
某車両30系プリウス。
カラーは070のパールホワイト。
初年度登録平成23年車。
新車から14年経過しODO表示はおよそ140000km‥実走行ではないw
プリウスは丈夫な車だ。
そう簡単には壊れない。
だから皆がこぞって乗ってる。
しかも丈夫だから一度乗るとなかなか入れ替えがないのだと思う。
一般車両として乗られる走行距離ってどれぐらいなのだろう。
エコカーであるため長距離を走るメリットが高いため全体として永久抹消される走行距離は一般のものにより長いかもしれない。
とは言え、30万km以上走る車両は少いと思う。
経験則からすると、プリウスのメーターは30万km程度で故障する場合が多い。
突然です真っ暗になってしまいメーター修理をしなければならないのだ。
そしてODOは新車となるwww
過走行車のODO表示は当てにならないのだ。
まぁ、14年も走行すれば50万kmになることもうなづける。
それほど耐久高い車ということだ。
ただし、定期的なオイル交換はもちろんの事、細部点検を行い不良と思われる部分の早め修理が必要とされる。
もちろん前後のショックアブソーバーの交換やボールベアリング等の消耗品交換は必須。
だが、外装劣化に関してはどうすることもできない。
この車両、先日の大雨の中での走行で水溜まりを漕いで走行した結果、塗装が剥がれたとのことだった。
そんな簡単に??www
ところがその塗装の状況を確認した結果、下地から完全に剥離し、ちょっと爪を立てれば広範囲に塗装がパリパリ剥がれるのだ。
俗言うトヨタ070の塗装剥離問題だと思う訳である。
ただソリッドであれば10年どころが30年は持つ塗装もあることから、14年で塗装劣化による剥離があるとは何ともお粗末な塗装であると言えるのではないかと思う。
車種によっては3年以内にこの症状となって、初期不良と言う事でメーカーが無償修理する場合もあるとかないとか。
まぁ、14年も走ってて初期不良と主張するにはゴロツキ過ぎると思う訳よ。
中にはメーカーにクレーム言う人もいるのだろうと思うわw
爪でひっかくとどんどん塗装剥離が広がる。
広範囲で既に下地から塗装が剥離し浮いている状況のようだ。
みるみるうちに下地が露出する部分が広がっていく。
気持ちいいぐらいパリッと剥がれるのだwww
笑い事ではない。。。
見事に剥離してる。
今まで他車種の経験からしても塗膜自体が薄いようにも感じる。
見た目が悪いので修理しようと思うが、これが潜在的な不良であれば同様な剥離は違う場所でも起こり得る。
そうなればその度に修理さなければならなくなる。
現在は助手席ドアの一部であるが、また違う場所で剥離が起こり得るということ。
現在この部位の剥離はこの程度で落ち着いているようだ。
よって様子を見るために缶スプレーで自家塗装をし様子を見ることにする。
出来れば違う部分での塗装剥離は起きないで欲しいと切に祈る‥
パールホワイト070は面倒だ。
単色なら塗装回数は圧倒的に少なくて済む。
しかもカラーコードが同じであれば、割りと簡単に色は合うもののパールの厚みで色味が変わってしまい難しい。
塗装剥離の上に塗装すれば塗膜の段差がもろに見えてしまうため、塗装部分の足付けついでにできるだけ塗膜段差をなだらかに削り取る。
足付けはそこら辺にあった使い古しの600番を使用。
脱脂をした後、プラサフを3回程度厚塗り。
乾燥後使い古し600番で研ぐ。
段差は綺麗に埋まった。
部分補修かつやっつけ作業のため、ドアモールをマスキングテープ、ドア外側をビニールで養生。
作業は本来すべき仕事をしながら片手間に塗装を行うwww
ちょっと塗って乾燥、その繰り返しだ。
パールホワイトの下地塗装。
サフの跡は完全に消えた。
上塗りのパール塗装。
ぼかし材スプレーを重なる部分に吹いてからパール上塗り塗装を行う。
塗りによってパールの色合いが変わるが、この調節が難しいのよね。
作業場所の光の加減とかでパールを吹く時間調整が難しい。
塗装範囲を出来るだけ少なくしようと思うが、どうしても倍近くの範囲となってしまう。
ちょっとパール塗装が少なかったようだwww
塗装したところが全体より白っぽい。
ぼかし材を拭いた後、クリアを吹いて閉じてやる。
ただそこは缶スプレー塗装だ、2液硬化塗料でないため短時間の厚塗りは垂れる可能性が高い。
ゆっくり乾燥させる時間をとって何度も色を乗せられればいいのだが、そんな時間は費やせないためある程度の妥協は必要。
ちょっと色味は違って見えるが、塗装の際もうまくボケて完璧だ!(爆)
まぁ、3メーター離れたらわからないレベル!www
色味はちょっと違っては見えるが、缶スプレーでも塗装はそれなりに綺麗に仕上がるのである。
周囲に塗装ミストが飛んでいるため完全に乾燥してから周囲をコンバンドで磨く。
これで他の部分の塗装剥離が起きないか様子見だ。
今、ドアの部分塗装を外注すれば末端価格で5万円はするだろうw
パール塗装は手間がかかり、工賃も高くなるからね。
缶スプレー代と人件費を合わせても費用対効果は抜群に良いと思うわ。
直さなければコレ↑だもんねwww
塗装のプロがする仕事なら、対価をもらう以上手抜きは出来ないもんね。
プロにお願いし、「筆で塗っっていいから安くしてね!」と言っても仕事受けてはもらえなあだろう??www
完成度に合わせた注文は不可能だからさw
少なくともこの周囲の塗装剥離は、塗膜が厚くなり強度も上がって剥離防止になってるかもしれない。
また違う場所で塗膜剥離が起きたらまた塗装してやるだけの事。
人様の車にはできないが、自分の車だと思い切った冒険もできるというもの‥ジャパンには無理だな(爆)
今度は照明当ててパールの色合いをよく確認してから色止めしようと思うwww
エキゾチック〜ジャパン!