
NetNews‥規制緩和でタクシー車両はなんでもOKに! それでも車種にものすごく偏りが出るワケ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9eefe3d858d084948dd1190e1520836201197fd
内容としては、間違ってないと思うが、違った意味でちと違ってる。
だが、現在コンフォートからジャパンタクシーに世代交代した理由は、ジャパンタクシーが良かったわけではなく、ジャパンタクシーの単価が大幅に高くなったにも関わらず普及した理由は単に補助金投入の理由が大きいと思う。
東京オリンピックに向けて、海外からの旅行者に対しエコカーであるタクシーが走っていると言う国にしたかったためにジャパンタクシー開発を急がせた。
そんなエコカー導入の日本にするため「ユニバーサルタクシー導入で補助金」これがセットになっていたから単に普及しただけ。
本当は使いづらい車なのだと思う。
ちなみに私個人の意見ではあるが、エコカーのようなジャパンタクシー、乗りやすいためにスライドドアにして開口部を広く取った結果、セダンみたいなシートアレンジにはならなくなった。
そりゃそうだ、セダンとは車の形が違う。
ただ高齢者、特に足腰が弱いお年寄りはセダンのように乗り込みの際は尻をシートに体重を乗せる事で安心して乗れるんだよね。
スライドシートの場合、階段を一歩登るような感じでの乗降となり、逆に降りる時は階段を降りるような状況となります恐怖感があるんだよ。
だから万人に乗りやすい車開発は難しい。
しかも介護に使う車であればお年寄りは特に「まだこんな車に乗るのは早い」とか「恥ずかしい」と喧伝される。
そういう意味で、本当に顧客の要望が集約された車作りがされてるのか疑問だ。
車の価格一つとっても地域によっては、国からの60万円の補助金、場合によってはその市町村からも追加で補助金が出て、当時主流であったコンフォートと同等程度までになった経緯がある。
コンフォートが250万、ジャパンタクシーが300万、補助金もらえば同等になる‥上手い補助金設定だもんねw
だから補助ありきでコンフォートから入れ替えが進み、大都市でのタクシーはほぼジャパンタクシーに変わっていったのだ。
ただここで誤算だったのが、このジャパンタクシーはユニバーサルタクシーとして車椅子のまま乗車対応の車であるからこそ補助金が支給され、その反面、実際乗り込むまでの動作の複雑さ、そして乗降させるドライバーの技術的問題が発生、一般ドライバーでは対応できない事が露呈する。
国としてこのジャパンタクシー、車椅子対応でユニバーサルタクシーとして製造認証を受けており、この車に乗る場合は車椅子のままで乗れる車である。
しかも行政からユニバーサルタクシーの補助金で導入したということになれば、当然乗車する場合は車椅子のまま乗車することが義務となる‥ここで現場との体制に乖離が出てしまった。
車椅子のまま乗る場合、車載されてあるスロープを出し、それを組み立て、車椅子をエスコートし、車椅子をロック、そしてシートベルトをしてもらうまでが乗車する手順。
のの手順いくら慣れても最低10分程度かかるわけだ。
そうなれば「時は金なり」、一般客を乗せたろうが効率いいに決まっている。
しかもその乗降させる時間は無償サービスとなるからだ。
また車椅子のまま乗降させるためにはそれなりに安全に乗降させなければならないことから、ユニバーサルタクシーに乗る乗務員はそれなりの業界が指定する講習を受けたものが対応することとなっている。
その資格者の普及が進まず、その対応ができなければこのジャパンタクシーに乗れる乗務員がいないこととなってしまう。
遊ばせておくわけがいかないので、業界資格がない一般ドライバーが乗務している事も少なくない。
現状は大半が資格無しで乗務しており、そのため安全に車椅子のまま乗車させることができなくなることから乗務員は結果的に乗車拒否することとなってしまい、これが社会問題となっているのである。
例えば、あからさまに乗車拒否するのではなく現場ではどうなっているかと言うと、タクシー乗り場の列に入り順番待ちをしていれば、乗り場に車椅子のままのお客さんが並んでいれば、ユニバーサルタクシーでない一般的な車であれば車椅子をトランクに収納し乗ってもらう方法か、もしくはユニバーサルタクシーの順番が車で順番を飛ばして待っているしかない訳だ。
で、せっかく順番飛ばしてまでユニバーサルタクシーを持っていても、対応したくない(業界資格がないため扱いたくないドライバー)は中抜けしてパスしていくのである。
目の前で乗車拒否したくないがための処置となってしまっている。
これらの行為を見るに辺り、一般的解釈としてはユニバーサルタクシー導入に補助ももらっているにも関わらず、車椅子の乗客を乗せないのは倫理的に見てもおかしいと言われるのである。
その通りだと思う。
だが、タクシーは公共機関と言えどもドライバーとしては出来高払いによる収入源であるため、「効率悪い≒儲からない」という構図が出来ており、ここを行政でコントロールさせることは不可能である。
ただし、そこは福祉タクシーとしてジャンルである「介護保険法に伴う乗降介助」であれば無償サービスにはならずに対応できる。
だが、車椅子に乗っている人全てが介護保険法に対応しているわけではないためこういった問題が出てくるのである。
また普及したジャパンタクシーもかれこれ8年が経過した。
オートガスと電気のハイブリッド、タクシー会社としてはパーフェクトな組み合わせであったが、どうやら機関の問題もでてきている。
どうやらエンジンの冷却液の循環が悪く、この8年経過するような車両ではほぼ8割がた不調が出ているようである。
内容としては、クーラントのエアー抜きが悪くその結果シリンダガスケットが抜けやすい状態になっているようだ。
メーカーもその内容は分かっております、一時期ガスケットのリコール対応を取ったが結果的には完璧な対応とはなっていないようである。
よって補助金をもらってジャパンタクシーを使う大手会社では大都市では数百台規模で所有し、整備して運行して事から、こういった不調の影響があることは経験上分かってくる。
では、いちいちヘッドガスケット交換をするのかと言えば、そこは会社の判断となろう。
ただ熱がかかってガスケットが抜けるような状態となった事をお考えると、ガスケット交換では済まず、ヘッド降ろしたら面研しなきゃならないほどヘッドが歪んでいると言うこともないとは限らない。
そのリスクを考えると、その状況が徐々に現れてきた段階で、売り飛ばすこととなる。
それを知らないで購入する人(大抵はタクシー会社だろう)は知らずに買って調子悪いと思いながら使用してあるのである。
間違いなくシリンダカスケットが一部抜けてパワーダウンしているのだ。
そのまま使用すると、シリンダの燃焼ガスがウォータージャケットに逆流、その繰り返しでパワーダウンとラジエター液が減る。
シリンダとウォータージャケットで行ったり来たりする状態では、ラジエター内部の気密性が損なわれる訳でラジエターサブタンクのラジエター液が入っていても勝手に戻らなくなるだけで、ラジエターの内部にラジエター液だけが減り、その結果オーバーヒート、そのオーバーヒートが更にカスケットにダメージを与え、シリンダヘッドを歪める。
この傾向は、ジャパンタクシーだけではなく、一つ前のコンフォートであるTSSも同じ問題を引きじってるのである。
ただTSSはツインカムで面倒ではあるがガスケット交換はまだ対応できるレベルにあるため、よっぽどこれら現象が出た時にはコストをかけてヘッドガスケットを交換するのである。
その点、OHVのYXSコンフォートはこれら問題はほとんど起きない優秀な車だった。
単に構造が簡単なだけに故障が少なかったのだと思う。
で、この記事にもあるようにジャパンタクシーじゃダメだと思うタクシー会社だが、ジャパンタクシーとプラットホームが同じであるシエンタを好んで使うようになるのだ。
車内も広く、スライドドアであるからオプションとして自動ドアを付けずに済むし、何よりもガソリンではあるがハイブリッドの選択も可能だからだ。
しかしコロナ明けからこのシエンタも新車は半年以上待つこととなり、中古相場も相当上がっております、なかなか見つからない状態となっている。
ジャパンタクシー一つ取ったって現場では大きな問題を含んでおり、単にドアの開口部が云々とあるが、それは昔のはないであり、現在はその絞りもなくなりどの車でもタクシー転用は可能だが、耐久と使いやすさを考えると選べる車種はシエンタぐらいしかないのが実情だ。
そのシエンタも営業車として販売していない事から、どれだけ耐久があるが未知数。
そう考えれば、初代コンフォートなんかは100万キロ走破できるモノコック、50万キロは持つであろうバルブステムシール、OHVで単純構造、オイル交換と消耗品だけ交換していれば間違いなく100万キロは走れる高性能車である。
だが、この高性能車であるがため新車は売れなくなったのも事実。
車って適度に壊れるように作らないと新しい車は売れないのよね。
でもエコ活動を重視すればするほど考えていかなきゃならないことは、営業車として働く車なんだから、耐久が良い共通部品を使って維持費を抑えるタクシー専用の車とし、しかも共通部品を維持させるためデザインも使用パーツも変更しないのが一番エコになると思う。
そうだよね、吾輩の平成12年車であるコンフォート、現在20万キロに到達するタイミングだがなし運転が終わったぐらいであって滅茶苦茶に調子良いよ!w
そりゃそうだ、ボロボロになるまでは後5倍走れるから(爆)
まぁ、働く車が古くていいわけでないことはわかってる。
当然新しい車で快適に乗っていただき、その対価をいただくことになるのだからね。
ただ燃料高騰や経費高騰している現段階で、車両価格も上がり、運賃がそれら市場に対応して値上げできない今の公共交通機関の運賃、何とかしなきゃドライバーも車両も維持できなくなりかねない。
そんな時代になってることは確かだ。
しかももっと税金取るように「走行税」なるものが導入でもされれば、乗り物としてのインフラ維持はできなくなるだろうね。
本当に難しい局面となっている。
こんな状態が長期に続けば、新車どころか中古車も入れられずボロボロの車を使っていくしかなくなると思うよ。
やはり新しい車で商売したいもんね。
構造も簡単で、しなやかなシャーシとすべくスポット溶接も少ない‥
だから事故となってもすぐに修理可能!w
ちなみに我が車両のコンフォート、事故の原因は私にはないからね。
決して追突したわけではなく、脇から急に飛び出した車両と衝突したんだからw
でも直ぐに直っちゃうのがこのコンフォートなんだよね。
コンフォート、いい車だw
エキゾチック〜ジャパン!