍していた2005年~2008年辺りが丁度街中で見かけなくなるラスト位だったかと…(汗)
実際に営業さんはZ11キューブ、先輩は下取入庫したA32セフィーロ、工場長はE11ノートになりましたので…(^-^;
当然3台共スクラップ…正直マニアなクルマでも無ければ価値が付くモデルとかそんなんじゃ無かったですからねぇ…(汗)
今思えば実に惜しい話ですが、現金なもんで、街中から消えて行くと「あの頃は良かった…」となるのが大半の常套句です…(苦笑)
さて…そんなGC22バネットラルゴは1986年に2代目ラルゴとしてデビューしています♪
先代のC120比で更にシャープでスクエアなフォルム…そして独特なツートンカラーが多かったのが特徴的でしたねぇ(*'▽')
当時のワンボックスとしては珍しくガソリンターボがラインナップされたのが珍しい1台でもありました!
そして1989年に今回の後期型へとマイナーチェンジ。
従来までのフロントマスクを「エレガントマスク」と呼ぶサルーンシリーズ。
そしてガソリンターボ専用のスポーティグレードとして、北米仕様のフロントマスクを採用した、名称通りの「スポーティマスク」を採用したクルージングシリーズという2つの顔を持つようになりました(*'▽')♪
よく考えたら、その後のW30ラルゴも後期で丸目4灯のハイウェイスターツーリングが出てるので、偶然ながらも伝統なのかもしれません(笑)
今回は後期型へマイナーチェンジした直後の1989年12月の内容になります。
ってコトでまずはエレガントマスクと呼ばれるサルーンシリーズになります(^^)v
後期になり、フロントグリルがクリア化され、ヘッドライトと一体感が出て近未来的なデザインになった気がします♪
この手のワンボックスは全体的にフォルムが似ちゃうのはどうしようもないところとは言えますね…(^-^;
シルエットだけで見ると当時のタウンエースもこんな感じでしたし(笑)
一方の北米仕様のフロントマスクを入れたクルージングシリーズ。
個人的にはオフセットしたナンバープレートが好みじゃないんですが、ヘッドライト周りはサルーンシリーズのが好きなんですよね…(^-^;
ってコトでヘッドライト周りはサルーンシリーズで、バンパーはクルージングシリーズになったラルゴとかって誰かやってたりしないんですかね(笑)??
クルージングシリーズの顔はやはり日本車っぽくない感じになりますね(^^)v
リア回りは大きなバックドアガラスが特徴♪
そして後期でリアガーニッシュに補助ブレーキのランプが装備されました(^^)v
インパネは当時の日産車の象徴と言える絶壁インパネ!
インパネにはステッチ調の模様も入ります。
ステアリングはC33前期と同じ形状ですね(^^)v
正直高級感というのにはやや欠けてしまいます…(汗)
一方、クルージングシリーズではスポーティなキャラクターを演出する為にホワイトメーターを装備♪
ステアリングもR31スカイラインとかと同じ3本スポークですね(^^)v
シートに関しては、まず7人乗り。
最上級グレードとして後期で追加されたのが、このエクスクルーシブサルーン。
ルースクッション風のシートが特徴で、いかにも80年代の「高級」というイメージ。
2列目のキャプテンシートはアームレストが角度調整式になってたりと中々凝ってます♪
一方コチラは8人乗り。
セカンドシートの左側は背もたれを畳んでテーブルに…。
そして右側は横向きに出来ます…出来ますが…
コレで移動は酔うだろうなぁ…(苦笑)
加減速で横に揺れ…景色は全て横に流れ…(爆)
そんなGC22バネットラルゴコーチ後期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。
・CA18ET…直列4気筒1800㏄OHCターボ、ECCS、120馬力、18.5kg-m。
今となっては何とも言い難い数値に見えますが、何がスゴイって当時のU11ブルーバードのエンジンをコレに積むって結構ぶっ飛んでます(爆)
E24キャラバンもそうですが、当時の他メーカーではありえないスペック。
ちなみにクルージングシリーズ専用で搭載されます(^^)v
・CA20S…直列4気筒2000㏄OHC、電子制御キャブ、88馬力、14.8kg-m。
サルーンシリーズに搭載されるガソリンエンジン。
よく考えたら当時のCAなんでツインプラグですね…(汗)
そう言えばGC22はタイベル交換が地獄的な話題を当時教えてもらったコトがあります…結局触る機会も全く無かったですがね…(苦笑)
・LD20T・Ⅱ…直列4気筒2000㏄OHCディーゼルターボ、79馬力、17.0kg-m。
どうやら燃焼室が変わって「Ⅱ」が入るようですね…。
LDは触った機会無いかなぁ…全然記憶に無いです…(苦笑)
コレらに組み合わされるミッションは、エクスクルーシブサルーンを除き5速マニュアルと全車に4速オートマ。
前期はどうやら4駆のみがフルレンジ電子制御でしたが、後期ではコレが全車に拡大採用されています♪
足回りはフロントがダブルウィッシュボーン…なんですが、2駆はスプリングにグラスファイバーの板バネが使われてます!!
コレって車高落とす場合ってそういえばどうするんでしょ…(^-^;!?
普通のリーフみたいにブロックかましたりするんでしょうかねぇ…(汗)
4駆の場合はトーションバースプリングなんで、4駆のアシを移植してコマずらしとか…(汗)??
リアは5リンクコイルとなってます♪
乗り心地はいかにも当時のワンボックスと言いますか…ソフトですがノッシノッシと伸び縮みの激しい動きだった気がします…(^-^;
ただ…エクスクルーシブサルーンとグランドクルージングはそのような急激な姿勢変化を抑える為、電子制御サスペンションが採用されています(^^)v
荷重感応タイプで、主にピッチングやノーズダイブ、スクワットを抑えるのに有効だと思います♪
4駆のシステムは前期こそパートタイムでしたが、後期ではフルオート・フルタイム4WDになり、より手軽な4駆システムとなった上に、ビスカスカップリングの採用することで、タイトターンブレーキング現象を抑えるコトにも成功しています♪
装備としましては、解放感溢れる「超(スーパー)パノラマルーフ」を採用!
従来比でリッド面積はなんと2.3倍!!
但し…雨漏りとかその辺りの心配はどうなんでしょうね…(^-^;!?
ワイパーアームは視界確保に貢献するウェットアーム式、スライドドアにはオートクロージャーを備えて来る辺りでも当時としては結構凝った造りだと思いますね♪
また、ハッチバックにはガラスハッチも採用♪
この辺りはタウンエースに対するアドバンテージでもありますし、よくよく考えますと現在のC27セレナにも採用されてまして、日産に一日の長がある箇所かもしれませんね(*'▽')
全車にディーラーオプションとなるサイドストライプは、クルージングシリーズな上のAタイプ、サルーンシリーズは下のBタイプとなるようです…。
個人的にはドッチでもえぇやんけ~ってなるんですがね…(爆)
他にはシャンデリア風…シャンデリア風ねぇ(爆)
この手も80年代のワンボックスって感じがするアイテムです♪
更にエクスクルーシブサルーンには電動カーテンを装備!
最近はロールサンシェードになりましたね…確かにソッチの方が合理的な気がします…ただコレも今となっては味なアイテム。
4駆の方はトランクが上げ底になってまして、上下2段のフロアボックスとなってる模様。
ディーラーオプションにはなりますが、マルチクールボックスは専用ポットでお湯も沸かせるらしいです。
コレもこの時代のワンボックスって感じですよねぇ…(笑)
そんなにお湯を沸かすのか(爆)??
グレードはこんな感じで、まずは4駆のサルーンシリーズ。
・4WDグランドサルーン
4駆の上級グレードで、キャプテンシートが特徴。
また、4駆では唯一サードシートにアームレストが装備されるのと、分割して収納が可能♪
シート生地も唯一4駆でモケットを採用する高級仕様であります。
・4WDスーパーサルーンパノラマルーフ
・4WDスーパーサルーン
4駆のベースグレードで、2列目がベンチシート。
パノラマルーフはカセットデッキと4スピーカー、オーバーヘッドコンソールに成型天井となるのも特徴。
4駆、2駆共にスーパーサルーンは2列目ガラスがフラッシュサーフェス化されず、スライド式ウインドウになります。
次いで2駆のサルーンシリーズ。
・エクスクルーシブサルーン
全体の中でも最上級仕様。
雄一の装備も多く、車速感知式ドアロック、ツインオートエアコン、ベロアトリコットのシート…更に2列目はキャプテン、電動カーテン、助手席バニティミラー、アルミホイールと豊富。
電子制御サスも付いてとにかく高級ワンボックスですね♪
・グランドサルーン
サルーンシリーズの2駆では中間となる仕様。
キャプテンシートで生地はモケット…その他はエクスクルーシブサルーン専用装備を削るとコレになりますね。
・スーパーサルーンパノラマルーフ
・スーパーサルーン
ベンチシートで2駆ではベースとなる仕様。
4駆の時と装備の違いは同様。
そして4駆のクルージングシリーズ…全車CA18ターボ。
・4WDグランドクルージング
4駆のクルージングシリーズでは最高峰。
・4WDスーパークルージングパノラマルーフ
・4WDスーパークルージング
4駆のクルージングシリーズではベースとなるグレード。
2列目ベンチシートで、スーパーサルーン比でチルトステアリング、運転席ランバーサポート、マニュアル車でもフットレストが付くものの、シート生地がトリコットからジャージに。
パノラマの有無での装備の違いはスーパーサルーン同様。
ラストは…いや…まだあるんだけど、通常グレードではコレでラスト。
2駆のクルージングシリーズ。
・グランドクルージング
キャプテンシートで2駆のクルージングシリーズで最高峰。
装備的は4駆とほぼ同様。
・スーパークルージングパノラマルーフ
・スーパークルージング
2駆のクルージングシリーズではベースとなるグレード。
コレも2駆と4駆で大きな差はありません(^^)/
ボディカラーはこんな感じで全8色。
全体的のやや地味目…そして定番のシルバーやブラックなんてのがありません。
自分でしたらエクスクルーシブサルーンでマルーンパールとブラウングレーのツートンですね♪
で…もう一つはラルゴと言ったらコレ!!
ウミボウズ!!
オーテックの特装車ですね(^^)/
他にも後期ではその後、ヤマアラシなんてのも追加されます♪
この当時の日産のオーテック特装車はこの手が多かったですね(*'▽')
・キャラバン/ホーミー フウライボウ
・バネットラルゴ ヤマアラシ/ウミボウズ
・バネット カッパ
・バネットトラック マーメイド
・セレナ キタキツネ
・エスカルゴ ヤドカリ
と…まぁこんな感じでしょうか…。
このウミボウズ…ナゼかベースがスーパーサルーンパノラマルーフ…(汗)
グランドサルーンじゃないのねぇ…って。
シートは穴開きヘッドレストの専用タイプで、ボディカラーも当然専用♪
他にはカンガルーバーとシビエの大型フォグランプも付きます(*'▽')
そして1990年10月には期間限定車でスーパーサルーンパノラマルーフをベースとした「リミテッド」が出てますね♪
う~ん…お買い得車って感じでグランドサルーンじゃなくてスーパーサルーンベースなんだろうなって思うじゃないですか…(苦笑)??
ところがチョット違うんですよね…理由は後述。
このリミテッドには2駆と4駆がありまして、まずは2駆。
専用のボディカラーや、カワセミのイラストが入った専用のストライプ。
4駆も専用のボディカラーとなってまして、見た目からしてリミテッド。
更に自分は個人的に驚いたんですが…
なんと100%ウールシート…(汗)
更にエクスクルーシブサルーンでもオプションとなる、マルチクールボックスにツインオートエアコンまで付いちゃうんでですから…(汗)
コレ…正直最廉価グレードベースに最上級グレードよりイイ装備やシート奢ったりして何をしたいのか分からないのが正直なトコなんですよねぇ…(^_^;)
ソコでトヨタの何がスゴイかって言うと、こういう時にタウンエースはロイヤルラウンジリミテッドを…、ライトエースはFXVリミテッドなんてのをキッチリと出してくる。
どちらも最上級グレードをベースにより豪華にするんですから…ユーザーにとっても特別に感じるし、コレを買っとけば間違いないってなるんですからねぇ。
マークⅡもそうですね…ツインカム24グランデリミテッド。
方やC33ローレルのメダリストリミテッドなんてワンカムですしねぇ。
セレブレーションも25メダリストベースだし…クラブLベースでやっとけば分かりやすいのに…そりゃ高くなりますけど、トヨタはソコでお求めやすい価格にちゃんと持ってくる…(笑)
う~ん…やっぱり日産ってこんなトコでツメの甘さを感じちゃうんだよなぁ。
さて…そんなバネットラルゴは1993年にW30ラルゴへとモデルチェンジ♪
高級感が更に増し、スポーティイメージのハイウェイスターが爆発的にヒットしたのはご存知の通りかと(*'▽')
しかしGC22も35年は前のクルマになるんですねぇ…(汗)
そりゃ田舎で物置として見るコトも無くなる訳ですねぇ。