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2023年07月26日

シリンダガスケット抜け

シリンダガスケット抜け ある小型車走行距離50万キロオーバーの不具合の場合

地球4周以上走る車はそういないからあまり参考にならないねw

症状は以下であり、症状が出てから交換する迄約9ヶ月間、不調ではあるものの通常走行出来たりがエンジン振動が大きく流石に限界となる。

不調の経過は次の通り。

1 冬季間ヒーターから冷たい風しか出ず車内が暖かくならないことがあった。

2 点検でリザーバータンクにクーラントが入っている状態で走行中オーパーヒートとなる。結果的にはリザーバータンクに水は入っているがラジエーターの中の水が無くなりオーバーヒートとなる

3 点検においてラジエーター内の水が減るので、満タンにしてエンジンを吹かすとラジエーターから気泡が吹き出す。

4 そのまま様子を見て走っていたら急加速する際にエンジンからポコポコ音が鳴り出す。

5 かなりパワーが落ち出ることに気が付き、アイドル中のエンジンブレは大きくなった。

6 上記の経過を考察し、シリンダガスケット交換を決断。

これら総合してシリンダガスケット抜けを確信する。

まぁ、シリンダヘッドガスケットは開けないと目視で見ることは不可能、現象を総合的に判断し交換作業となるが、交換にはかなりの時間とそれ相応の費用がかかるため、そう簡単にはヘッドおろしてみようとはならず、最後の最後、廃車にするかヘッドを下ろすかの二択になることは確か。

で、ヘッドを下ろすとこうなってたヘッドガスケット!!www

割れてるガスケットを見て愕然とする(T_T)



2番と3番が繋がってるわ!w

しかし、良くこんな状態でも走れる日本車は素晴らしいと思わないかい??w

想像だが、劣化によりシリンダガスケットが剥がれ2番3番の爆発時に燃焼ガスがウォータージャケット内に流れ込み、瞬間的に水が無くなりヒーターコアに水が回らなくなればヒーターが温まらい、クーラントが排ガスと一緒に排出されラジエーター内の水がどんどん蒸発、だがガスケット抜けでラジエーター内負圧が働かないためリザーバータンクから水が戻らず常にラジエーター液が減ることとなりオーバーヒートとなったものと推測。



本当にコレで良く走しれたな。

ブロックから剥がす際に見た目の割れはひどくなったが、これじゃ排ガスが漏れる訳だ。

元々日本車って50万キロも走るように設計されていないだろうが、某営業車は50万キロ走行できて当たり前、更にそこから乗れるまで走るのである。

昔と違って、車両の性能が上がってるし、何よりも道の整備が出来ているので昔ほど車両も傷まないからね。

もちろ足回りなど乗り心地に関しては部品交換や修理が必要となるが、機関が問題なければ100万キロまで行ける。

100万キロまで乗れることが良しとするかは別として、ここでは日本車の性能を褒めてんよ。

運転する方も乗せてもらう方も新しい車が良いに決まってるからね。

ただこの日本経済の現状で悩ましい問題であることは確かだと思う。

例えば100万キロまで使うか、それとも入れ替えるかの価値観はそれぞれ、そんな車が販売していた事実を知れば、トヨタのモノ造りが優秀なことは理解できるわけだ。

その車がタクシーで使われていたトヨタコンフォートという車である。

ただこのコンフォート、初期型はOHCで造りは簡単、パワーはないけど故障もない。

モデルチェンジによりエンジン型式がTSSの直噴となった事で、パワーが上がった分このシリンダヘッドガスケットの問題に繋がったと思う。

実際にこの直噴エンジンに変更されてから色々と問題もあって、その1つにこのシリンダヘッドガスケットのリコールが実施されており、それ以来ガスケットが対策品に強化されている。

その強化品ですら50万キロで壊れるように??w出来ているようだ。

うまく使えば70万キロまでは交換必要なく走れる個体もある。

普通50万キロまでは乗らないよね。

おそらく営業車として使われているプロボックスでも50万キロ走行する車は少ないと思う。

このことからもわかるように、設計段階でそれなりのパーツを使って組み立てられた車は、50万キロ走行できるクルマづくりも可能ということなのだ。

逆を言えば、壊れない車を作って販売すれば、壊れないので新しい車が売れない‥乗換が遅くなることで販売業績が落ちるのは間違いない。

だからせめて10年ぐらいで壊れるように作らないと新車が売れないもんね。

で、結局シリンダヘッドガスケット交換をするだけで元気なエンジンに元通り。

まぁ、元通りと言っても劣化はしており新品には戻らないものの、普通に走らせることが可能となる。

本来ヘッドを下ろす場合、面研してダメージリスクを最小限にするが、その点純正ブロックとヘッドもかなり優秀であり、大きな問題となるような歪みは出ていないようだ。

お陰でガスケット交換だけで機関は良好となる。

ついでにオーダーポープやエキマニガスケットなど、消耗品も必要となる場合があるけどね。

まぁ、ココらへんも交換することで故障リスクも減るのでバラす際にはしっかり見たいところである。

某びっくりもーたーとか、部品交換しないで代金だけ取るとか、世の中何が起きても不思議でない事も多い整備業界、しっかりとしたメンテナンスをすることで車を長く乗ることが出来る。

たかが50万キロ走行と言ったって、年間に10万キロも走るんだから、5年で50万キロ走行までアッと言う間だ。

世の中、エコエコとか言ってるけど、本来こうした消耗品修理で乗り続けることができるのに、地球環境に対してのエコ活動だと言ってエコカーに乗換が促進を促すわけだ。

単に燃費が良い車を短期間で乗り継いで、見た目の燃料使用量を少なくしたことでエコ活動していると思っている人、自分の財布にはエコかもしれないが、トータルでの二酸化炭素排出量は多くなるのではないかと思う。

エコカーに乗る人が年間どれだけ走行する??

年間10万キロ走行もすれば燃費でかなりお財布に良いと思うが、エコカー自体が高いので年間低走行だとそれほどメリットも高くない。

交流バッテリーも30万キロ程度が寿命みたいだし、そのリサイクルも一部進んできているが効率良い地球規模においてリサイクル方法も確立されていない世の中だから、これからの自動車のあり方が問われるよね。

ただ日本の基幹産業である自動車‥衰退しては経済的にも悪く、失業率アップに直結する第問題となることからすべてうまく行くような経済対策とエコ活動は成り立たないだろう。

1台の車を大切に長期間乗ることもエコ活動だと思う。

だから車税の割増なくして下さいw

ちなみに各地で線状降水帯により洪水となっているようですが、水の中の走ったらこうなるよ!w

シリンダーに入った水は圧縮できず、逃げ場を失った力はコンロッドを歪め、または折れてブロックを突き破るだろう。

ウォーターハンマー、恐ろしいわ。



こうなるとコンロッド交換するまでもなく廃車だわ!

水害地域で車に乗ってはいけません。

車の再起よっか、命に関わりますんで!

皆さん、お気をつけて!

相変わらず太陽はジリジリ、暑い日が続くね。

夏バテだな‥皆さんお大事に!



エキゾチック〜ジャパン!
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Posted at 2023/07/26 15:48:20

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