最近、クルマ関係の活動はすっかりご無沙汰でした。
今日は、朝刊にフォルクスワーゲンディーラーのチラシが入っていたのをきっかけに、新しいティグアンを見に行ってきました。
電話をしてみたところ、展示車も試乗車もあるとのことだったのでお邪魔してきました。
初めてですが、すごく大きなお店です。
展示車はR-ラインという加飾モデル。
今回は、ティグアンが最近新しくなったという以外に一切の予習は無しで行ったので、スペックもグレードも何も知らない状態でした。
R-ラインの意味もイマイチ分からず聞いたところ、対応していただいたセールスさんに、
『BMWで言えば、Mスポーツみたいなグレードです。外装にいろいろついたりタイヤサイズが大きくなったり。走りは全く一緒です』
と言われて、なんとなく分かった感じです。
つまり、私は選ばないグレードだよね、と(苦笑)
ホントに予習無しで行ったので現地で初めて知ったのですが
・最初の導入モデルはFFのガソリンエンジンのみ
だそうです。
これはちょっと肩透かしでしたが、すぐに代換えというわけではないので四駆の予定を聞いたところ
『今年中にディーゼルターボの四駆を入れる予定ですが、まだはっきりは言えません』
とのことでした。
現場の要望次第では、ガソリンの四駆が入る可能性もゼロではないとのこと。
セールスさんははっきり言わなかったのですが、フォルクスワーゲンは排ガス不正問題があるので、ディーゼルの導入には今もって慎重なようです。
試乗車はこちらのハイライン。
今回お相手していただいたセールスさんは、いわゆるクルマ好きで会話が楽しめるタイプ。
輸入車はガツガツ売るのではなく、クルマ好きの人に楽しみながら選んで欲しい…
みたいなことを自分から言っちゃうタイプで、非常に好感が持てます。
ご自身もBMWのE90に乗っていたことがあるそうで、フォルクスワーゲンとBMWとの比較やクルマ作りの考え方の違いも非常に的確に語ってくれます。
例えばこんな感じ。
VWの長所のひとつがランニングコストの安さ。
例えばブレーキでも、パッドもディスクもBMWより明らかに長持ちするし、価格も安い。
ただし、BMWのようなブレーキ性能は最初から求めていないので、吸い付くようなブレーキングの味わいは無いです。
この、3段目を言っちゃうのが非常に好感が持てる部分なんですね。
(実際にはブレーキに関してだけでも、もっと細かくたくさんの話をしましたが)
もう一つぶっちゃけ話で、『前のティグアンはおもちゃ』と言い切ってしまう清々しさ(笑)
トゥアレグが本格四駆過ぎて、並べると前のティグアンは見た目も性能も“おもちゃ”。
ゴルフを四駆にしてみました以上のクルマではなかった。
今度のティグアンは、パサートベースで乗り味も(まだ無いけど)四駆の性能も作り込みも、おもちゃからは脱却しました。
ほんとに、このぶっちゃけぶり、大好きです♪
旧ティグアンを気に入っている人は気分が悪くなるかもしれないですが、これも言いたいことは分かる感じなんですよね。
旧ティグアンは試乗経験が無いんですが、そもそも試乗に行こうと思わなかった。
でも、今回は予習も無しに試乗に行ったのは、チラシの写真から醸し出される空気感が違うと思うんです。
私が無意識に感じたそういう部分が、セールスさんの言いたいことと重なっているのかなと思いました。
あと、同格のクルマでレクサスのNXの話も出たんですけど、
『レクサスはお金がかかってるのに、どうして運転しても全然楽しくないんでしょうね?』
って話でも意気投合してしまいました♪
インプレですが、とても乗りやすいクルマです。
まず書かなきゃいけないのは「ボンネットが見える」ってことです。
これは多くの日本車が「捨てたこと」なので、軽く感動しました。
他社と比べるのはあまり意味がないですが、ドイツ車というくくりの中ではBMWよりメルセデスの乗り味に寄せてると感じました。
オンロードSUVとして、BMWでは新旧X1、現行のX3とX5、メルセデスではGLCに試乗しましたが、BMWはまだまだ旧来のドイツ車っぽいゴツゴツ感を残しています。
それに比べるとメルセデスはかなりマイルドな乗り味を志向しているように感じます。
この新型ティグアンもメルセデスのようなマイルドな乗り味を感じました。
試乗車は55の18インチでしたが、45の19インチでもVWとしてはマイルドだということです。
あとは、プロの評論家がさんざん褒めている1.4リッターTSIエンジンは中型SUVを驚くほど気持ちよく走らせます。
デュアルクラッチのDSGも初体験でしたが、トルコンを介さない気持ちよさをはっきりと感じさせながら、なんの違和感も無くシフトチェンジします。
VWファンには知られた話なのかもしれませんが、セールスさんから『このミッションの開発の裏には、旧来のMTギアの職人を失職させないためという意味があった』という話を聞いて、ドイツ人スゲェ!と思ってしまいました。
日本の自動車メーカーでは、爪の先ほども考えないベクトルですよね。
さて、そんなこんなで、ディーゼル四駆が出たら連絡をくださいとお願いしてお店を後にしました。
試乗したガソリンの二駆を買うことは無いと思いますが、ディーゼル四駆なら十分に次期車の候補になると思いました。
てか、BMWだメルセデスだボルボだってのを見てきたので、フォルクスワーゲンって同じ車格で100万円以上安いんですよね。
正直言って、魅力的だと思います。
帰宅してから勉強するという、よくありがちなパターンですが…
このティグアン、公式サイトではブラウンのボディカラーがイメージ色に採用されていて、初代X1のデビュー時と似ています。
ブラウンともうひとつ、とても魅力的なブルーメタリックが用意されています。
白黒銀は買わない我が家では、買うならこの2色のどちらかですね
フォルクスワーゲンの偉い所は、パールホワイト以外は定価で買えるということです。
ソリッドの白と黒以外は有償オプションのBMWやメルセデスは爪の垢を煎じて飲んだ方がいいです。
やっぱり、試乗に行くと楽しいです。
明日もどっか行ってみようかしらん。