恩師の死

先週の土曜日、大学時代の恩師がこの世を去りました。

恩師は4年生の時のゼミ担当の教授でした。



内燃機関に長年携わり、40代の頃はディーゼルトラックの公害問題等にも取り組まれていました。

自分は初めて授業を受けた時に、色々な物の見方で事象を捉える事を楽しく教えてもらった事で、
この教授のゼミを選びました。



とは言え、落ちこぼれのオイラは色々と教授にしかられてばかり。
大学生の得意技代変をあっさり見破られ、呼び出しされたり、
教授に対して失礼な事をして大目玉をくらったり・・・・・。


でも、今の自分の就職先を紹介してくれた上に、
卒業後も色々と懇意にして頂きました。



更には、
うちの会社の社長・会長に、

「HIROを連れてアメリカの自動車業界視察に行く」

と話をしてくれたお陰で、
テスラモータースの本社を訪問することも出来ました。


その時に知り合った方は今でも趣味で意気投合し、
色々と貴重な機会に呼んで頂ける事にも繋がっています。




自分の人生に基礎と、華やかさを与えて頂いた事は感謝しきれません。



数週間前に、贈り物のお礼を電話で頂いたのですが、
（残念ながら留守にしていたのでメッセージのみ）
それが最後の声になりました。

おそらく病床から力を振り絞ってこんな自分にメッセージを送ってくれたのだと思うと、
先生の愛情と、自分の薄情さに胸が締め付けられる思いでした・・・・。



お通夜のみの参加ではありましたが、お別れをして来ました。
きっと良き旅立ちである事を強く願い、これまでの感謝も送りたいと思います。


合掌・・・・。